じじぃの「未解決ファイル_170_地球から遠ざかる月」

Life on earth without the moon - History Channel (The Universe series) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=6j43GCAHAHo
Pt 1 The Day The Moon Was Gone 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=JirKUXsSLtc&feature=related
金環日食 専用眼鏡で観測を 国立天文台「直視は危険」 2012/5/3 さんようタウンナビ
太陽が月に隠れ、細いリングのようになる「金環日食」が21日朝、九州南部や四国、近畿、関東など日本の広い範囲で観察できる。岡山県では“リング”とはならないが、太陽の93%が欠けて三日月状になる大規模な部分日食が楽しめそう。ただ、直視すると目を痛める可能性があり、国立天文台などは、カメラ店などで販売されている「日食専用の眼鏡で観察を」と呼び掛けている。
日食は、月が地球と太陽の間を横切り、太陽の姿を隠す現象。地球から見ると、太陽と月の大きさはほぼ同じで、完全に重なる場合は皆既日食となるが、軌道の関係で月が遠く、小さく見える場合は太陽の縁が隠れずリング状になる。
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012050312243068
地球ドラマチック 「月と太陽の神秘(1)地球が月と離れる日」 2012年5月12日 NHK Eテレ
【語り】渡辺徹 制作:アメリカ 2010年制作
月は毎年、数cmずつ地球から離れている。計算上では、現在の距離の1割を離れると、地球を公転する軌道から外れてしまう。月は、地球にどんな影響を及ぼしているのか? 月が離れてしまった地球は、いったいどんな世界となるのか? 調査研究で明らかになってきた地球と月の関係、そしてシミュレーションCGが描き出す、月が遠ざかった後の地球の姿。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120512-33-16117&pf=f
『ビジュアルでよくわかる宇宙の秘密 宇宙誕生の謎から地球外生命の真相まで』 中川人司/監修 クリエイティブ・スイート/編著 PHP文庫 2009年発行
月は、地球から遠ざかってるって本当? (一部抜粋しています)
月と地球はたがいに引かれ合っています。これは万有引力によるもの。
その法則とは、「引力は2物体間の距離の2乗に反比例し、質量の積に比例する」というもので、要するに、物体同士は近いほど、また物体が重いほど引力が強く働くということです。
月と地球がたがいに引かれ合っている代表例として、潮の満ち引き(潮汐力)があります。月に近いところの海面が引っ張られて満潮が起こり、地球上の真裏も遠心力によって満潮になります。満潮が起こっている地点から経度で90度離れた場所で引き潮が起こっています。
ところで、月は毎年、地球から3.8センチメートルずつ離れていっています。その原因は月の公転と地球の自転に関係します。月の公転周期は27.3日。いっぽう地球の自転周期は24時間。つまり月が地球を1周する間に、地球は27.3回もグルグルと回るわけですね。地球の海面は、潮汐力により月側と反対側が膨らみますので、地球全体を見ると、たとえるならラクビーボールのように細長くなっています。超高速で回転している地球は、月に向かって細長くなった先で月を引っ張り、より遠くに飛ばしているというわけです。
いっぽう、月を遠くに飛ばしているその地球は、逆に、月に自転のブレーキをかけられていることになります。これは「エネルギー保存の法則」で、月が遠ざかるエネルギー分、地球は運動エネルギーを失ってしまうのです。地球の自転速度が遅くなるということは、1日が長くなるということ。といっても、10万年に1秒です。
約45億年前ごろ、できたばかりの月は地球から約2万キロメートルのところにありました。現在、月と地球の距離は平均約38万4400キロメートル。少しずつ遠くなっていって、その距離になっているのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
5/12、NHK Eテレ地球ドラマチック』で「月と太陽の神秘(1)地球が月と離れる日」を観た。
大体、こんなことを言っていた。(手抜きしている)
地球は月の引力のおかげで、軸があまりズレない状態で回転しています。しかし、本来回転する球体というのはどの方向へも回ることができます。火星のように大きな衛星を持たない惑星は自転軸が不規則に揺らいでしまうのです。つまり、月の引力は地球が横倒しになるのを防いでいているのです。
太陽や木星などの大きな惑星は周囲に強い引力を及ぼします。月に引力は地球に対する木星の力を相対的に弱めますが、火星にはそのような衛星はありません。従ってまわりの大きな惑星の力に影響されやすくなっているのです。
現在、火星の自転軸が25度傾いているのは一時的な状態にすぎません。軸は常に揺らぎ続けています。火星の北極は太陽の方向を向くことも、正反対の向きになることもあるのです。
地質学的な尺度で見ると、火星の自転軸は無秩序に揺れています。0度〜60度までの傾きを行ったり来たりしているのです。もし、月という支えがなかったら、地球もまたそのようになっていたかもしれません。
月は毎年、地球から3.8センチメートルずつ離れていっています。月という盾がなくなれば、地球は木星という太陽系最大の惑星に大きな影響を受けます。地球と木星の間にあるのは地球よりも小さな火星だけ。そして、木星の直径は地球の11倍、重さは300倍以上もあるのです。地球の自転は巨大な木星の引力に翻弄されることになります。長い年月の間に、地球は横倒しになっていくでしょう。
自転軸が大きく傾き、南極や北極が太陽の方を向くと、厚い氷は溶け出します。また、潮の干満がなくなれば、赤道付近の盛り上がった海水がまわりに広がります。それらの水は火星にはない地球の磁場によって地表に保たれるはずです。その結果、海面は100メートル以上に上昇し、多くの都市を危機にさらすでしょう。予測不可能な気候変動は地球を不毛の大地に変えてしまうかもしれないのです。
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じじぃの感想
「現在、火星の自転軸が25度傾いているのは一時的な状態にすぎません。軸は常に揺らぎ続けています。火星の北極は太陽の方向を向くことも、正反対の向きになることもあるのです」
ふう〜ん。地球のような衛星(月)を持たない火星は、ぐらぐら揺らぎ続けているんだ。
「月は毎年、地球から3.8センチメートルずつ離れていっています」
いつか、お月さんは、地球から離れてしまうんだ。
3億5000万年前の地球は1日が19時間で、1年が430日あったのだという。月が今より地球に近かったことで地球の自転速度が速かったらしい。3億5000万年後の地球はどうなっているんだろ。
     3億5000万年前  現在  3億5000万年後

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1日       19時間   24時間      ?
1年        430日    365日      ?
単純計算すると、3億5000万年後の地球は1日が29時間で、1年が300日だ。その頃、お月さんは今より1330キロメートルも遠くに離れているのか。地球も火星のようにぐらぐら揺れ出しているのだろうか。
まあ、3億5000万年前は、月が近くにあったので大きく見え、太陽が月にすっぽり隠れて、金環日食という現象はなかったのかもしれないなあ。
今度の5月21日の金環日食は、リング状の太陽が見られるようだ。
3億5000万年後の金環日食は、月が遠いので小さく見え、5円玉のようなリングの太陽が見られるのかもしれないなあ。
え、人類はとっくにいなくなっている?
ま、いいか。