じじぃの「中国水ビジネスを狙え・50兆円市場争奪戦!クローズ」

クローズアップ現代 中国 水ビジネスを狙え 〜50兆円市場争奪戦〜 動画 pideo
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ref=em_over&ch_userid=fx_keaton&prgid=41178641
<中国>上海の大気汚染、最悪レベル 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=TspiTAAov3Y
中国大気汚染 中国国内では水質汚染も深刻な事態に(13/03/05) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=IaAA_fKIPgk
水資源を考慮した世界地図 画像
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2008/2008honbun/image/i3c310010.png
砂漠化が進む中国

Safe Drinking Water World Map

  

微小粒子状物質(PM2.5)とは

上海の大気汚染、「最悪」レベルに 追加 2013.12.6 MSN産経ニュース
中国上海市で6日午前、微小粒子状物質「PM2.5」を含む大気汚染指数が400を上回り、6段階のうち最悪の「深刻な汚染」となった。PM2.5の濃度は、1立方メートル当たり490マイクログラムを超え、最悪レベルとなった。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131206/chn13120612540003-n1.htm
クローズアップ現代 「中国発 越境する“PM2.5”」 2013年2月26日 NHK より
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】大原利眞(国立環境研究所 地域環境研究センター長)
NGOは粉塵に含まれるPM2.5を分析し、北京市が公表しているデータと比較しました。すると驚くべき結果が出ました。
タクシー運転手の数値は市の数値の3倍にも上っていたのです。
            NGO測定値  市の数値

