じじぃの「シャトル後・日本の独自性発揮を!有人探査へ」

宇宙ステーション補給機、ドッキング成功  有人化に弾み 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=arTgE-jsoOU
宇宙ステーション補給機HTV 画像
http://www.jaxa.jp/article/special/transportation/img/torano_img01_l.gif
宇宙ステーション補給機HTV Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=HTV&start=10&hl=ja&sa=N&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivnsl&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=TQgcTpl6woqZBZrnrMoH&ved=0CCMQsAQ4Cg&biw=922&bih=554
NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 「宇宙飛行士・若田光一 知られざる訓練の毎日 仲間の死をこえて」 (追加) 2011年12月5日 動画あり
http://www.nhk.or.jp/professional/2011/1205/index.html
クローズアップ現代』「日本初の宇宙船HTVの挑戦」 2009年9月29日 NHK 動画あり
【キャスター】森本健成 【コメンテーター】宇宙飛行士 若田光一JAXA名誉教授 的川泰宣
日本の宇宙輸送船HTVが世界の注目を集めている。今後の国際宇宙ステーションの運用を左右するHTVの可能性を探る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2792
研Q室紹介 若田光一宇宙飛行士インタビュー こどもふれあい広場 2008年7月 西日本新聞
私は今、宇宙飛行の現場で仕事をしています。将来は日本の種子島から日本の有人宇宙船を打ち上げたい。これが私の夢です。非常に難しいことですが、日本は優れた技術力を持っているので、あとは大きなプロジェクトを行う準備を着々と進めていけばいいと思います。
http://kosodate.nishinippon.co.jp/science/labo/019_9.shtml
宇宙から「地球に帰る宇宙船」をめざして 2011年2月 三菱電機
こうのとり」プロジェクトマネージャー虎野吉彦さんは、日本が有人宇宙船を開発する意味について、私見と断ったうえで2つの点を挙げてくれた。「まず技術先進国として。今、ヨーロッパも中国もインドも有人宇宙飛行を目指している。やらなければ『有人宇宙飛行もできない国』と見られる。日本は過去に電化製品などで世界をリードしたが今や韓国、中国に抜かれそうで、このままでは『技術後進国』になってしまう。もう1つは地球生命という視点。我々は天体衝突や環境破壊、核戦争などでいつ滅んでもおかしくない危うい環境の上に成り立っている。地球生命が滅びる前に他の天体に移住する手段を手にするべき」
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1102_1.html
宇宙ステーション補給機こうのとり」(HTV) 2011年3月30日 JAXA
【チームリーダが語る私たちのミッション】
宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)は、国際宇宙ステーション(International Space Station: ISS)に補給物資を運ぶために、日本が開発した有人対応型の無人宇宙船です。HTVは、日本のH-IIBロケットで種子島宇宙センターから打ち上げられ、ISS搭乗員(宇宙飛行士)の食糧、衣料や実験機器、ISSを維持するために必要な機器など最大6トンの物資をISSに運搬し、その後は、ISSで使用済みの実験機器や衣類などの不要品を積み込み、大気圏へと再突入し燃え尽きます。HTVがISSにドッキングしている間は、搭乗員がHTVの与圧部に入って作業することができます。
スペースシャトル退役後、ISSを維持するために必要な大型保全機器を輸送できるのはHTVのみとなりISSの運用に不可欠な宇宙船であることから、国際的に注目を浴びると共にISS計画での日本の地位を向上させています。
