じじぃの「渡邉信・奇跡のエネルギー革命・日本を産油国に・藻から石油!夢の扉」

[ScienceNews]「藻」からバイオ燃料 加速する研究開発 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8WDkObd7a48
オーランチオキトリウム : たかじんのそこまでやって委員会 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cWlIWuzaTNQ
日本が産油国になる日 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=amit7ksynR0
オーランチオキトリウム Google 検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivns&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=WwPkTZfxE4iovQPkp-2IBw&ved=0CBwQsAQ&biw=907&bih=555&q=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%20%E7%94%BB%E5%83%8F
TBS「夢の扉+」2012年1月1日「渡邉信 教授“石油を生む藻”」 動画 YouTube
渡邉信教授の“石油を生む藻”【オーランチオキトリウム】は、光合成炭化水素を合成するのではなく、有機物を吸収して炭化水素を合成する特徴をもっており、何らかの有機物を供給する必要があります。
番組では、この分野で先行するアメリカは、オーランチオキトリウムは、光合成の代わりに“栄養分=エサが必要”(有機物)が必要で採算性に問題があると否定的な意見を紹介された。
これに対して、渡邉信教授は、有機物を新たな藻による供給することで採算性の問題の取り組みを行いました。
アメリカでは、自動車、ジェット機を5%程度の混合燃料で挑戦していますが、渡邉信教授とマツダは共同で70%の混合燃料でディーゼルエンジン車での実証実験に成功しました。また、仙台市と下水処理施設における実証実験の取り組みを始めました。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber0/20120101.html
論説委員・坂口至徳 藻がエネルギーをつくる 2012.4.10 MSN産経ニュース
東日本大震災の被災地、仙台市で石油を生み出す藻が、復興計画のシンボルになっている。環境浄化のコスト削減とエネルギー生産を同時に実現する全国にないプロジェクトだからだ。
仙台市の東部沿岸にある下水処理場の南蒲生浄化センターは昨年3月11日、10メートルを超す津波に襲われ、施設が壊滅的な打撃をうけた。市の生活排水の7割に当たる日量約39万トンを処理する大規模施設で、完全復興には4〜5年、900億円もの費用がかかるとされる。
その復興計画で浮上したのが、「オーランチオキトリウム」という藻類を使うアイデアだ。平成22年に筑波大大学院生命科学研究科の渡辺信教授が沖縄の海でマングローブの林の中から発見した。光合成を行う葉緑素を持たない種類で、廃水などに含まれる有機物を吸収して、活発に増殖する。体内にため込む物質は、サメの肝油で知られる「スクワレン」という炭化水素で、石油などと同じ成分の燃料になる。
 この藻を使って、廃水に含まれる有機物を除く一方でエネルギーを得るという一挙両得のプランなのだ。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120410/scn12041003150001-n1.htm
藻類が世界を変える 14/01/2011
100分の1ミリの微生物が世界を変えるかもしれない。
その微生物の名は「オーランチオキトリウム」。
http://tsukubascience.com/seibutsu/sourui_ga_sekai_wo_kaeru/
筑波大学 環境・生物多様性研究室
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~makoto/
生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 2010年12月15日 asahi.com
藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。
筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾ベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。
球形で直径は5〜15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10〜12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。
研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。
炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。
渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。
また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。
http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html
オーランチオキトリウム ウィキペディアWikipedia)より
オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)は無色ストラメノパイルであるラビリンチュラの一種。炭化水素を高効率で生成・蓄積する株が発見され、「石油を作る能力が高い微生物」として注目されている。
【実用化に向けた取り組み】
・2010年12月14日 - 筑波大学教授の渡邉信らのグループが、特に高効率で化石燃料重油に相当する炭化水素(スクアレン)を産生し細胞内に溜め込む株を発見し、茨城県つくば市で開催された藻類の国際学会 "Asia Oceania Algae Innovation Summit" で報告した。
・2011年度 - 仙台市筑波大学東北大学は共同で、オーランチオキトリウムを増殖する実証実験を始める予定となっている。早ければ同年内に仙台市に実証プラントを建設し、宮城野区の下水処理施設「南蒲生浄化センター」の生活・産業排水を利用して、3〜4年かけて研究開発が行われる。
・2011年12月 - 渡邉信教授の研究チームと自動車メーカーのマツダが共同でオーランチオキトリウムから精製した油を軽油に70%混ぜて、クリーンディーゼル車を走らせる実験を行い成功した。

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「夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜」 2011年5月29日 TBS
【ドリームメーカー】筑波大学大学院教授 渡邉信 【ナレーター】坂口憲二
その男の、40年以上にも及ぶ地道な研究の成果がついに実った。
世界にも注目される、大量の石油を生む特別な「藻」の大発見!
