じじぃの「科学10大ニュース2010!サイエンスZERO」

世界初!ウナギ完全養殖達成「成果発表会」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=oADVMHPJLB8
大発見は誤り - 生命は砒素では生きられない (追加) 2012年7月10日 ニュースの社会科学的な裏側
2010年12月3日にNASAから新陳代謝やDNAでリンの代わりにヒ素を用いる事ができるバクテリア(GFAJ-1)が見つかったと言う発表があったが、Science誌に公表された複数の研究で、やはりリンが存在しないと生存できず、またDNA内のリンが砒素で置き換わったりはしていないと分ったとPOPSCIが伝えている。
http://www.anlyznews.com/2012/07/blog-post_10.html
CERNの研究チーム、反物質の閉じ込めに成功 世界初 2010.11.19 CNN.co.jp
スイスの欧州合同原子核研究機関(CERN)の研究チームは世界で初めて、反物質の一種「反水素」を閉じ込めることに成功した。宇宙の誕生や性質を理解する突破口となる可能性がある。
http://www.cnn.co.jp/world/30000950.html
iPS細胞から「腸」成功、臓器で初 奈良県立医大 2010.3.10 MSN産経ニュース
あらゆる組織や臓器の細胞になることができる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から「腸」をつくることにマウスで成功したと、奈良県立医科大学の中島祥介教授(消化器・総合外科学)らのグループが10日、明らかにした。立体的な臓器ができたのは世界初といい、18日から広島市で開かれる日本再生医療学会で発表される。
中島教授らは、マウスのiPS細胞を液体中に浮かんだ状態で6日間培養するなどして、管状の腸のような組織をつくった。この組織は、腸の中の食べ物を移動させるのに必要な「蠕動(ぜんどう)運動」と呼ばれる収縮をしているほか、粘膜や筋肉、神経細胞などが腸と同じ層構造を持っており、「機能も形態も本物と同じ」(中島教授)という。
iPS細胞は、京都大の山中伸弥教授が世界で初めて作製。再生医療創薬に有用と世界的に期待されている。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100310/scn1003101218002-n1.htm
岡野研Weblog 慶應義塾大学 医学部 生理学教室
脊髄損傷&iPS細胞研究
iPS細胞用いた脊髄損傷の研究は本研究室の大きな柱で、霊長類を用いた研究でも着実に成功をおさめております。「分子生物学会」でその成果の一端を発表いたしました。
脊髄損傷の患者さんにより近い霊長類(サル)での検証は臨床応用へつなぐ為には非常に重要であり、一日でも早い応用へと日々研鑽しております。今後とも本研究室の研究に注目して下されば幸いです!
http://www.okano-lab.com/
クレイグ・ベンター:「人工生命」について発表する Video on TED.com
クレイグ・ベンターのチームが歴史的な発表を行いました。完全に機能する、人工のDNAによってコントロールされた自己増殖する細胞を初めて作り出したのです。どのようにしてこれを達成したのか、この成果が科学の新しい時代の幕開けとなる理由を語ります。
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/craig_venter_unveils_synthetic_life.html
はやぶさ帰還 世界各国の報道 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DMTe84Qa-qU&feature=related
宇宙ヨット イカロス 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=RbwKQ30yY4U
サイエンスZERO 「科学ニュース2010」 2010年12月25日 NHK教育
【ゲスト】東京理科大学教授 田沼靖一、宇宙飛行士 山崎直子 【司会】安めぐみ、山田賢治
今年社会をにぎわせた様々な科学ニュースを、番組ホームページからの投票によるランキングで紹介。さらに専門家にも今年の注目ニュースをアンケート。「はやぶさ帰還」のような、おなじみのニュースから「反物質の捕獲」といったサイエンスZEROならではの視点で選ばれたニュースを紹介していく。さらに「日本人宇宙飛行士の活躍」の裏にある科学的意味や、口てい疫被害拡大の背景などを最新科学の視点からひもといていく。
今年の科学ニュースで特に注目されたのが「宇宙開発」と「生命科学」。「はやぶさ」以外の探査機では、「イカロス」が実験飛行に成功する一方で「あかつき」は軌道投入に失敗。そして生命科学の分野では、「iPS細胞」の実用化を目指す研究が大きく進む一方で、その課題も浮き彫りになってきた。さらに、ノーベル賞を受賞した根岸さんには単独インタビュー。科学的業績をなしとげた人々が、どんな気持ちで挑んできたのか、そのあきらめない心を掘り下げる。
ゲストには宇宙飛行士の山崎直子さんと生命科学者の田沼靖一さんを向かえ、様々な科学ニュースを専門家の目線で掘り下げてゆく。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp331.html
どうでもいい、じじぃの日記。
12/25、NHK教育 サイエンスZERO 「科学ニュース2010」を観た。
大体、こんな内容だった。 (手抜きをしている)
 1.はやぶさ帰還
 2.イカロスとあかつき H2Aで打ち上げ
 3.ノーベル化学賞 日本人2人が受賞
 4.iPS細胞から世界初の臓器作成
 5.「反物質」の捕獲に成功
 6.異常気象で猛暑の記録更新
 7.口蹄疫 被害拡大
 8.うなぎの完全養殖に成功
 9.iPS細胞研究所設立
10.野口さん・山崎さん宇宙に滞在
