じじぃの「宇宙での水処理・トイレはどうなっているの?トコトンやさしい水処理」

若田宇宙飛行士のミニ地球・ISSの内部に迫れ!! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Qtl7iInSc84
宇宙飛行士が語る宇宙のトイレ事情 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=IkZkmxpUPzM
トリビアの泉で沐浴 トリビアの種No.013
No.226 宇宙飛行士はオムツをはいている(番組評価 68/100へえ)
宇宙服を着てから9時間くらいは脱ぐことができないんです。宇宙服を着てから手続きなどがあり、約2時間半後にようやくシャトルに乗ることができます。乗ってから打ち上げまでさらに約2時間半かかり、打ち上げた後も大気圏を出て機体が安定するまで宇宙服を脱げません。それが約4時間かかります。で、いざという時に備えてオムツを着用しています。精神的に安定するというのも理由の一つ。「俺、今、してる!だから、大丈夫!」ということですね。宇宙飛行士が着用するのはボーイング社がNASAに支給している成人用オムツで、厳重にチェックをしてから宇宙に持っていきますが、特注で作らせているわけではなく市販されているものと同じオムツです。…ところでオムツに関連した話だけど、アルゼンチンのスーパーマーケットでレジの店員が勤務中にトイレに行かないように成人用オムツをつけることを強制して、ちょっとした問題になったことがあります。寒さやストレスなどでトイレに行きたくなった場合に備えてらしいんだけど、宇宙じゃないんだし、行かせてあげればいいじゃない、ねえ。
http://www.oride.net/trivia/trivia224-231.htm
『トコトンやさしい水処理の本』 オルガノ/編集 日刊工業新聞社 2009年発行
宇宙での水処理 (一部抜粋しています)
宇宙は、特別な訓練を積んだ宇宙飛行士だけが行くことができる場所でしたが、2001年に始めて民間人が国際宇宙ステーションISS)に滞在し、普通の人でも宇宙飛行の扉が開かれました。地球からISSまでの道のりは約2日間の長旅になります。宇宙に行っても水は飲むし、体をきれいにするためにシャワーも浴びたくなります。日常生活は、水を中心に回っていると言っても過言ではありませんが、潤沢な水資源の中で暮らしている私たちはそれをほとんど意識しません。
それでは、宇宙ステーションやロケットのなかのような閉鎖された空間では、水を意識しないで済むのでしょうか? 宇宙ステーションやロケットのなかには、積み込んでいった有限の量の水しかありません。使い果たしてしまったら、新しく補充することができません。宇宙では節水することが何よりも重要になりますが、節水を行ってもISSであは1日に一人当たり3.5lの水の消費があります。そのため、人が使った水を再利用する設備が宇宙での生活に必須となります。
宇宙ステーションに設置する水処理装置はコンパクトで高い処理能力が要求されます。呼気や発汗によって人体から水分が放出されますが、それらを除湿機を用いて回収します。蒸留装置で処理して尿から蒸留水を得ます。その他、生活排水などを除湿により得られた水や尿からつくられた蒸留水と混ぜて、高度処理を行なっていきます。
まず、フィルターを用いてろ過を行い、微粒子成分を取り除きます。次に、水中の有機物や細菌類を高温触媒反応で分解して除去します。さらにイオン交換で純粋にして、殺菌剤であるヨウ素を添加して、飲用も可能な生活用水を得ます。細菌類や有機物などの汚染物質の管理を行うためのモニターが設置されていて、処理水の品質が管理されています。

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週刊新潮 2011年 5月26日号
特別対談 野口聡一(宇宙飛行士) × 竹内薫(科学作家) 原発事故と宇宙の事故 (一部抜粋しています)
竹内 科学技術というのは失敗を糧にそこから先にいって、その失敗をもうおこさないようにする。それによって発展していく、という面があるわけですよね。
野口 ものづくりはおしなべてそうだと思います。ただ、問題なのは、ロケットもそうですし、原子力発電所もそうですが、いわゆる失敗を超えて、もちろんそこで学んで次はいいものになるんですけど、1回の失敗で起こるマイナスの連鎖、その時の負のインパクトが大きすぎること。だから、安易に試行錯誤ができない。失敗が許されない中で学んでいくことが大事なんです。
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竹内 ところで野口さん、子どもの頃から冷静な判断力がありましたか?