これまで海外で、いくつか石油を生む藻の発見はあった。
しかし、その男が発見したのは、これまで発見された藻をはるかに上回る量の石油を生み出すという。
筑波大学大学院、渡邉信(まこと)教授、63歳。日本が誇る「藻」のスペシャリストだ。
渡邉教授の下には今、海外からヘッドハントの話が舞い込んでくる。
しかし彼は、あくまでも「日本発」の研究開発にこだわっている。
彼がどこで藻を発見したかはトップシークレット。サンプルは、限られた人しか知らされていない場所で保管。
その藻は、なんと汚水を浄化し、さらに石油をも生み出すという人類にとっては、奇跡の藻類である。 
急ピッチで進められる渡邉氏の研究開発。 
そして、ついに藻からとれた石油で、トラクターを動かせるのか、世界初の実験が行われることに。
その結果は?
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20110529.html
どうでもいい、じじぃの日記。
5/29、TBS 「夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜」を観た。
大体、こんな内容だった。(手抜きしている)
池や沼に繁殖する藻(も)など藻類は水の中で暮らし、およそ4万種が知られている。
「石油」を作る藻
その中に石油とほぼ同じ成分を作る藻がある。
藻類学者 渡邉信(63歳)。
地道に藻を研究した学者がエネルギー革命の主役だ。石油を作る藻を探し求め、世界中の池や沼、洞窟まで調査した。そして去年、奇跡に藻を発見。それは世界でもっとも効率よく石油を作る藻だ。
渡邉教授、「まさしく、日本は産油国になる」
日本を産油国に世界初の夢の実験が始まった。そんな渡邉が今目標にするのは、
渡邉教授、「なるべく早く産業化して、世界人類を幸せにしたい」
つくば市にある筑波大学の中で取材スタッフと渡邉教授がある研究室に向かう映像が出てきた。
筑波学園都市の筑波大学で極秘の研究が行われている。我々は場所を明かさない約束で部屋に入ることを許された。この研究室に何があるのか。
渡邉教授、(冷凍保存された藻を取り出して)「はい。これです。これが『オーランチオキトリウム』というものです。液体窒素マイナス190度くらいで生きたまま凍らせています。日本の運命を左右していく大切な生き物です」
冷凍保存されたその生物はワカメやコンブと同じ藻の仲間。ただこの藻は人類にとって貴重な油を作る。その名前はオーランチオキトリウム。
藻がフラスコの中で油を作る様子の映像が出てきた。
この藻は光合成を行わず、水中の有機物を食べて油を作り、細胞内に貯め込む。特殊な染料を使うと、藻の内部が赤く光って見える。これが油だ。この油を集めれば燃える。つまり燃料として使える。
渡邉教授、(フラスコを揺りながら)「もう『油』が浮いている感じですね。何がすごいかと言うとオイル生産効率が従来の藻類と比べると10倍以上。これが非常に優れています」
これまでもっとも油を作る藻として知られていたのはボトリオコッカス。渡邉が発見したオーランチオキトリウムはその10倍以上の生産能力を持つ。この油、成分は石油とほぼ同じ。
それゆえ「石油」を生み出す藻。そして世界の注目の的に。
バイオ燃料のトウモロコシと比較。1haの土地を使って採れる油はトウモロコシはドラム缶1本。この藻は実に5万本。まさに大量生産が可能となる。
沖縄の海でマングローブが点在する景色が映像に出てきた。
