じじぃの「人の死にざま_633_ガモフ」

ジョージ・ガモフ - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%A2%E3%83%95/11643/
The Galloping Gamows, In Living Technicolor 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3lZBKg_xD3Q&feature=related
The Adventures of Mr Tompkins.mov 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DMPkxueh_gA
Mr. Tompkins
http://boomeria.org/physicslectures/secondsemester/relativity/tompkins.html
ジョージ・ガモフ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ジョージ・ガモフ(1904年3月4日-1968年8月19日)は、ロシア帝国オデッサ(現在はウクライナ領)生まれのアメリカの理論物理学者。アレクサンドル・フリードマンの弟子。
【生涯・業績】
1928年、レニングラード大学を卒業後、ケンブリッジ大学へ移籍。
1934年、ジョージ・ワシントン大学教授に就任。のちコロラド大学に移る。
1928年に、放射性原子核アルファ崩壊に初めて量子論を応用し、それが原子核の周りのポテンシャル壁を アルファ粒子がトンネル効果で透過する現象であるとの理論をたてて、それまで実験的に知られていたガイガー・ヌッタルの法則を導いた。
1948年に、α-β-γ理論を元にして「火の玉宇宙」というアイディアを発表し、ジョルジュ・ルメートルの提唱したビッグバン宇宙論を支持。宇宙背景放射の存在を予言した。彼の予想値は5Kであったが、測定の困難さから、実際にこれを検出する努力はなされなかった。
当時の科学界ではビッグバン理論は定常宇宙論とが対立する構図になっていたが、1965年に偶然に約3Kの宇宙背景放射が発見され、一躍その優位が確定的になり、現在では標準的な宇宙理論として受け入れられている。
一般向けに難解な物理理論を解りやすく解説する啓蒙書(『不思議の国のトムキンス』など)を、多く著している。
【ビッグバン】
・ビッグバン理論(ビッグバン仮説)つまり「この宇宙には始まりがあって、爆発のように膨張して現在のようになった」とする説。
・同説において想定されている、宇宙の最初期の超高温度・超高密度の状態のこと。
「ビッグバン」という語は狭い意味と広い意味の両方で用いられる。狭い意味では、現在観測されている(ハッブルの法則に従う)宇宙膨張が始まった時点のことを指す。この時刻は今から137億年前と計算されている。より一般的な意味では、宇宙の起源や宇宙膨張を説明し、またα-β-γ理論から予測される宇宙初期の元素合成によって現在の宇宙の物質組成が生まれたとする、現在主流の宇宙論パラダイムも指しうる。
20世紀前半でも、天文学者も含めて人々は宇宙は不変で定常的だと考えていた。ハッブルの観測によって得られたデータが登場しても科学者たちも真剣にそれを扱おうともせず、ごくわずかな人数のアウトサイダー的な天文学者・科学者がビッグバン仮説を発展させたものの、無視されたり軽視されたりしてなかなか受け入れられなかった。 ビッグバン理論から導かれる帰結の1つとして、今日の宇宙の状態は過去あるいは未来の宇宙とは異なる、というものがある。このモデルに基づいて、1948年にジョージ・ガモフ宇宙マイクロ波背景放射 (CMB) が存在することを主張、その温度を5Kと推定した。CMB は1960年代になって発見され、この事実が、当時最も重要な対立仮説(対立理論)であった定常宇宙論ではなくビッグバン理論を支持する証拠と受け止められ、支持する人が増え多数派になり、「標準理論」を構成するようになった。この説が生まれてから数十年の時を経て、ようやくそうなったのである。

                                  • -

『不思議宇宙のトムキンス ジョージ ガモフ/著、ラッセル スタナード/著、青木 薫/翻訳 白揚社 2001年発行
訳者あとがき (一部抜粋しています)
宇宙や原子の世界に関心のある人ならば、ジョージ・ガモフの名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。ガモフは、量子論のトンネル効果によって原子核のα崩壊を説明したり、ガモフ=テラーの名で知られるβ崩壊の理論を提唱したりしたほか、宇宙論の分野ではビッグバン説を打ち出し、また生物学の分野ではDNA内部の構造パターンが遺伝子を形成しているという仮説を立てるなど、20世紀前半において華々しい活躍をした第一級の科学者である。しかしガモフの科学への貢献は、このような研究活動によるものばかりではなかった。ご存じのように、20世紀のはじめには相対性理論量子論が登場し、物理学的世界像はがらりと様変わりした。ガモフはイマジネーション豊かな物語を創作することのより、そうした科学の新しい知見を一般に普及させるという面でも大きな役割を果たしたのである。その作品は世界中で愛読され、1956年にはユネスコからカリンガ賞を贈られている。
日本でも、おそらく50代以上の科学者や科学ファンは、ガモフの生み出したキャラクターであるトムキンスに、なみなみならぬ思い入れがあるのではないだろうか。しかし科学はその後も発展を続け、新しい知見に対しては新しい一般書も出版されて、ガモフのトムキンス・シリーズは第一線を退いた感があった。じつを言うとわたし自身、"古典"と、してのトムキンス・シリーズのことは知っていても。直接手にとってじっくり読んだことはなかった。本書の翻訳の打診を受けたわたしは、ガモフの本を翻訳させてもらえるなんてなんと名誉なことだろうと感激する一方で、どうしていまさらそんな古い本を焼き直ししてまで出版するのだろうといぶかしく思ったのも事実である。
そこでわたしはさっそく初版のシリーズを読んでみた。そしてそこに、時代を超えて生き続けるに値するイマジネーションの輝きがあることを理解したのである。とくに相対性理論量子論に関する部分はそうだった。この2つの理論は、現代テクノロジーの基盤としてわれわれの生活を支える理論であるにもかかわらず、高校までの物理学では扱うことができない。したがって、一般の人たちにこの世界に親しんでもらうための案内書は、いまも、そしてこれからも必要とされるだろう。ガモフの創り出した物語は、設定のうまさ、親しみやすさ、そして彼の人柄からにじみ出るものであろうユーモアがあいまって、相対性理論量子論の世界を、また訪れてみたい土地、どこかなつかしい土地にしてくれる。この魅力がもつ力は大きい。今日、フィクション仕立ての物理学入門はめずらしくもなくなっているが、ガモフの作品は"元祖"の看板になど頼らなくとも、時代を超えた魅力によって21世紀の読者のハートをつかむに違いない。

                                  • -

ジョージ・ガモフ Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%A2%E3%83%95&hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=DQ_5TfOPNpCOvQPX3o2DDA&ved=0CEEQsAQ&biw=920&bih=540