じじぃの「ちょっと変だぞ!日本の自然・新型生物誕生・交雑種オオ サンショウウオ」

オオサンショウウオ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ROhqa9S1a8Q&feature=related
オオサンショウウオの追跡調査 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=WI8BfHyy4XE
ちょっと変だぞ日本の自然 『新型生物誕生SP』 指原莉乃 北原里英 AKB48 動画 pideo
http://www.pideo.net/video/youku/d71462407f20b395/
オオサンショウウオ Google 検索
http://www.google.co.jp/images?sourceid=navclient&aq=hts&oq=&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA&oi=image_result_group&sa=X
DNA解析による外来種チュウゴクオオサンショウウオ事業報告書 河川環境管理財団
http://www.kasen.or.jp/seibikikin/h18/pdf/rep3-04h.pdf
京都市、鴨川の“純血”保護へ オオサンショウウオ調査 2011.2.16 MSN産経ニュース
市内を流れる鴨川水系に生息する国の特別天然記念物オオサンショウウオが、中国種と交雑することによって日本固有種の存続が危ぶまれているとして、京都市平成23年度から生態調査に乗り出す。6年間かけて固有種、中国種、交雑種それぞれの生息数、生息場所や交雑状況などを詳しく調査して固有種の保存方法を探る。
鴨川のオオサンショウウオは、もともと固有種しか生息していなかったが、昭和47年ごろ、当時食用として認められていた中国産オオサンショウウオを飲食店関係者が大量に輸入、その一部が野生化して鴨川にすみ着いたとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110216/scn11021611480001-n1.htm
『ちょっと変だぞ日本の自然 新型生物誕生SP』  2011年8月10日 NHK
【司会】三宅裕司田代杏子アナウンサー 【リポーター】熊田曜子勝村政信東貴博指原莉乃北原里英 【コメンテーター】国立環境研究所 五箇公一 【語り】首藤奈知子伊藤雄彦
身近な自然に起こる「ちょっと変」な現象から環境問題を考える夏休み恒例の特集。6年目の今年は、知らないうちに各地で続々誕生している「新型生物」に注目する。いま、ほ乳類や鳥類から昆虫、そして植物に至るまで、さまざまな動植物で、これまでにない特徴を持つ新型が発見されている。
雑木林で急増中の大きさわずか3cmの謎のミニカブトムシ。今年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島では、国の天然記念物のオカヤドカリが巨大化。京都の鴨川の上流では人知れず恐るべき巨大生物が出現し、ちょっとした騒動が起きている。また、奈良公園ではシカの影響で驚異的なスピードで進化を遂げた植物が現れ、九州の田んぼには、秋にミステリーサークルを作る新型生物が、初夏、海を越えてやってくる。
こうした新型生物が発見されるようになった背景にあるのは、人と自然の関わり方や環境の変化。番組では、司会の三宅裕司さん率いる調査隊員が、各地の自然を訪ねて新型生物を大捜索。身近な日本の中に、自然のふしぎや生きものの進化の秘密を発見していく。
http://nhkworldpremium.com/program/detail.aspx?d=20110810193000&ssl=false&c=26
どうでもいい、じじぃの日記。
8/10、NHK 『ちょっと変だぞ日本の自然 新型生物誕生SP』を観た。
番組ではカブトムシや小笠原諸島奈良公園の植物や京都の鴨川上流の新型生物を取り上げていたが、印象深かった京都の鴨川上流の新型生物のみ書いた。
大体、このような内容だった。
京都・鴨川の上流に巨大生物
異変はこの川の上流で起きているといいます。
熊田さん、「やっぱり、こういうことは地元の方に聞いた方がいいですね」
鴨川の橋を渡っていると、川を眺めているオジさんがいる。熊田さんが声をかける。
オジさん、「ちょっとアユを見ているんですがね」
熊田さん、「あっ。いるいる。へぇ〜」
実はこのアユに異変が起きているというのです。その現場は鴨川のさらに上流でした。
鴨川上流の賀茂川
案内してくれたオジさんは京都府賀茂川漁業協同組合の三谷さん。
賀茂川漁業協同組合では毎年、川の上流でアユの放流を行なっている。ところが最近アユを放流しても、上流ではいつのまにか、ほとんどが消えてしまうというのです。
オジさん、「不思議なほど、アユがいなくなるんです」
確かに川の中を覗いてもアユの姿は見あたりません。実はこのあたりでは昔はほとんど見かけなかったある生き物が急に増えてアユを食べていると三谷さんは言います。
オジさん、「それがアユを食べてしまっている。しかも手を入れてアユと間違えられてかまれた人もいる」
熊田さん、「え〜。何がいるの」
アユを襲うある生き物とは一体、何なんでしょうか?
