じじぃの「エネルギー問題も解決?世界一・夢の光とは・SACLA(サクラ)!ニュース23X」

SACLA X線自由電子レーザー強化版 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=0ACArN7VntI&feature=related
日本の未来を支えるX線レーザー SACLA稼働!(1/2) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=oVN-X4Y1Ego
世界よ、これが日本の理化学研究所だ!ピコスコープSACLAが凄い 2013年12月9日 若手研究者応援プロジェクトNews
http://ysep.info/news/2013/12/09/rikensacla/
「日本の未来を狙い撃ち!」SACLA見学ツアー 文部科学省
天高く馬肥ゆる秋、オイシイ発見が詰まった、今話題の最先端研究施設に、お得に触れてみませんか? 11月19日(火曜日)には石川センター長の特別講演がセットになったスペシャルツアーも開催されます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/ryoushi/detail/1341285.htm
ひょうごサイエンスVol.30(PDF) - ひょうご科学技術協会 2013年2月
●「SACLA」が拓く新しい科学・技術
触媒の研究にも、SACLAは使えるというわけですね。人工光合成が実用可能になれば、これは大革命であり、日本が特許を取れば、世界制覇してしまうかもしれませんね。
http://www.hyogosta.jp/publish/hyogoscience/pdf/science_v30.pdf
理研ニュース 2012年5月号 No.371 May2012 理化学研究所
ヘビー級ケトン「ゲルマノン」の合成に世界で初めて成功した。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2012/may/index.html
日本発「コンパクトXFEL」SACLAの有用性、世界が認識 2012年6月25日 理化学研究所
−これからのXFEL施設開発のガイドラインに−
日本発のXFEL施設「SACLA(さくら)」の優れた性能と、コンパクトな施設を実現したユニークな設計(思想)が高く評価され、英国の科学雑誌「Nature Photonics」8月号に掲載されることになりました。世界がSACLAの有用性を科学的に認めたことになります。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2012/120625/index.html
理研ニュース 2012年5月号 理化学研究所
―SACLAで、ノーベル賞級の成果が次々と出ると期待されていますね。
石川 : 化学反応の過程の解明も、画期的な成果です。ただし、SACLAの実力は、それにとどまらないはずです。
―どんな成果が期待できるのですか。
石川 : 例えば、SACLAの光をさらに細く絞り込んで強い光にして真空に通すと、真空が壊れてマイナスの電子とプラスの陽電子が対でできると予想されています。電子と陽電子が衝突して光が出る現象は知られていますが、その逆の現象を世界で初めて実証できる可能性があるのです。
 さらに、現在の物理学では予想されていない現象が起きる可能性もあります。私はそれを一番期待しています。そもそも現在の物理学の理論は、SACLAが放つような強い光は考えないものとして、つくられています。SACLAの光が物質に当たったとき、現在の理論が成り立つのかどうか分かりません。理論で説明できない現象が発見され、物理学の教科書を最初から書き換える必要が生じるかもしれないのです。先人のまったくいない、手付かずの研究分野が広がってくる可能性があり、若い人たちにとって大きなチャンスです。そのような新しい研究分野を切り拓くことができれば、SACLAを苦労して完成させた甲斐(かい)があります。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/2012/may/fea_01.html
SACLAとSPring-8の光で生体分子複合体のナノ構造を解明 (追加) 2014年5月2日 理化学研究所
本研究は、理研リバプール大学との連携協定に基づいて行われました。 成果は英国の科学雑誌『Nature Communications』オンライン版(5月2日付け:日本時間5月2日)に掲載されます。
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140502_2/
サイエンスZERO 「原子の動きが見える!? 究極の“顕微鏡”SACLA (サクラ)」 2014年4月13日 NHK Eテレ
【ナビゲーター】南沢奈央(女優)、竹内薫(サイエンス作家)、江崎史恵キャスター 【ゲスト】矢橋牧名 (理化学研究所 グループ・ディレクター)
「原子の動きまで見える」という究極の“顕微鏡”が兵庫県に誕生した。その名もX線分析施設「SACLA」。