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タクシー運転手  121.61     39.49
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3316.html
長江の汚染ますます深刻、4億人の飲用水に影響=環境報告書『毒が長江に潜む』 2010/09/03 大紀元
国際環境NGOグリーンピースは先週、「毒が長江に潜む=長江の魚体内の有毒有害物質の調査」と題する報告書を公表した。中国最大の河川・長江の水質汚染の実態を明らかにした同報告書は、各方面の関心を呼んでいる。
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/09/html/d80143.html
深刻な中国の水質汚染は、日本の環境ビジネスにとってのチャンス 2008年09月30日 生活経済ジャーナリスト 柏木理佳
農村部では1.9億人が基準以下の汚染水を飲用
http://www.kashiwagirika.com/120
中国の水資源政策と水供給価格改革
生態環境が年々悪化している中国では、河川や地下水の水質汚染は避けられない。近年主要7大水系の汚染度が定期的に測定され、6段階に分けて公表されているが2003年の場合、Ⅰ類3.4%、Ⅱ類21.4%、Ⅲ類13.3%、Ⅳ類23.8%、Ⅴ類8.4%、Ⅴ類以下29.7%であった。7大水系とは海河、遼河、准河、松花江、長江および珠江のことであり、水質の分類はⅠ〜Ⅲ類は飲用水の水源として利用可能なもの、Ⅳ類は工業用か娯楽施設(プールを除く)用、Ⅴ類は農業用灌漑用水以外に利用できない状況のもの、Ⅴ類以下は農業用水にも適していないものを示す。この分類でみると、2003年の場合7大河川流域では海河、遼河、准河などの汚染がひどく、全体の約30%が農業用水にも適合しないということになる。水質汚染の農業用水に与える影響は年々大きくなりつつある。
http://www.asia-u.ac.jp/ajiken/books/project/54.pdf
クローズアップ現代 「中国 水ビジネスを狙え 〜50兆円市場争奪戦〜」 2011年2月8日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】元国連環境審議官 吉村和就
50兆円に拡大した中国の水市場。21世紀の水ビジネスの主導権を争う戦場と化している。そこに挑む日本の中小企業や自治体。技術立国・日本の新たな鉱脈の可能性をさぐる。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2999
『グリーン革命〔増補改訂版〕(下)』 トーマス・フリードマン/著、伏見威蕃/翻訳 日本経済新聞出版社 2010年発行
赤い中国はグリーンな中国になれるか? (一部抜粋しています)
昔ながらの汚染の問題は、ここ数年のあいだに臨界の域に達し、ただ逃れられない問題というだけではなく、対策をとらなかった場合には、中国指導部にとって恐ろしい事態が予想される。中国環境保護総局の藩岳副局長は≪シュピーゲル≫のよく知られているインタビューで率直に語っている(2005年3月7日号)。
 いろいろな要素が一気に重なっています。中国は原材料に乏しく、土地が充分にないし、人口が着実に増えています。現在の中国の人口は13億人で、これは50年前の倍に当たります。2020年には、人口は15億人になるでしょう。都市部は拡大しているものの、砂漠もまたひろがっていて、居住可能な土地、使用可能な土地は、この50年のあいだに半分も減りました・・・・環境が追いつくていけないのです。中国の領土の3分の1に酸性雨が降り、7本の大河の水の半分がまったく使用できず、4分の1の市民がきれいな飲み水を手に入れられません。都市部の人口の3分の1は汚染された空気を吸い、環境面で持続可能なやり方で処理されている都市のゴミは20パーセントに満たない。さらに、世界でもっとも汚染されている10都市のうち5都市が中国の街です・・・・空気と水が汚染されているために、GDPの8パーセントないし15パーセントが失われています。しかも、そこには健康へのコストが含まれていない。人間にも影響が出ています。北京だけでも、死亡にいたるガンの70パーセントないし80パーセントが、環境に原因があるとされています。肺ガンが死因の第1位になりました。
これほどの問題を無視できる政府があろうはずがない−−ましてアメリカが無視するわけにはいかない。アメリ環境保護庁(EPA)は日によってはロサンジェルス上空の汚染物質の25パーセント近くが、中国からのものだと報告している。
毛沢東主席が揚子江で泳いでいる写真は、中国政府が発表した写真のなかでもっとも有名だろう。だが、アンドレアス・ローレンツは≪シュピーゲル≫に載せた小論(2005年11月28日号)で、中国の川や湖の多くは、有害物質で汚染されていると述べている。「現在では・・・・1966年の揚子江で行われた毛主席の伝説的な水泳は、体力を誇示する行為どころか、自殺行為と見られるはずである」
環境悪化という中国全体の流れよりもさらに中国指導部を危惧させたのは、ここ数年の急激なエネルギー消費の増加だった。チームを編成して中国の環境問題を追跡調査しているローレンス・バークレー国立研究所の説明によれば、1980年から2000年にかけて、中国のGDPは4倍に増えたが、エネルギー使用の総量は2倍になっただけだという。エネルギーと資源の効率が良好であり、政府の規制が有効だったことを示している。
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中国の2つの大河の流域汚染は、10年に及ぶ浄化作業の効果もなく、川のほとんどの地点において、水は、飲むことはおろか触れるだけでも人体に害があり、人口の6分の1を危険にさらしていると、国の広報機関が月曜日に発表した。中国中部と東部流れる准河とその支流の検査地点の半分で、"第五級"もしくはそれよりひどい汚染が見られる。主な毒素が最高値を示しているため、触れると人体に害があり、灌漑にも適していないおそれがあるという分析が、国の監督機関に伝えられた。長年の取締まりと廃棄物処理への取り組みによって、准河と遼河の一部では最悪の汚染が避けられたが、孫行汚染は依然としてきわめて高い水準にあり、全人代環境・資源保護委員会の毛如柏主任委員は、日曜日に発表された報告で「これらの河川は中国の人口13億人の6分の1に、水がもはや安全ではないことを告げている」と述べた。(≪チャイナ・ディリー≫の記事より。ロイター発、2007年8月27日)
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本書の第1版に以上のようなことを書いてから1年が過ぎて、私は疑問を抱きはじめた。だれがだれを打ち負かすのか? だれがだれにグリーン機略で勝つのか? だれがだれに屈辱をなめさせるのか? 地球レースで中国がアメリカに大きく先行し、ET産業を独占することはありうるのか?
こんな疑問を投げかける理由は? それはアメリカがグリーンに移行するかどうかが、まだ選択肢の段階にすぎず、議会もオバマ政権にも、価格シグナルをきちんと示す覚悟がなく、クリーンエネルギー・システムをアメリカで開発するのに必要な大規模投資に踏み切っていないからだ。そう、私たちは危機に際して足踏みしている。アメリカがどうあろうとグリーンに移行しなければならないと中国が決断するまで、あと5年ぐらいしかないと私は確信している。なぜなら、あまりにも多くの人々がまともに息ができず、あまりに多くの河川が汚染で飲料水の供給に適さず、あまりに多くの湖に魚が棲めず人も泳げないほど汚染され、あまりに多くの森林が伐採されて裸になり、そして気候変動はすでに長期の旱魃や頻繁な砂嵐という形で、中国に影響を及ぼしているからだ。中国人多数がアル・ゴアの映画を見て、納得したからではなく、毎日の悲惨な現実が中国の指導者たちにほかに途はないことを納得させ、中国はじきにグリーンを目指すはずだ。必要に迫られてグリーンにならざるをえないと、指導者は悟るだろう。必要は発明の母という言葉もある。グリーンな中国は。風力、太陽光、原子力、CO2分離回収方式の発電を中国国内で低価格かつ大規模に行うことができるように工夫を重ねるはずだ。中国がこうしたクリーンパワー・システムを完成させた暁には、アメリカにそれを輸出するだろう。そうなると、アメリカ人が買う中国製品は玩具やプラスチック製の野菜用カッターばかりではなくなる。書き換える車、ソーラーパネル風力発電機のタービン、冷蔵庫、電子レンジ、住宅の冷暖房システムまで、中国から買うことになる。そして次世代のグローバル産業、ETにおいて打ち負かされるのは、私たちアメリカになる。