また、2009年の初号機(技術実証機)の完璧な成功は、宇宙開発における先進国として、或いは、科学技術創造立国としての日本の評価を高めました。特に、目標点に正確にランデブ(接近)して微動だにせず停止させる技術は、NASAから「ジャパニーズミラクル」と言われたくらいで、月探査を含む今後の大規模宇宙活動に必須です。また、それが有人施設であれば、HTVで実証した有人安全要求に適合してランデブする技術は、非常に重要なものになります。さらに、これらのミッションを遂行させたリアルタイムの管制技術も今後の宇宙船の運用には、有人/無人を問わず、重要なものになります。
これらHTVで成し遂げた技術に対する海外での評価の具体例として、現在宇宙船を開発している米国企業がそれに必要な機器を日本から購入していることが挙げられます。さらに、国内で有人宇宙船の開発の機運の高まりを呼び起こすとともに、日本による有人宇宙船の開発を期待するNASA長官の発言も引き出しました。
今後の人類の発展のために、日本の科学技術の粋を結集して開発したHTVの技術を使って、新たな有人宇宙活動に日本が乗り出すことを願っています。
なお、最後になりましたが、HTVの愛称が「こうのとり」になりました。今後とも「こうのとり」を応援してください。よろしくお願いします。
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/htv/leaders_j.html
「準国産機」ボーイング787日本初飛来 燃費と航続距離向上した次世代型 2011/7/3 J-CASTニュース
約50%を炭素繊維複合材で構成
http://www.j-cast.com/2011/07/03100286.html
宇宙ステーション補給機 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
宇宙ステーション補給機(略称: HTV)は、宇宙開発事業団NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が開発し三菱重工業三菱電機IHIエアロスペースなどの大小100社程度の企業が製造する、国際宇宙ステーション (ISS) で使う各種実験装置や宇宙飛行士の食糧や衣類の輸送業務を担う無人宇宙補給機である。愛称はこうのとり (KOUNOTORI) 。
【構成】
HTVは当初から補給キャリアの組み替えにより様々な輸送需要に対応したり、将来は有人宇宙船や軌道間輸送機に発展させることを容易にするため、モジュール設計が行われている。まずは与圧物資と非与圧物資を搭載する「混載型」のみ開発したため、組み替え形態の開発は将来構想となったが、モジュール単位で開発して後で組み合わせることが可能になり、開発の効率化にも役立った。
大きく分けると、前側2/3程度が補給キャリア、後側1/3程度が電気・推進モジュールである。
【有人宇宙船】
JAXAは2015年に有人宇宙船開発の判断を行い、2025年に実用化することを掲げている。HTVはISS係留中に宇宙飛行士が立ち入るため、有人宇宙船に相当する安全性を備えていることから、日本の有人宇宙船開発の基本になるものと位置付けられている。このため、上述の回収機能付加型宇宙ステーション補給機 (HTV-R) を実用化するなど、有人宇宙船の要素技術を開発し、2015年までに有人宇宙船の開発計画をまとめる方針である。構想では2020年までにHTV-Rを発展させた有人回収カプセルと、無人の有翼再使用型回収システムを開発する。これらを統合し、2025年までに再使用型有人宇宙船を開発するとしている。
【研究開発中の計画】
はやぶさ2
 はやぶさの後継機計画。予算問題から存続が危ぶまれていたものの、はやぶさの成功によって予算が付く可能性は高まった。イトカワはS型小惑星であったが、次回はC型小惑星を目指す予定。また、さらに改良したはやぶさMk2も計画されている。
SELENE-2
 かぐやの後継機計画。早ければ2014年頃の予定。月面に着陸船を降下させ、無人探査機を走行させる計画。成功すればさらに2018年頃に月からのサンプルリターンを目指している。

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【社説】 シャトル後 日本の独自性発揮を 2011年7月12日 東京新聞