その奇跡の藻は渡邉が沖縄のある場所で見つけた。エネルギー革命とは一見無縁に思えるこの場所。オーランチオキトリウムはマングローブの根っこでひっそりと暮らしていた。渡邉はそれを持ち帰り、次世代の燃料になることをつきとめた。
渡邉教授、(水中からの水をすくって)「上の方の細かい粒子は目に見えるもんじゃないから。これは小さいから目に見えない。大きさが15ミクロン(0.015ミリ)くらい」
肉眼で見えない藻をどうやって探すのか。
渡邉教授、(貝のようなものを持って)「こういうところに藻は付いていますよ。僕はね。ここに何千種類以上の藻は必ずいると思います」
藻は確認されているだけでも4万種。まだまだ未発見のものが多いという。
     ・
新聞の記事 「生産能力10倍 『石油』つくる藻類、日本で有望株発見」という活字が映像に出てきた。
新聞がこのスクープを報じたのは去年の12月。藻からエネルギー革命を起こす男。渡邉に風が吹き始めた。
オーストラリア・アデレート大学は藻の研究で知られる。その権威デビット教授はこのニュースに驚いた。
デビット教授、「渡邉教授は非常に重要な藻を発見しました。これはすばらしい発見です。日本は産油国になれる可能性が十分ありますよ」
渡邉教授、「まさしく、日本は産油国になる」
たとえば、琵琶湖の3分の1、2万haでこの藻を培養すれば日本は石油は輸入する必要がないと渡邉は言う。用地は十分にある。全国で使われていない田畑、耕作放棄地。もしこれが油田になれば。
渡邉教授、「20万haで藻を生育しれば20億トンの石油生産が可能になる。世界の石油需要が50億トンですから、その40パーセントが日本で生産可能になるんです」
     ・
渡邉が力強く、笑顔で研究できたのは妻の途子さんが支えてくれたからだ。大学時代に出会い、結ばれた2人。途子さんの目に渡邉はどう映っているのだろうか。
途子さん、「オタクです。それだけは言えます。バックの中にいつもポリ瓶ですよ。トランクの中、リュックの中、いつもどこかに出かけるという時にはポリ瓶ですからね。やはり藻が好きな人間ですよね」
デートの時でも新婚旅行でも、渡邉はこのポリ瓶と藻を採集するスポイトを持ってきた。大学卒業後研究員となった渡邉。その頃の収入はスズメの涙。生活費は途子さんがまかなった。
     ・
日本を産油国にしたい。熱い思いを秘めた渡邉。次なる挑戦は奇跡の藻オーランチオキトリウムでエンジンを動かす。
バイオ燃料の混合濃度
エタノール 3%
脂肪酸メチルエステル 5%
日本では自動車などの燃料に混ぜているバイオ燃料の割合は3%が上限と定められている。
渡邉教授、「本当に今使っている割合(3%)で、藻の『石油』を入れたら動くのかという初めての実験なんです。これをやらなくちゃいけない」
最終目標は藻がつく油100%。そのための大事な一歩だ。研究室でプロジェクトがスタート。油を作るために最新のバイオ装置から、この中で15ミクロンの小さな藻が有機物を食べながら油を作っている。1ヵ月半後、石油とほぼ同じ成分を持つ油が出来た。
渡邉教授が油が入ったビーカーを持ち上げて、
渡邉教授、「やっと採れましたね。1.5Lあります」
取材スタッフ、「動きますか?」
渡邉教授、(憮然として)「当然、動きますよ。動かなかったらトラクターが故障しているんです」
     ・
ラクターの助手席に妻の途子さんを乗せて、満足そうにほほえみながら、トラクターを運転している渡邉教授の姿があった。
じじぃの感想
「1haの土地を使って採れる油はトウモロコシはドラム缶1本。この藻は実に5万本。まさに大量生産が可能となる」
これって、すげー。