山田さん、「今年1年、宇宙関連の話題が多かったという印象がありますが」
山崎さん、「今まで土中で温めていたものが地表に芽をだして、目に見えるようになった年だったと思います」
山田さん、「今年の生命科学の話題を、どうご覧になっていますか」
田沼さん、「多剤耐性菌の出現とか、iPS細胞の大きな進展などがあります」
サイエンスZEROでは今年社会をにぎわせた様々な科学ニュースを、インターネットを通して番組ホームページからの投票によるランキングで発表します。さらに専門家にも今年の注目ニュースをアンケートに応えてもらいました。
第10位 野口さん・山崎さん宇宙に滞在
山田さん、「宇宙に行って見た地球と写真なんかで見る地球とでは違うところがありましたか」
山崎さん、「宇宙から見た地球は想像以上に美しかったですね。生命の美しさを体で感じました」
安さん、「体で感じるですか。感じてみたいものです」
第9位 iPS細胞研究所設立
田沼さん、(何が一番興味があったかについて)「私としては、iPS細胞の研究所も出来て、これから夢が広がるなと。それから山崎さんと同じく反物質です。ロマンを感じます」
第8位 うなぎの完全養殖に成功
理化学研究所の武市雅俊さん、「うなぎの完全養殖は画期的な出来事です。これから一層養殖に頼る必要があります」
第7位 口蹄疫 被害拡大
宮崎県で口蹄疫が発生し、牛や豚など29万頭の家畜が殺処分された。
第6位 異常気象で猛暑の記録更新
東京大学大学院准教授の中村尚さん、「今年の夏の異常気象の最大の原因は偏西風の蛇行という自然現象ですが、地球温暖化の影響を気象庁が初めて指摘したのは注目すべき点です」
第5位 「反物質」の捕獲に成功
山崎さん、(何が一番興味があったかについて)「個人的には反物質というニュースに驚きました。というのは子供の頃、SFのアニメで反物質を知り、私たち地球上の物質と接触するととてつもないエネルギーになるという雑誌を見ていたので、ああ、ここまで現実にきたんだなと感慨深く思いました」
第4位 iPS細胞から世界初の臓器作成
今年3月、奈良県立医科大学で中島祥介教授のグループがマウスのiPS細胞を液体中に浮かんだ状態で6日間培養するなどして、管状の腸のような組織を作ることに成功した。出来たのは直径2ミリ、長さ5ミリほどの管状の腸のような組織で筋肉や神経の構造が腸と同じで、さらに腸の中の食べ物を移動させるのに必要な「蠕動(ぜんどう)運動」も確認されました。
今月、慶応大学の岡野栄之教授のグループが京都大が作ったヒトのiPS細胞から神経細胞のもとになる細胞を作製。サルの仲間の脊髄損傷のあるマーモセットに移植したところ、6週間で動き回れるほど回復したということです。
iPS細胞研究所では7月、がん遺伝子の替わりに別の遺伝子を使えばマウスのがんの確率を大幅に減らし、効率的にiPS細胞を作ることができると発表しました。
同志社大生命医科学部准教授の力丸裕さん、「国外ではそれほどiPS細胞研究に関心を持たれているわけではない。他にも重要な研究があるからだ」
田沼さん、「確かに賛否両論が出るのは当然のことと思います。私たちが生まれてくるときは一つの受精卵が分裂・増殖して60兆個の細胞になります。その中からいろいろな臓器が出て来るわけですが、どのようなホルモンとか、因子によって分かれてくるのか「生命の場」といわれているところが分からないのです。その生命の場というところをちゃんと理解することでiPS細胞がきちんと使われるようになります」
安さん、「ここでランキング外ですけど、専門家の方から大きな注目を集めたニュースを紹介します。今年5月、ヒトゲノムの解読で知られるアメリカのクレイグ・ベンター博士のグループが科学雑誌サイエンスに衝撃的な発表をしました。108万個の塩基配列を持つヒトゲノムを人工的に合成、それを別の細菌に移植したところ、ヒトゲノムが細菌をコントロールし、細胞分裂やタンパク質合成などの生命活動を始めたというのです。
同志社大学人文学部教授の松田純さん、「有機体と人工物の境界があいまいになる」
山崎さん、「びっくりしました。最近、NASAでも生命にとって有害と思われていたヒ素を体内に取り込む細菌を発見したと発表がありましたが、私たちが認識している生命というのはほんの一部なんだろうなと思いました」
田沼さん、「生物学的には非常に重要なことで、新しい真理をそこに示しているということですね。生命とは何かというと、情報そのものだということを立証していることになると思います」
第3位 ノーベル化学賞 日本人2人が受賞
北海道大の鈴木章名誉教授と、米パデュー大の根岸英一特別教授にノーベル化学賞が受賞された。映像に根岸英一さんのノーベル賞についてのコメントが流れた。
山崎さん、「とても勇気づけられました。継続は力なり。5、10、20年とおっしゃっていましたが、好きだとかやりたいなとか情熱が大きな原動力じゃないかと思いました」
田沼さん、「お話をうかがいながら、フランスのパスツールの言葉を思い出しました。『偶然は準備のない者には微笑まない』と。一生懸命、情熱を持って研究する者に幸運は訪れるということですね」
第2位 イカロスとあかつき H2Aで打ち上げ
5/21、金星探査機「あかつき」や「イカロス」などを乗せたH2Aロケット打ち上げに成功した。イカロスは太陽光を大きな帆に受け、燃料なしで宇宙空間を進む世界初の「宇宙ヨット」である。しかしその後、「あかつき」は金星の周回軌道入りに失敗した。
第1位 はやぶさ帰還
小惑星探査機「はやぶさ」搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた微粒子は小惑星イトカワ」のものと確認された。
はやぶさ」のプロジェクト責任者で、宇宙航空研究開発機構JAXA)の川口淳一郎教授のもとに安めぐみさんが訪れた。
安さん、「今年のサイエンスZEROの科学ニュースで第1位に見事『はやぶさ』が選ばれました」
じじぃの感想
はやぶさ」の快挙に万歳。
「生命とは何かというと、情報そのものだということを立証していることになると思います」
とうとう、ここまできたのか。