じじぃの「科学立国ニホンの未来・はやぶさ・おかえり!セカイでニホンGO」

はやぶさ2を搭載したH-IIA F26の打ち上げ/JAXA 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=deoXGOmYYOY
Stem Cell Scientists Win Nobel Prize in Medicine 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=J_U3YLgGZ4k
はやぶさ おかえりなさい /Hayabusa re-entry 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=1Uu5ZA6e7GE
Hayabusa: NASA News 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=p_3hgfxlt2w&feature=related
小惑星探査機「はやぶさ」カプセル回収成功 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DBsFieGDWsw&feature=related
HAYABUSA Probe Mission overview CG/ JAXAはやぶさCG》 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=2B0UI5RVHrM
よせお手玉(伝承) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=AY5-O1znDgs
SwingBy 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Z1NnJ5xoR2w
はやぶさ おかえり!

糸川英夫博士とペンシルロケット

はやぶさ2」を搭載したH2Aロケットは2014年12月3日午後1時22分
鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。
 (時事通信HPより)

クローズアップ現代 「ノーベル賞受賞 山中伸弥さんに聞く」 2012年10月10日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【出演者】山中伸弥京都大学教授 iPS細胞研究所所長)
今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、身体の様々な組織や臓器になるとされる「iPS細胞」を作り出すことに成功した京都大学教授の山中伸弥さんが選ばれた。山中さんは、特定の遺伝子を皮膚の細胞に組み込むと、体のあらゆる組織や臓器に変わる「初期化」が起きることを世界で初めて示した。この「iPS細胞」を使えば、病気やけがで失った組織でも、自分の他の部分の細胞から新たに作って移植することができるため、再生医療や薬の開発を飛躍的に進めると期待されている。番組では、山中さんが生中継で出演。ノーベル賞受賞への思いと、今後の研究目標などについてじっくり聞く。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3258.html
セカイでニホンGO! 「科学立国ニホンの未来」 2011年10月13日 NHK
【司会】青井実松本あゆ美 【ゲスト】京都大学教授 山極寿一、サイエンスライター 竹内薫、タレント 山里亮太コンサルタント 宋文洲、タレント 加藤晴彦、エッセイスト たかのてるこ、タレント パックン 【語り】大倉孝二、イ・ジョン
“セカイでニホンはどこへGOする?”今回のテーマは「科学」。夢の細胞・iPS細胞の生みの親・山中伸弥京大教授たちが開く「科学立国ニホン」の未来とは?
iPS細胞を世界で初めて開発した山中伸弥教授を擁する京都大学は、2011年、基本技術に関する特許をアメリカで取得。再生医療“産業”化への新たな可能性を開いた。その山中教授に、独自の目線でインタビュー。親しみのある素顔を明らかにし、発想のヒントを聞く。また、2010年夏、話題になった小惑星探査機「はやぶさ」やスーパーコンピューター「京」の秘話にも迫り、世界最先端技術からニホンの科学の可能性を探る。
http://nhk.jp/chronicle/?B10002200091110140030126
どうでもいい、じじぃの日記。
10/13、NHK 『セカイでニホンGO!』で「科学立国ニホンの未来」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 第一部、小惑星探査機「はやぶさ」のみ書いた。
2010年6月13日、「はやぶさ」 地球帰還
真っ暗な夜空に巨大な流れ星のように輝きながら光が横切った。
(オーストラリアで観察している人が大声で)「あ! はやぶさ おかえり!!」
JAXAはやぶさ」プロジェクトリーダー 川口淳一郎教授に世界初の偉業を達成できた理由を聞いてみた。
川口さん、「独創性というのが一番大きなキーワードだった。やはり、他の人がやってることやるんではない、ということに大きなこだわりがあった。ちょっと言い方を極端にすれば『日本文化』ではあり得ないことをやっている」