野口 どうなんですかね。まあ、宇宙飛行士の訓練で培われてきた部分が非常に大きいと思いますね。
竹内 宇宙飛行士の選抜試験の時、それこそ倍率が572倍みたいなところで、やっぱり選んでいく側としては、"この人はパニックに陥り易いな"という人は外していくわけですね。
野口 そうですね。はい。1昨年10年ぶりに3名採りましたけども、あの時は選ばれる側から選ぶ側に変わり、そういう視点で見ていました。まあ我々、飛行士の同僚とそて、まず第一は、"この人と一緒に仕事をしたいか"っていう。そういう単純なところで見るんですけども。
竹内 それは命を預けられるかということですか?
野口 それもありますね。緊急事態には色々と理不尽な要求が出てくるんです。それに対してどういう対応をするか。100点でないけども70点というか、とりあえずは目的を達する"解"にいかに早く、いかに安全に到達できりか、というところは大事かなと思います。
竹内 試験の時に一発芸をやるという話を聞いたんですけど、それって本当ですか?
野口 年次にもよりますが、この前はやっていました。一発芸以外にも、過去には、刑務所から脱獄する計画を立てさせる、なんて試験もあったそうです。
竹内 一発芸をできる人とできない人は別れます?
野口 うーん。まあそれは人によりますよね(笑い)。そこでウケを取れるかどうかはさらに人によりますけど、ただ、一発芸というと極端な例ですけども、要は想定していない要求に対して、何らかの形で回答を出せるかどうかというのは結構、大事ですね。
竹内 ご著書(『オンリーワン』、新潮文庫)の中に、<宇宙飛行士にならないほうがいい10の理由>という項目がありますね。
野口 ははははは(笑)。はいはい。
竹内 シャトル内ではトイレに間に合わないことがある、と。
野口 はい、シャトルにはトイレは1個しかないんです。つい最近までは、あの大きな国際宇宙ステーションにもトイレは1ヵ所しかなかった。2、3年前、アメリカ側にトイレができましたが、それまではずっとロシア側にしかなかったんですよ。
竹内 本当ですか。
野口 はい。だからそのトイレが壊れた時が大変だったんです。
竹内 壊れたこともあるんですか?
野口 物ですから、しょっちゅう壊れます。ロシア人は自分たちの生活がトイレに依存していることは知っていますから、地上で何度も何度も修理の練習をやるんです。完全に分解して作り直せるくらい。アメリカ側の方にもほぼ同じ構造のものをつくって、今は2個体制なんです。どっちかが壊れていうのはたまにありますが、同時に壊れていることは少ないので、お互いに融通しながら使っています。
竹内 普通の家庭でも、トイレが1つだと、朝に集中したりしますよね。そういうことはないんですか?
野口 ありますよ。着替えはちょっと隅っこでできるんですけど、全身服を脱いで、水を含ませたスポンジで身体を洗って、綺麗に拭いて着替えをする空間っていうのはそこしかない。。着替えをする時は、一応周りのクル―に"トイレを使うけど、ちょっといい?"と声をかける。そういう気配りはあります。
竹内 先日、テレビ番組で面白い研究を見ました。飛行機が上がったり下がったりして、一時的に無重量状態を作りますね。画面に夫婦と思われる男女が出てきて、無重量状態でセックスをするための、2人で入る特殊な宇宙服をつくって、実験をやっているんです。つまり将来、人間が宇宙に行く時に、夫婦で行くことも、恋人同士で行くこともあるだろう。その時のための研究なんですね。人間が普通に宇宙に出かけていく。そこでセックスをするって可能なんですかね?
野口 うーん。今の宇宙ステーション、スペースシャトルでは不可能だと思いますが、将来的に、という意味では可能ですよね。108年前にライト兄弟が初めて、キティホークの海岸で空を12秒飛んだ時、飛行機で食事をしてセックスをできるとは誰も思わなかっただろうけど、今はシンガポール航空などに個室とかできましたね(笑)。
竹内 できましたね(笑)。
野口 だから何だというわけではありませんが(笑)・・・・。
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どうでもいい、じじぃの日記。
週刊新潮』の5月26日号に「特別対談 野口聡一(宇宙飛行士) × 竹内薫(科学作家) 原発事故と宇宙の事故」が載っている。
シャトルISS国際宇宙ステーション)でのトイレ事情が詳しく出ている。
昔、契約社員で働いていた時派遣先の会社に行って、一番先に調べたことはトイレがどうなっているか、だった。(痔持ちなもんで)
シャトル内ではトイレに間に合わないことがある」
宇宙飛行士、失格だあ。(初めから分かっていることではあるが)
ISSではトイレのおしっこも無駄にしないで再利用しているんだとか。
ISSの古川さん、頑張ってね。
週刊誌の記事に宇宙でのセックスについても何か書いていたな。若ければ少しは興味もあったんだろうけど。