この川では6年前から、京都大学の研究チームがその生き物を調査しています。
1メートルほどのワナを数ヵ所、川に仕掛けています。
川の中にウナギを捕まえるような丸い金網の仕掛けを置いていく映像が出てきた。
数時間後にその生き物が入るといいます。
研究チームを率いるのは京都大学の松井正文教授。ウェットスーツを着て、その生き物探しの真っ最中です。松井教授が川の中の仕掛けを上げると、
熊田さん、「わ。何これ?」
松井先生、「これはサンショウウオです」
熊田さん、「わ。これ、おっきい」
捕えたのは85センチもの大きなサンショウウオ。この川にはこんなサンショウウオがたくさん潜んでいたのです。
熊田さん、「これって、特別天然記念物オオサンショウウオではないですか?」
松井先生、「よく似ていますが、新型の巨大生物です」
そうです!! これは日本に昔から生息してきたオオサンショウウオではありません。新型のオオサンショウウオだと言います。
熊田さん、「このあたりでアユがいなくなっている原因は、これなんじゃないですか?」
松井先生、「オオサンショウウオはアユが好きですから、原因になっていると思います」
アユを襲っていたと考えられる新型。その正体は何なんでしょう。
研究室でオオサンショウウオと新型オオサンショウウオを見せてもらいました。新型に比べて特別天然記念物の方はやや黒い斑点が目立ちます。しかし、見たてだけで正確に区別することはできないと言います。正体を明らかにしたのは遺伝子検査。
新型からは日本のオオサンショウウオと別の遺伝子、チュウゴクオオサンショウウオの遺伝子が見つかりました。1990年代に食用として輸入したものが賀茂川で野生化したと考えられています。
松井先生、「新型生物は日本のオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの交雑種です」
松井さんたちの調査の結果、鴨川上流のオオサンショウウオのおよそ9割は交雑種ということが分かりました。
山奥の日本のオオサンショウウオと交雑種オオサンショウウオを別々に分けて飼育して場所へ移動。
交雑種オオサンショウウオには日本のオオサンショウウオに見られない特徴がある。それはエサを与えたときの反応です。
交雑種オオサンショウウオの池に切り身のエサを放りこむ映像が出てきた。
ぞくぞくとエサに集まってきます。1分足らずで大混乱。エサに群がり、さらに噛みつき合いも始まりました。エサに興奮しているのです。
日本固有のオオサンショウウオの池に切り身のエサを放りこむ映像が出てきた。
何と、15分待ってもエサに変化はありません。それもそのはず日本のオオサンショウウオは獲物を待ち伏せして捕まえます。獲物を追いかけて捕まえることはほとんどありません。
人が外来種を持ち込んだゆえに生まれた新型オオサンショウウオ。日本固有のオオサンショウウオを始め、鴨川上流の生き物たちに大きな影響を与えているのです。
スタジオから
東さん、「ちょっと恐いですね。これ。おれの知っているオオサンショウウオとは全然違う。もっとやさしいというイメージがありました」
勝村さん、「お友だちにまで、食いついていましたね」
熊田さん、「性格も全然違うんですよね」
五箇先生、「もともと育った環境が違うので、持っている性質も全く違うんです。そういったのが交雑種を作ると、全く性格の違った子孫が生まれてしまう」
熊田さん、「交雑種の生き物が確認されているのは鴨川の上流だけなのですが、もしかしたら別の場所にもいるかもしれないというので、今年から京都市が中心になって調査する予定になっています」
三宅さん、「これはちょっと、大きなことですね」
五箇先生、「日本のオオサンショウウオは貴重な生き物とされている。本来出合わないものが交わり、交雑種が生まれてしまった。人間が生き物を動かすことで、日本の固有の生き物が失われるかもしれない」
じじぃの感想
「日本のオオサンショウウオは貴重な生き物とされている。本来出合わないものが交わり、交雑種が生まれてしまった。人間が生き物を動かすことで、日本の固有の生き物が失われるかもしれない」
あまり、こうゆうことを深く考えたことがなかった。
見た目ではほとんど同じなのに、性格が全く違うのに驚いた。
意外と、大きい問題なのかもしれない。