太陽光の1億倍のそのまた1億倍という強烈な光を発生させ、生きた細胞などを原子レベルで観察できるという。これまで想像で描くしかなかったミクロレベルの生命の営みなどが実写で捉えられるとあって、科学界の熱い注目を集めている。全長7百メートルに達する世界最高レベルの“顕微鏡”を実現した、日本の驚くべき最新技術に迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp462.html
クローズアップ現代 「二酸化炭素が資源に! 夢の人工光合成 2013年6月17日 NHK
【キャスター】国谷裕子 【専門家・ゲスト】井上晴夫(首都大学東京 特任教授・人工光合成研究センター長)
やっかいものの二酸化炭素と、どこにでもある水と太陽光のエネルギーで、燃料やプラスチックなどを作り出す夢の技術「人工光合成」の研究が進んでいる。人工光合成の研究において、日本は世界をリードし、多くの研究成果を出してきた。将来の産業化をめざすプロジェクトも立ち上がり、国、大学、企業がこれまでにないほど密接に連携して研究開発を行っている。一方、世界各国も人工光合成の研究に力を入れ始めた。中でもアメリカは、クリーンエネルギー政策の柱として巨額を投じて研究所を作り、第一線の研究者を集めて、人工光合成の研究に本腰を入れている。人工光合成の技術はどこまで進んでいるのか?そして日本は世界をリードしつづけることができるのか?夢の技術の現状を伝える。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3365.html
NEWS23X「立花隆が見た最先端 エネルギー問題も解決? 世界一・夢の光」  2011年8月16日 TBS 動画あり
【司会】膳場貴子 【ゲスト】立花隆 【ナレーション】幸田夏穂
兵庫・佐用町に400億円を投じられたSACLAは1/1000万ミリが見えるという。本格運用が始まれば世界的大発見・ノーベル賞のラッシュになると立花氏は語った。SACLAは細胞の中の原子までもが見えるという。1世代前のSPring-8は毒物カレー事件のヒ素を鑑定している。SPring-8の経済効果は4000億円といわれ、SACLAは次世代機10億倍の光を作るその経済効果ははかりしれない。
現代科学で解決できない問題がクリアになると立花氏は語る。核廃棄物の解決手段や、資源やエネルギー不足もそこらにあるモノが代わりになったらすばらしいが、そういった研究に役立つ。太陽電池も光の周波数の一部だけでなく全面にわたって利用できれば火力発電を凌駕する。この施設はありとあらゆるものに使える。
http://www.tbs.co.jp/news23x/feature/f201108160000.html
【SACLA発振】 独立行政法人 理化学研究所
独立行政法人理化学研究所野依良治理事長)と財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI、白川哲久理事長)は、6月7日、兵庫県の大型放射光施設SPring-8に隣接して建設したX線自由電子レーザー(XFEL) 施設SACLA(サクラ)で、1.2 Å(Angstrom:オングストローム)のX線レーザーの発振に成功しました。
X線レーザーは、原子の動きを、一瞬のストロボでくっきり撮った写真を何枚も並べて、瞬時に起きる化学変化を観察する事ができる夢の光です。
基礎研究から応用開発まで幅広い分野で活用が見込まれており、 創薬で重要な膜タンパク質の構造解析や、ナノテクノロジー分野などの研究の進展が期待されています。 SACLAは、2006年度に国家基幹技術の1つとして選定され、日本の最先端テクノロジーを結集して5年間にわたって整備が行われてきました。2011年2月からビーム運転を開始し、調整を進めた結果、 運転開始からわずか3ヵ月という短期間で波長1.2 ÅのX線レーザーの発振に成功しました。
今後は、さらに高強度・短波長のX線レーザーを安定に供給、利用するための調整運転を行い、 2011年度内には、 国内外に開かれた施設として供用運転を開始する予定です。
http://xfel.riken.jp/information/index.html
プライムニュース 「ノーベル賞・根岸特別教授 地球救う!人工光合成 先端化学がつくる未来」 2011年8月2日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理、若松誠解説委員 【ゲスト】パデュー大学特別教授 根岸英一三菱総合研究所理事長 三菱総合研究所理事長
ノーベル化学賞という夢を実現した根岸英一教授には、さらなる夢がある。「人工光合成」の実現だ。植物が行う光合成を人工的に再現することは、化学者たちにとって長年の悲願だった。その実用化が、研究の飛躍的な進歩によって、近い将来、可能になるかもしれないという。それは二酸化炭素の増加による「地球温暖化」や「食糧難」といった、地球にのしかかる重い課題を解決し、「新薬開発」などにもつながる可能性を秘めている。 「人工光合成」は、いつ実現し、人類に何をもたらすのか? その他「先端化学」は、どのような未来を実現していくのか? そして日本が再び科学技術で立国していくための道筋は?
