じじぃの「ホームレスからの脱出・3割に知的障害の疑い!ニュースZERO」

ホームレス男性か 首都高の高架下で男性が死亡 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3DjMsltCeio&feature=fvwrel
「ホームレス」支援活動@池袋 : 森川すいめいさん学習会のおしらせ TENOHASI
http://tenohasi.exblog.jp/7055250/
北九州市 - 組織 - 療育手帳
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=8343
ニュースZERO 2011年3月3日 日本テレビ
【出演】 村尾信尚鈴江奈々鈴木崇司松尾英里子
特集 なぜ困難? ホームレスからの脱出 ・・・ 3割に知的障害の疑い
http://www.ntv.co.jp/program/sphone/detail/122242157.html
どうでもいい、じじぃの日記。
3/3、『ニュースZERO』の「なぜ困難? ホームレスからの脱出」を観た。
大体、こんな内容だった。
仕事と住む場所を失ったホームレスの数は現在全国で1万3124人。これまでホームレスへの支援は再び仕事に就くための手助けに重点が置かれてきましたが、そのあり方が今問われています。
ホームレスの中に知的障害のある人たちが少なからずいる可能性が出てきたからです。どのような支援が必要なのか、取材しました。
東京の池袋の暗い路上でダンボールに囲まれた中で寝泊まりしている人の映像が出てきた。
東京・池袋。真冬にもかかわらず行き場のないおよそ100人が路上で暮らしている。彼らに弁当を配っているのはホームレスの支援を行うNPO団体のメンバーだ。
NPO「世界医師団」・精神科医の森川すいめいさんは、10年に渡ってホームレスの支援を続けてきた。
森川さん、「寒いですね」
ホームレスの人、「寒いよ。しょうがねえ」
森川さん、「どうしようもない時は教えてください」
別のホームレスの人のところで。森川さん、「どこかアパートに入りますか?」
ホームレスの人、「アパートね。あまり好きじゃない。集団は」
森川さん、「個室を捜して見ますね。見つかったら声をかけますから」
この日、森川医師が声をかけた人たちの中に1人、気がかりな男性がいた。
ホームレスの人、「背骨が3ヵ所ぐらい事故ではずしている。だから寒いよ。最近、腰が痛くなっちゃって」
森川さん、「今日から個室の部屋がありますけど、行きます? 暖っかい部屋」
話を聞くうちに森川医師はこの男性に知的障害があるのではないかと感じた。そこでひとまずNPOが借りているマンションに一時保護し、生い立ちを詳しく聞くことにした。
マンションに移り、ホームレスの人がパジャマに着替えてベッドで休んでいる映像が出てきた。
森川さん、「中学校は行ったんですか?」
ホームレスの人、「もちろん、中学まで、行くには行ったんですけど。ほとんど頭に入らなくて・・・・」
男性の話を聞いて森川医師は知的障害の疑いを強めた。知的障害とは知的発達の遅れから日常生活を送るうえで支障をきたす障害のこと。発達期の18歳ごろまでに障害が表れる。森川医師の働きかけでこの男性は生活保護の受給が認められ、住む場所も確保できた。
しかし知的障害があった場合、これでは根本的な解決にはならないと森川医師は感じている。
森川さん、「自力で路上生活から抜け出すのが難しいだけでなく、抜け出した後、もう1回失敗体験をして、再び路上生活に戻る人たちが知的障害を抱えた人には多い」
ホームレス対策

                                                        • -
 自立支援
 仕事・生活保護
                                                        • -

ホームレス ホームレス ホームレス
これまでホームレスの「自立支援」では働ける人には仕事ができるようにする就労支援を。それが困難な人には生活保護。この2つに重点が置かれてきた。しかし知的障害のある人には人間関係がうまく築けず、仕事が続けられなかったり、金銭管理がうまくできず、生活が破たんし、再び路上生活に戻るケースも少なくないという。
森川さん、「知的障害というものが原因でうまく自分のことが言えなかったりとか、仕事をしていても『のろま』とか言われていじめられてきた人たちも多い」
2009年に森川医師等で東京都心のホームレス164人を調査したところ、3割を超える人たちに知的障害の疑いが認められた。彼らに本当に必要なのは何か?
独自に対策を打ち出した自治体がある。
福岡の北九州市の映像が出てきた。
九州で有数な工業都市北九州市。深夜駅の地下にある駐輪場にホームレスが暖を求めて集まってくる。
市の職員、「何か困っていることはありますか?」
ホームレスの人、「特にない」
市の職員、「今の生活もなかなかきついでしょう」
ホームレスの人、「きついね」
市の職員、「相談会に足を運んでもらって、どういう支援ができるか。できるだけ野宿状態から脱出できるように手助けしたい」
ホームレスに声をかけているのは北九州市が運営を委託するホームレス自立支援の北九州市の職員。
7年前開設されたこのセンターにはおよそ50人のホームレスが入所している。彼らはここで寝泊まりをしながら仕事を捜し、原則半年以内で自立を目指す。こうしたセンターは全国に24ヵ所あるが、その中で北九州市だけが行う取り組みがある。
市の職員、「今から作業適性検査というのをやっていきたいと思います」
「作業適性検査」と呼ばれるテストです。簡単なたし算を繰り返すことで集中力や仕事の効率性を測定。どのような職業に向いているのかを見極めるものだ。その一方で、検査結果は常駐する臨床心理士が分析し、知的障害の疑いがあるかどうかの判断をしている。さらに生い立ちやこれまでの仕事についての聞き取り調査を行う。
市の職員、「算数が苦手と言いましたが、九九なんかは?」
ホームレスの人、「ダメやった。初めは手で計算したり」
こうしてセンターに入所した段階で、知的障害の疑いがあるかどうか調べるのだ。
去年6月にセンターに入所した大村さん(仮名・46歳)。
大村さん、「センターに入って良かったですね。寝るところもあるし、食べ物もあるし、お風呂とかもあるし、良かったです」
大村さんは知的障害の疑いがあると判断された。そんな大村さんが取り出したのは一冊の手帳。
療育手帳」と呼ばれるこの手帳は都道府県や政令指定都市が知的障害があると認めた手帳のこと。これを持っていれば専用施設への入所ができるなど、さまざまな援助を受けることができる。
北九州市のホームレス対策
自立支援に仕事・生活保護の他に、療育手帳を加えることで今まで支援が届かなかった知的障害のあるホームレスにも対応できるようになった。
大村さん、「最初は普通の仕事をやりたいと思って。(療育手帳を)持つのは厭だった。でも、仕事が見つからないので、やっぱ、相談して申請するにしました」
センターができてから6年間で利用した人は589人、そのうち3割が療育手帳の取得につながった。
去年の12月、療育手帳を取得した大村さんは知的障害者を専門にケアする施設への入所が認められた。今は障害者のための福祉作業所に通い、金属部品の仕分け作業など、簡単な仕事をしながら自立を目指している。
じじぃの感想
昨日のニュースで自殺者が13年連続で3万人とか言っていた。
北九州市のホームレス対策などのような、きめの細かい支援で少しは防げるのかもしれない。