そもそも、日本の宇宙開発は「型破り」な発想から始まった。ロケットの父といわれる糸川英夫博士、ベストセラー『逆転の発想』の著者としても知られている。
磁気浮上式リニアモーターカーのような形のロケットが陸橋を高速で飛んで行く映像が出てきた。
実験用ロケットを打ち上げる際、データを取るために、あえて横に向けて飛ばすなど独自の発想力で周囲を驚かせた糸川博士。日本の宇宙研究の礎を築いた。糸川イズムを継承する日本の宇宙開発の現場は川口さんに鮮烈な印象を残した。
ここは”変人”の集まり。いわゆる日本的な発想で物事を考えない集団。「こうだからできない」のではなく、「こうすればできる」というのが変人たちの考えでした。
まさに、「逆転の発想」。はやぶさプロジェクトもこの精神で始まった。
目指す小惑星は糸川博士の名前をとった「イトカワ」。問題はそこまでの距離だ。地球から太陽までの倍にあたる距離を飛ぶのには、従来のエンジンでは重すぎる。そこで川口さんたちは常識を覆す決断をした。
宇宙探査のシンポジュームが開かれている会場の映像が出てきた。
JAXA開発の人、「探査機には主推進器として、イオンエンジンを搭載します」
世界中の人々が呆気にとられたイオンエンジンとは?
通常のロケットに使われるエンジンに比べ、圧倒的に燃費がいいのはイオンエンジン。簡単に仕組みを説明してみよう。
はやぶさに付いている4つの噴射口の拡大映像が出てきた。
燃料のガスを電子式にプラスにし、噴射口近くの電極からマイナスイオンを発生させます。するとプラスイオンになったガスの粒子がマイナスの電気に引き寄せられることで推進力が生まれるんです。ただその力は鼻息で1円玉を飛ばす程度にしかすぎません。
人工衛星を軌道修正するための補助エンジンにすぎなかったイオンエンジン。それをメインエンジンに据えたところに逆転の発想があった!
宇宙では地球の常識が通用しない。空気抵抗が無ければ鼻息の加速によって秒速30キロを超える劇的なスピードが得られるのだ。
はやぶさ小惑星イトカワに着陸、イトカワの土を採取して、地球に向かう映像が続く。また、はやぶさが着地する際、衝撃を少なくするため、JAXAのスタッフが「お手玉」をヒントに実験を繰り返したことなどの談話が入っている。
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司会者、「さあ、このはやぶさの感動物語に秘められた日本的な感性ですが、たかのさん」
たかのさん、「このはやぶさの映画は観ました。変人の集まりかも知れないけど、チームワークがすばらしくて、目頭が何回も熱くなって・・・」
宋さん、「だけど、変人といっても日本にはいっぱいいる。ほんとは。隠れ変人といって。いろいろ空気のせいで、変人の姿を出せないだけであって」
山極さん、「うちの大学なんか、宇宙人みたい考え方する人ばかりですから。それを束ねて、ディスカッションさせて、何かとてつもないアイデアを出してくるというのが楽しみの1つです」
司会者、「サイエンスライター竹内薫さんにも、お越しいただいています」
竹内さん、「僕は意外にお金が関係しているという気がする。というのは、JAXAの予算というのはNASAの10分の1しかない。その範囲で作らなくてはいけないので創意工夫が必要だと。実はNASAは2007年には、はやぶさのようなプロジェクトをやろうとしたんですが、700億円くらいかかる。技術的にも無理という結論に達した。ところが日本の場合はそれをやって、低い予算で一生懸命、工夫をするというところが日本の持ち味のような気がする」
パックン、「NASAは結構波がありますよね。めちゃくちゃうまくいくことがあれば、大失敗の連続のときもある。僕が一番印象に残っているのは火星に探査機を落とそうとしたが着地に失敗した。なぜかというと設計はメーター法で、それを作った人はマイル法で作ってしまって」
司会者、「今日は、科学について話していますが、加藤さん」
加藤さん、「僕の出る幕じゃないんだけど。僕はあの『お手玉』。あれを手に取るというのにはすごく親近感が湧いた」
山極さん、「だから、科学というものは応用なんです。持っている知識を別のところに応用してみたら、とんでもない世界が開けることがある」
宋さん、「だから、関係しないところのものをつなげるところにイノベーションが起きる。だから、あなた(加藤さん)みたいな人間があのチームにいるといいことが起こる」
司会者、「今日は、日本が科学立国を目指すための3つの可能性を探ってみたいと思います。2つ目の可能性は、あの流行語にもなったあの発言からです」
2009年、民主党政権下に内閣府が設置した事業仕分け蓮舫氏がスパコン事業仕分けに関して言った「2位じゃダメなんでしょうか?」、が映像に出てきた。
今年、理化学研究所富士通が共同開発したスーパーコンピュータが世界一を達成した。
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じじぃの感想
JAXAの予算というのはNASAの10分の1しかない。その範囲で作らなくてはいけないので創意工夫が必要だと。実はNASAは2007年には、はやぶさのようなプロジェクトをやろうとしたんですが、700億円くらいかかる。技術的にも無理という結論に達した。ところが日本の場合はそれをやって、低い予算で一生懸命、工夫をするというところが日本の持ち味のような気がする」
あの糸川英夫博士が種を蒔いたんだ。
あのペンシルロケットはやぶさになったんだ。
すごいなあ。