じじぃの「ワシントンのポトマック河畔・100周年桜に込めた日米の友好!FNNスピーク」

Cherry Blossom Festival Washington DC 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Eh9AzRfDg4c&feature=related
東日本大震災 アメリカ軍の支援活動 20110322 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=aGDWaircvLw&feature=related
レミオロメン 〜 Sakura 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=rDB_yC3vN8Q
ポトマック河 Google 検索
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AKB48がワシントンで公演=「桜祭り」と大震災支援への感謝で 2012/03/13 時事ドットコム
在米日本大使館は12日、首都ワシントンで春に行われる恒例の「桜祭り」に、今年は日本からの桜寄贈100年を記念するとともに、東日本大震災への米国の支援に感謝して、人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーや人気女性歌手のMISIAさんらが参加すると発表した。
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20120313028540a
FNNスピーク 2012年3月21日 フジテレビ
【キャスター】境鶴丸島田彩夏
アメリカ・ワシントンの春の風物詩「全米桜祭り」が20日、満開の中、開幕しました。
2012年は、日本から桜の苗木が贈られて100年の節目です。日米友好のしるしの桜を見守り続ける人たちを森 守弥子記者が取材しました。
ワシントンのポトマック河畔では、毎年、満開の時期にあわせて、全米桜祭りが開かれる。
桜の美しさに魅了された紀行作家の働きかけに、当時のタフト大統領夫人が賛同し、尾崎行雄東京市長が寄贈を決めたものだが、実現までには紆余(うよ)曲折があった。
桜寄贈について書いた本「桜祭り」の著者のアン・マクレランさんは「1910年に、(当時の)東京市からワシントンに2,000本の苗木が贈られました。苗木には、害虫やカビがついていて、焼却処分せざるを得ませんでした」と語った。
当時、アメリカ政府は、桜を処分したことが日米の国際問題に発展するとの懸念を抱いた。
マクレランさんは「尾崎市長は、『アメリカの初代大統領も、桜の木の問題を乗り越えましたね。われわれも、この困難を乗り越えます』と言ったんです」と語った。
こうして1912年、2回目の苗木が海を渡った。
現在、アメリカ国立公園局の職員たちが桜の木を管理している。
100年たった今でも、3,020本の苗木のうち、100本が健在で、風格ある姿を見せている。
国立公園局のビル・ラインさんは「刈り込みのプロセスが桜の手入れの中で一番重要だ。それにより、平均60年の樹齢を超え、さらに長生きさせることができる」と語った。
ラインさんは、子どものころから、ワシントンの桜を見に来ていたという。
今後も、日米友好の証しを守っていきたいと話している。
ラインさんは「1年前に日本で起きた震災について、心を痛めている。国立公園局が桜の木が長生きできるよう手入れをすることで、日本の皆さんも、この桜について、誇りに思ってくれたらと思う」と語った。
見物に訪れた人は「素晴らしい贈り物をありがとう。美しいね」と語った。
ワシントンの桜は、今後も日米友好のシンボルとして、美しく咲き続ける。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00219629.html
『武士道』 新渡戸稲造/著 奈良本辰也/訳・解説 三笠書房 (一部抜粋しています)
サクラは「ヤマト魂」の典型
マッシュー・アーノルドが定義したように宗教が「情念によってひきだされた道徳」にすぎないものであるとすれば、武士道はまさしく、宗教の列に加えられるべき資格を有する道徳体系に他ならない。
本居宣長
 しきしまのやまと心を人とはば
 朝日ににほふ山ざくらばな
と詠んで日本人の純粋無垢な心情を示す言葉として表した。