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2011/2/8、NHK クローズアップ現代 「中国 水ビジネスを狙え 〜50兆円市場争奪戦〜」から
深刻な水不足にあえぐ中国。湖は干上がり、井戸は枯れ、農村が次々に姿を消しています。中国政府は水問題の解決のため、今後10年間で50兆円を投じると宣言しました。中国で拡大する水ビジネスの巨大市場を狙って日本企業も動き出しています。欧米企業が手を出さない農村部にも積極的に進出し、中国市場に食い込もうとしています。
ナガオカの三村社長、「田舎の水道を狙え、農村の水道を狙う。勝てる市場に出て行く」
さらに、日本の地方自治体も中国を目指しています。日本国内では水道管が老朽化。巨額の修繕費をまかなうため、水処理の技術を中国に売り込もうというのです。
岐阜市の水道担当の部長。「儲かれば一番いいんですがね」
果たして日本は中国の巨大市場を攻略できるのか。50兆円を巡る水ビジネスの争奪戦を追います。
蛇口をひねれば飲み水が出てくるのが当たり前の日本にいますと、実感できないが、いま人口の増加、新興国の急速な経済発展で世界の水需要が急増し、それに伴い水ビジネス事業が急拡大しています。この水ビジネス。水を集めて飲めるようにする取水と浄化。浄化した水を家庭に届ける給水。そして家庭から出た汚水を浄化する下水処理などさまざまなプロセスがあります。
取水・浄化 → 給水 → 下水処理
水処理のさまざまな分野で高い技術を持つ日本企業。上下水道の管理で経験豊かな自治体。日本が持つ力を結集すれば水不足に苦しむ人々を助けつつ、水ビジネスを日本の21世紀の主力輸出産業に育てていけると期待されていますけれども、ご覧のように世界最大の市場50兆円とも言われている中国市場で次々とビジネスを獲得しているのが水メジャーと呼ばれるヨーロッパの企業2社(仏のベオリアスエズ)です。
中国のほとんどの沿岸部と内陸部の主要な都市がヨーロッパの企業2社で占められている映像が出てきた。
技術力の高い日本企業が水メジャーに太刀打ちできず、苦戦している大きな理由は先ほどご覧いただいたような水事業の全体を運営するノウハウが乏しいとされているからです。こうした課題があることを認識した国は海外の水ビジネスの獲得を目指して、2年前水処理技術を持つ複数の企業が連合を組む"ALL JAPAN"構想を打ち出し、40近い協議会やチームを作ったのです。しかし参加した企業が技術流出を恐れて、活動に消極的だったり、いくつもの企業がかかわるため足並が揃わなかったり、意志決定が遅かったりするなど、思うような成果を上げれずにきたのです。こうしたなか、政府主導ではなく民間レベルで企業連合を結成し、中国の水市場に挑む動きが始まっています。
この後、ナガオカの三村社長が率いる日本企業4社が中国東北部遼寧省瀋陽市の水道局を訪れる映像が流れる。
日本の関係者、「水道管がボロボロだ。日本だったらステンレスになっているから、こうはならない」
中国の視察団が岐阜市を訪れて、汚泥処理設備を見ている映像が流れる。
中国の視察団の人、「下水汚泥からリンを回収しているなんて、初めて見た」
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どうでもいい、じじぃの日記。
2/8、NHKクローズアップ現代 「中国 水ビジネスを狙え 〜50兆円市場争奪戦〜」を観た。
「深刻な水不足にあえぐ中国。湖は干上がり、井戸は枯れ、農村が次々に姿を消しています」
技術流出を恐れて、中国に進出するのをためらっている日本企業。
どうか、中国の人々を助けてやってください。