じじぃの「元気な中小企業が日本経済を救う・技術!Bizスポ」

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Bizスポ 2011年1月7日 NHK 「"元気な"中小企業が日本経済を救う!」
【キャスター】野田稔堀潤飯田香織
【ゲスト】高橋和志さん (造船・建築業 高橋工業社長)、今野宏さん (醸造業 今野商店社長)、門谷誠さん (金属加工業 東洋ステンレス研磨工業社長)、三村等さん (プラント機器製造業 ナガオカ社長)
2011年の日本経済は、デフレ・円高・グローバル競争・雇用のミスマッチなど、解決しなければならない課題が山積しています。その解決のヒントを探るべく、ユニークな技術や取り組みで注目される全国各地の“元気な”中小企業の経営者を取材。その極意を伝えるとともに、経営者をスタジオに招いて徹底的に議論し、日本経済再生のため具体的な処方箋を探りました。さらにツイッターも活用し、視聴者の意見も議論に反映しました。
■テーマ1 “技術立国日本” 足りないものは何?
造船業から建築分野への大転換を行い、不況の中でも業績を伸ばしている宮城県の企業や、1万を超える菌を培養して、農薬や健康食品、医薬品への活用を図る秋田県のユニークな企業などの取り組みを取材。「技術のニッポン」再生のカギを探ります。
■テーマ2 人材は誰が育てるのか?
金属研磨を行う従業員の意欲を高めるため、“金属化粧師”という新たな名称を作ったり、口伝えで受け継がれていた技術を体系的に教えるシステムを作り上げたりと、人材育成に力を入れる福岡の企業を取材。日本の将来を担う「人づくり」について議論します。
■テーマ3 日本は海外でどう稼ぐのか?
水不足に悩む中国の農村部に、独自開発の簡易型浄化装置を売り込もうとする大阪の企業を取材。日本の企業がグローバル展開するために何が必要かを探っていきます。
http://cgi4.nhk.or.jp/bizspo/special/list/index.cgi?month=201101
どうでもいい、じじぃの日記。
1/7、NHKBizスポ』で特集「"元気な"中小企業が日本経済を救う!」を観た。
大体、こんな内容だった。(テーマ1のみ)
■テーマ1 “技術立国日本” 足りないものは何?
  日本は今年、踊り場の状況ですが、どうなっていくのでしょうか。
野田 円高だとか、デフレ、雇用問題、海外との競争。日本経済がこれから成長するためには課題が山積みですね。
  そこで今日のお題は「俺たちが日本を元気にする! スペシャル」としてお伝えしていきます。そこで全国から元気な中小企業の方にきていただきました。
ゲストに高橋和志さん、今野宏さん、門谷誠さん、三村等さんの4人が出演。
  まず、始めのテーマは「技術」についてです。
東京・銀座の高級プデック。分厚い鉄板の壁にたくさんの小さな明かりの窓があいています。夜になると壁が夜空に変身。一方、三角形の鉄板を組み合わせた、こちらの建物は劇場です。奇抜なデザイン。
番組スタッフの人、「いかがですか」
街の人、「ちょっと、芸術的な感じがする」
こうした建物を手掛けたのは宮城県気仙沼市にある中小企業です。社員18人の高橋工業。社長の高橋さんは船大工の7代目です。熱でたくみに加工した斬新なデザイン。実は港町がはぐくんだ造船のワザなのです。たとえば、水の摩擦を減らすなめらかな船の曲線。それを可能にするのが「ぎょう鉄」というワザです。ぎょう鉄はまず鉄板を2000度近くまで熱し膨張させます。そこに水をかけて、一気に冷却。鉄の表面が冷えて一気に収縮する。この力を利用して鉄を曲げるのです。従来、建築の世界ではこんな技術はありませんでした。
高橋さん、「なんでこんな事、出来なかったの。普通だろうと。船の普通は建築では非常識だった。だから、その非常識なことがある意味でチャンスだった」
話が変わって。
ワインのような日本酒。ガンの予防効果が期待できる味噌。環境にやさしい農薬。
今、注目を集めるこれらの商品はすべてミクロの生物「菌」から生まれました。開発したのは秋田県大仙市にある秋田今野商店です。社員29人。主に酒や味噌などに使う麹(こうじ)菌の販売を手掛けています。社長の今野さんの会社の強みは豊富な品ぞろえです。
今野さん、(番組スタッフに)「特別に、お見せしましよう」
見せてくれたのは金庫ならぬ菌庫(小さな金庫ぐらいのケース)。マイナス80度で保管されている菌は1万種類以上。取り引き先は全国の醸造メーカーの3割に達します。
今野さん、「これ(菌)がまさに私たちの金。これがすべてお金になります」
会社の創業は100年前。こつこつと菌の種類を増やしてきました。代々、大切にしているのが「育種(いくしゅ)」という技術です。
育種の説明が映像に出てくる。
育種された菌が商品化される割合はごくわずかです。しかし、緻密な作業を何万回も積み重ねることで、今野さんはどこにも負けない品ぞろえを実現しました。化学物質を使わない環境にやさしい農薬の開発につながりました。
今野さん、「古いものから新しいものを作り上げていくというチャンスというものは、足もとにあるし、足もとをしっかり見て、自分の強い部分を伸ばしていく。チャンスは均等に皆にくるので、それをチャンスと見るのか、ゴミと見るのか、その人の感性を磨くしかない」
野田 VTRを見ていると、まだまだ日本の技術は捨てたもんじゃないなと思うんですけど。高橋さん、造船から畑ちがいの建築に行くというのは怖くなかったんですか。
高橋 畑ちがいだと思うからそう思うのだろうが、私は陸(おか)で船を作っているという発想ですから。
野田 今野さん、100年以上歴史があるということで、昔から麹(こうじ)というのはいい商売だったかもしれませんが、これにかけるというのは怖くなかったんですか。
今野 地球には大体、知られているカビの仲間は7万種ある、7万種というのは人間が知っている僅か5%なんです。まだまだ分からない、見つかっていない菌がたくさんある。僕らはそのカビの超能力を使って、いろいろなビジネスを展開している。だから、お酒、味噌、醤油、ミリン、焼酎、それらは全部、麹菌を使います。抗生物質一つとってもそうです。そういったものを醸造だけの分野だけでなく、いろんな分野に役立てていこうと思っています。
野田 我々からみると、ただのカビですけどね。
今野 微生物というのは、いろんな可能性を持っているんです。だから微生物にお願いすればできないものはないという信念のもとに挑戦を続けています。
じじぃの感想
「古いものから新しいものを作り上げていくというチャンスというものは、足もとにあるし、足もとをしっかり見て、自分の強い部分を伸ばしていく。チャンスは均等に皆にくるので、それをチャンスと見るのか、ゴミと見るのか、その人の感性を磨くしかない」
チャンスは足もとにあるのです。