じじぃの「人の死にざま_752_李・舜臣」

李舜臣 - あのひと検索 SPYSEE
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不滅の李舜臣 予告編 動画 YouTube
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李舜臣イスンシン将軍の像/青瓦台(セイガダイ)/世宗(セジョン)大王 動画 YouTube
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李舜臣 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
李 舜臣(1545年3月8日 - 1598年11月19日)は、文禄・慶長の役時の朝鮮の将軍。文禄・慶長の役においては、朝鮮水軍を率いて日本軍と戦った。死後から20世紀になるまで無名であったが現在の韓国においてはその功績が評価されて国民的英雄となっており、肖像画が紙幣や硬貨に描かれたり、韓国各地に銅像が建てられている。

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井沢元彦の英雄の世界史』 井沢元彦/著 廣済堂文庫 2008年発行
秀吉も勝てなかった名将 李舜臣(イスンシン) (一部抜粋しています)
秀吉軍が李氏朝鮮の都である漢城に侵攻したとき、宮廷が焼けるという事件が起きている。これは韓国の教科書にも「秀吉軍が侵攻し、漢城の宮廷が焼けた」と記されているので、誤解している人が多いのだが、宮廷を焼いたのは秀吉軍ではない。それまで圧政に苦しんでいた朝鮮の民が、秀吉軍の入城をきっかけ朝廷に対して反乱を起こし火をつけたのである。
では、大した準備もなく、国内も安定していなかった朝鮮が、当時の最先端の軍備を誇っていた日本軍をどうして撃退することができたのだろう。理由は2つある。1つは明軍が加勢したこと。そしてもう1つが李舜臣の活躍である。
李舜臣が生まれたのは1545年。彼は32歳で科挙の武科に合格し、軍に入っている。彼は政争で乱れる李朝にあって、高潔な生き方を貫き通した人物だった。だが、その高潔さが災いし、周囲の人間の嫉妬を買い、無実の罪を着せられ何度か失脚させられている。最初は鹿屯という鹿という離れ小島の守護官をしていたときのことだ。女真族の一派の攻撃が予想された李舜臣は、上官に何度も兵力の増強を要請していたが、上官はそれを黙殺。そんなときに敵の襲撃を受けたのだ。李舜臣は敵を撃退し味方を救出したが、朝鮮軍の被害は決して少ないものではなかった。その責めを上官は李舜臣に押しつけて斬刑にしようとしたのである。だが李舜臣は、自分に派責任はなく、むしろ敵を撃退した功を主張した。結果的には、斬刑は免れたものの、位階を掠奪され一兵卒に落とされてしまう。一兵卒の服装が白いことから、これを「白衣従軍」という。
しかしそのような目にあっても、李舜臣は気持ちを腐らせることはなかった。1591年、秀吉軍が攻めてくる前年に、彼は秘密兵器の開発を手がけている。それこそが、秀吉軍を敗戦に追い込むことになる「亀甲船(きっこうせん)」である。亀甲船というのは、その名のとおり船の上部が亀の甲羅のようにスッポリ覆われた構造をしている。作りも頑丈で、当時の大砲ぐらいなら当たってもびくともしなかったという。だが、1592年5月初旬、初めて李舜臣が秀吉軍と戦ったときには、この亀甲船は戦闘に参加していない。しかも、秀吉軍500艘に対し李舜臣の軍船はわずか24艘。漁船までかき集めたが朝鮮側の総数は85艘しかなかった。
多勢に無勢、誰もが豊臣軍の勝利を確信していたが、結果は李舜臣の見事な奇襲作戦で、朝鮮軍が勝利を収めた。この勢いで、李舜臣の名は秀吉軍にも一気に知れ渡ったという。秀吉軍は、すぐに軍を立て直し、半月後に再度戦いを挑むが、今度は、亀甲船の参戦もあり、さらに大きな痛手を被り大敗北を喫することになる。
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ここにきてようやく李朝李舜臣を復帰させる。だがそのとき軍船はわずか12艘しか残っていなかった。対する秀吉水軍は133艘。せめてもの希望は、それが李舜臣の開発した亀甲船だということだけだった。しかし、ここでも李舜臣は、遥かに物量の勝る秀吉軍を敗走させる。そして1598年11月18日、秀吉軍は500艘の大船団をもって、李舜臣に復讐戦を挑んだ。朝鮮水軍は、明の応援もあり軍船を200艘まで増やしてこれを迎え撃った。結果はまたも李舜臣の大勝であった、だが、その戦いの最中、李舜臣は秀吉軍の放った鉄砲の流れ弾に当たり、戦死してしまう。そのとき彼は、自分の死を伏せ戦いを続けるよう部下に命じたという。
結局、秀吉軍はただの一度も李舜臣には勝てなかったのである。

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