根岸教授と前東大総長の小宮山宏三菱総研理事長に聞く。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d110802_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d110802_1
どうでもいい、じじぃの日記。
8/8、TBS 『NEWS23X』の番組で特集「立花隆が見た最先端 エネルギー問題も解決? 世界一・夢の光」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
膳場さん、「立花さん、来年完成する日本の最先端技術の粋を集めた研究施設に取材に行かれたんですね」
立花さん、「X線自由電子レーザー(XFEL)というんですが、ちょっと難しい話ですが・・・」
膳場さん、「ご覧いただきたいと思います。1000万分の1ミリが見える『夢の光』を作り出すことができるその施設に迫ります」
兵庫県佐田町にある研究施設に向かって進む車の中で楽しそうに談笑している立花さんの映像が出てきた。
兵庫県にとんでもない最先端施設が誕生したらしい! 見学会に向かう立花さんは興奮していた。
立花さん、「これが本格運用が始まったら、世界的大発見の連続になるんです。これから日本はこれを利用したノーベル賞のラッシュになるんです。誰も見たことがないものが見られるんだもの
「誰も見たことがないものが見られる」夢の施設。それが400億円を投じて作られたこの研究所。通称SACLA(サクラ)だ。
上空から見ると飛行場の滑走路のように見える細長い建物がずっと続いている映像が出てきた。
施設の中にあるのは全長700mの細長い装置。実はこれが日本の最先端技術の固まりなのだ。装置から電子ビームを出し、光の速さまで加速。磁石の力で波を整えることでX線とレーザー両方の性質を兼ね備えた特別の光を生み出す。これを小さなモノに当てて見るのがSACLAの仕組み。いわば顕微鏡のようなものだ。しかしその性能は普通の顕微鏡とは次元が違う。見える大きさは1/1000万ミリ。何と1000万分の1ミリのモノまで見えるという。
地球と月の画像が出てきた。(月までの距離38万4400km)
例えば、月から地球にいるアリを見ることができるくらいのすごさ。さらに人間の皮膚でいうと細胞の中のタンパク質のさらに中の原子まで見ることができる。しかもそれが生きたまま、動く瞬間を捕えることができるという前代未聞の光だ。
見学会で施設の説明を受けている大勢の人の中に立花さんがいた。
では実際、その光を使ってどんなことができるのか?