たしかに、サクラは私たち日本人が古来からもっとも愛した花である。そしてわが国民性の象徴であった。宣長が用いた「朝日ににほふ山ざくらばな」という下の句に特に注目されたい。
大和魂とは、ひ弱な人工栽培植物ではない。自然に生じた、という意味では野生のものである。それは日本の風土に固有のものである。その性質のあるものは偶然、他の国土の花と同じような性質を有しているかもしれない。だが本質において、これは日本の風土に固有に発生した自然の所産である。
また、私たち日本人のサクラを好む心情は、それがわが国固有の産物である、という理由によるものではない。サクラの花の美しさには気品があること、そしてまた、優雅であることが、他のどの花よりも「私たち日本人」の美的感覚に訴えるのである。私たちはヨーロッパ人とバラの花を愛(め)でる心情をわかち合うことはできない。バラには桜花のもつ純真さが欠けている。それのみならず、バラは、その甘美さの陰にとげを隠している。バラの花はいつとはなく散り果てるよりも、枝についたまま朽ち果てることを好むかのようである。その生への執着は死を厭(いと)い、恐れているようでもある。しかもこの花はあでやかな色合いや、濃厚な香りがある。これらはすべて日本の桜にはない特性である。
私たちの日本の花、すなわちサクラは、その美しい粧いの下にとげや毒を隠し持ってはいない。自然のおもむくままにいつでもその生命を棄てる用意がある。その色合いはけっして華美とはいいがたく、その淡い香りには飽きることがない。
草花の色彩や形状は外から見ることしかできない。それらはその種類の固定した性質である。しかし草花の芳香には揮発性があり、あたかも生命の呼吸に似てかぐわしい。
そのためにあらゆる宗教的な儀式においては乳香りや没薬(もつやく)が重要な役割を演ずる。香りには精神に働きかける何かがあるのだ。
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短い快楽のひとときが終れば、人びとはあらたな力と充たされた思いをもって、日常の仕事に戻っていく。このようにサクラは一つではなく、さまざまな理由からわが日本国民の花となっているのである。
では、このように美しく、かつはかなく、風のままに散ってしまうこの花、ほんのひとときの香りを放ちつつ、永遠に消え去ってしまうこの花が「大和魂」の典型なのだろうか。

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じじいの日記。
3/21、フジテレビ 『FNNスピーク』で「100周年桜に込めた日米の友好」を観た。
「2012年は、日本から桜の苗木が贈られて100年の節目です」
ふう〜ん。今年は、1912年(明治45年)に日本からアメリカに桜の苗木が贈られて100年になるのか。
「1912年」をキーにして、ネットで調べてみた。1月に孫文が南京で中華民国の成立を宣言し、臨時大総統に就任した。アルフレート・ヴェーゲナー大陸移動説を発表した。4月にタイタニック号が沈没した。5月にはスウェーデンストックホルムでオリンピックが開かれた。日本はオリンピックに初参加した。マラソン金栗四三選手が参加したが、行方不明になった。7月に明治天皇が亡くなり、年号が明治から大正に変わった。
ふう〜ん。今年はタイタニック号が沈没してから100年になるんだ。
新渡戸稲造著 『武士道』に、こんなことが書かれている。
「私たち日本人のサクラを好む心情は、それがわが国固有の産物である、という理由によるものではない。サクラの花の美しさには気品があること、そしてまた、優雅であることが、他のどの花よりも『私たち日本人』の美的感覚に訴えるのである。私たちはヨーロッパ人とバラの花を愛(め)でる心情をわかち合うことはできない。バラには桜花のもつ純真さが欠けている。それのみならず、バラは、その甘美さの陰にとげを隠している。バラの花はいつとはなく散り果てるよりも、枝についたまま朽ち果てることを好むかのようである。その生への執着は死を厭(いと)い、恐れているようでもある。しかもこの花はあでやかな色合いや、濃厚な香りがある。これらはすべて日本の桜にはない特性である」
西洋人がバラを愛するように、日本人は桜に対して特別な感情を持っている。桜は国花であり、桜には日本人特有の美意識が反映されている。
「素晴らしい贈り物をありがとう。美しいね」
去年、3.11 東日本大震災が起きた。
アメリカは真っ先に「トモダチ作戦 」として災害救助・救援活動をしてくれた。
ありがとう。
被災地でも、もうすぐ桜が咲く。