米国は、30年間世界の有人宇宙開発をリードしてきたスペースシャトルを引退させたあと、火星などへの有人探査を目指す。わが国もシャトルへの日本人搭乗などで得た経験と知識を将来に生かせ。
シャトルの飛行は1981年4月以来、今回が135回目だ。ロケットのように打ち上げられ、グライダーのように着陸することで機体を再利用可能にし、打ち上げコストの大幅削減を目指した。
だが、86年と2003年の二度の事故で14人の飛行士が亡くなり、安全対策に力を入れたことなどから打ち上げ費用は膨れ上がり、コスト削減は当初の期待ほどはできなかった。
シャトルは軍事目的を除けば、現代天文学を発展させたハッブル宇宙望遠鏡を宇宙に運んだほか、国際宇宙ステーションISS)の建設などに大きく寄与した。
わが国は92年以来、シャトル内で材料、生命科学実験などを行って成果を上げたほか、ISS計画にも参加し、09年には独自の実験棟「きぼう」を完成させた。
これによって宇宙で骨がもろくなるのを防ぐ医学実験など複雑な実験も行えるようになった。
実験やISSの運用のために、これまで7人の日本人飛行士がシャトルに搭乗した。シャトル以前のわが国の宇宙開発はロケットや衛星開発など無人の宇宙探査が中心だったが、シャトルISSの利用で初めて日本人による有人活動が可能になった意義は大きい。
わが国の宇宙政策で問われるのはシャトル引退後の青写真だ。
今後、地上とISSとの宇宙飛行士の往復にはロシアの宇宙船「ソユーズ」が使われる。
ISS20年代半ばまで運用されるが、それまでわが国は今後も毎年400億円相当分をロシアなどに払わなければならない。これを含めるとISS参加に伴う総費用は1兆円を超える。それだけに、これまでの実験成果や有人飛行で得た経験を次の計画に生かすことを考えておかねばならない。
米国はシャトル以後の月や火星の有人探査でも国際協力を望んでいる。わが国が参加する場合、他国と互角の技術を確立しておく必要がある。有人宇宙船へ転用可能な無人補給機を開発したのはその先駆けといえる。ロボットによる遠隔操作技術、宇宙線の長期間の暴露に耐える優れた材料の開発などにも力を入れたい。
将来を見据え、わが国がどのような分野で独自性を発揮するかを真剣に議論する時期が来ている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011071202000043.html
どうでもいい。じじぃの日記。
7月12日の東京新聞の社説に「シャトル後 日本の独自性発揮を」が載っている。
「今後、地上とISSとの宇宙飛行士の往復にはロシアの宇宙船「ソユーズ」が使われる。ISS20年代半ばまで運用されるが、それまでわが国は今後も毎年400億円相当分をロシアなどに払わなければならない。これを含めるとISS参加に伴う総費用は1兆円を超える」
2009年9月11日、日本の宇宙輸送船HTVが打ち上げられ、無事ISSとドッキングし成功した。
このHTVは非与圧部と与圧部、エンジン部からなっていて、非与圧部の曝露部(ばくろぶ)はNASAと日本にしかない技術で作られている。そして与圧部は1気圧に保たれ人の出入りができるようになっていて、少し改造すれば有人飛行用に転用できるのだそうだ。
ソユーズは1970代から、改良されてきているそうだが、外見は昔のソユーズも現在のソユーズもほとんど同じである。
ソユーズシャトルのような爆発事故が無くて安全だということだが、ネットで調べてみると、地球に帰還した後で飛行士がかなり入院している。また着陸地点も目標地点から数百キロも離れた地点に着陸したりしている。
ソユーズは決して安全な乗り物ではないのだ。
なんで、こんなソユーズに毎年400億円も払わなければならないのか?
日本のロケットとHTVの改造で有人宇宙飛行が可能なのではないか。
今のHTVはISSに荷物を届けた後、大気圏再突入時の高熱でバラバラになるように設計されている。
シャトルが引退することになった原因はこの大気圏再突入用に張られた耐熱タイルのメンテナンスに予想以上のコストがかかったためだという。
こういう、きめの細かい作業は日本人のほうが向いているように思う。機体を炭素繊維で補強させればいいのだ。
インドがもうすぐ有人宇宙船の打ち上げを行うのだという。
やろうと思えばすぐ出来る日本の有人飛行。なんか歯がゆく思っているのは、じじぃだけなのでしょうか。