理化学研究所の石川哲也さんが立花さんを案内して歩く。
SACLAはまだ運用運転していないため、1つ前の世代の施設を訪ねた。14年前に作られたリング状の施設「SPring-8」。
       ・
立花さん、「SPring-8は日本の経済と直結する大企業がみんな使っている。だから日本の産業の競争力の基盤の1つです」
経済効果は4000億円ともいわれるSPring-8。次世代施設SACLAはSPring-8の10億倍強い光を作ることができる。その経済効果は計りしれない。そして今まで見えなかったモノが見えてくることにより、現代科学では解決できない問題がクリアに。
立花さん、「原発で何が問題かと言えば、核廃棄物を次々出して、あれって解決手段がない。それをこういうSACLAをうまく使うことによって劇的な解決の道もあるえると思う」
処分方法も場所も決まらない「核のゴミ」。その解決方法が発見できるかもしれない。さらに資源やエネルギー不足も・・・・。
石川さん、「例えばレアアースが中国でしか採れない。そこら中にあるもので『レアアースの代わり』になったらすばらしい。そういう研究にSACLAはとても役立つのではないか」
立花さん、「今の太陽電池は光の周波数の極めて一部しか使っていない。だから太陽電池はものすごく効率が悪い。太陽エネルギーの周波数を前面に渡って利用できれば、それは火力発電を凌駕する。発電コストが4〜5円になるのも夢じゃない。これはありとあらゆることに使える」
上空からのリング状の施設SPring-8と細長い次世代施設SACLAの全体が見える映像が出てきた。
まさしく、「夢の光」、SACLA。いよいよ来年の春、運用がスタートする。
スタジオから
膳場さん、「これまで決して見えなかったものが見えるようになるSACLA。これでどんなことが期待できるんですか? 世界的大発見のラッシュになるとおっしゃいましたけど」
SACLA(サクラ)で期待できること
・新薬
・新素材
立花さん、「基本的にはまず計画されているのはこの2つ。新薬の開発と新素材の開発ですが、新薬の開発というのはあらゆる薬は膜タンパクという世界で起きるんです。あらゆる細胞の表面の枠の中にあるタンパクの働きですべての薬品の作用というのは決まる。ところがそこの部分がどういう風にどういう変化が起きて何がどうなるというのが、実は細かく分かっていないのです。もう1つの新素材の開発は基本的にありとあらゆる化学的な産業で作っている製品の話なのですが、何でそういう化学的な現象がどういう風に起きるのかというのはよく分かっていない。つまり何でかというと、あまりにも速すぎるのです。化学反応はほとんど瞬間的に起きる。それがどういう順序でどう起きるのかというのははっきりと解明されていないのです。SACLAというのは2つ特徴があって、1つは原子レベルでモノを見る。だから本当に極端に細かい一般的な技術というのはすべて分子のレベルで分子の下のレベルは全く違う。その原子レベルでモノを見るということは普通日常的にできなかった。もう1つはものすごく速い変化が見られる。どれぐらい速いかというとフェムト秒(時間の単位=1000兆分の1秒)といわれていますが、そういう単位で起きる。それは実際には瞬間的に起きていて、気がついた時は終っているという変化なんです。この装置を分かりやすく言えば、ストロボ。連続写真の撮影です。1つ1つの変化もバイオの世界の変化もすべて分かってくるわけです」
膳場さん、「この新薬の開発というのは、がんとかエイズの薬も含まれているんですね」
立花さん、「そうです。ありとあらゆるものが含まれています。この装置を走らせた直後に、世界記録を出している。前人未到の数値を出して。さらに今、毎日世界記録を更新し続けている。この装置を使えば世界中の研究者が自分が見たいものが見られるということになるんです。去年2人の日本人がノーベル化学賞を受賞したでしょ。彼らのやったことをさらに強化してくれるのがSACLAなんです」
じじぃの感想
「この装置を走らせた直後に、世界記録を出している。前人未到の数値を出して。さらに今、毎日世界記録を更新し続けている」
すごいなあ。
先日、BSフジの『プライムニュース』で2010年度ノーベル化学賞を受けた根岸教授がこんなことを言っていた。
「とうもろこしからエタノールを抽出するのではなくて、光合成で直接エタノールを作ってしまえばいいのです」
もしかしたら、サクラちゃんが叶えてくれるのかも。