じじぃの「環境破壊の解決策を議論!白熱教室JAPAN」

Biocides: Rachel Carson 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vbtp2B-IFmw&feature=related
Silent Spring 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5odKbK47ZBM&feature=related
「地球のビジョンを描こう!」白熱教室JAPAN 2010.11.21 NHK教育
【講師】横浜市立大学 国際総合科学部 上村雄彦准教授
公共の哲学について教授と学生たちが熱い議論を交わす ハーバード白熱教室 。そこから刺激を受けて、日本の大学教育に変革の動きが起こっています。知識の詰め込み中心の内容から、学生との対話式講義が次々に出現しているのです。白熱教室JAPAN では、こうした対話式の講義を実践してきた教授たちの講義を紹介。一切の演出を排除し、1時間まるごと教授による講義と学生たちとの対話で構成します。
シリーズ1作目に取り上げるのは、横浜市立大学国際総合科学部の上村雄彦准教授の講義です。上村准教授の後期授業の初回は、次の質問から始まります。「君は宇宙人です。神様から思い通りに地球を創り変えなさいと言われたら、どんな世界を創りますか?」。地球 環境、貧困、紛争、人間の心の荒廃など・・・。学生たちは、思いつくままに理想の地球の姿を答えていきます。上村さんはそれらの意見を受け止めながら、実現するために具体的にどんな課題をクリアしていけばいいのか尋ね、さらに深く議論を展開していきます。毎年3倍以上の応募があり、他大学からも聴講希望者がくるという上村准教授の「白熱教室」を4回にわたって放送します。
http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/65406.html
どうでもいい、じじぃの日記。
11/21、NHK教育 白熱教室JAPAN 「第1回 地球のビジョンを描こう!」を観た。
「地球のビジョンを描こう」のオープニングの「環境破壊」のところのみ記述した。
大体、こんなことを言っていた。
上村さんが、今日のテーマについて話を始める。
国際社会と政治の話を始めたいと思います。この講義のテーマは一言でいうと地球です。私たちはここで生まれました。そしてここに生きています。だけどいずれ死んでいく地球、これがテーマです。この講義の最初のポイントはとにかく全体像をしっかり見ることだと思います。物事を大きく捕えることで初めていろんな問題の根本原因や本質が見えてくることが多い。なかなか日本だけで見ると見えない問題がたくさんあります。最初にそれをあらためて見ていきたいと思います。環境問題といえば当然、温暖化の問題。今一番みなさんが感じていると思います。今年のあの暑さ、異常でしたね。温暖化は確実に進んでいると思われます。ほかに環境問題がいろいろあります。
21世紀の世界
このままいけば・・・
オゾン層破壊 ・・・ あと15年で1/3に
地球温暖化  ・・・ あと数年で気温急上昇
・森林破壊   ・・・ あと40年で大半が消失
・水不足    ・・・ あと15年で50億人が不足
・食料問題   ・・・ あと20年で食料危機
・資源問題   ・・・ あと40年で石油が枯渇
このままいけばオゾン層破壊はあと15年で1/3になると言われています。・・・。いったい誰が何をどうしたら地球規模の問題、地球環境破壊、世界の貧困問題、エイズ結核マラリア、紛争、そして日本の問題を含めて、こういう問題を解決して、あらゆる人が幸せに安心して、平和に暮らすことができる社会を作れるか。これは「持続可能なグローバル社会」と言ったりしますけれど、これがこのテーマです。
根本原因の解明
上村さん、「これらの根本原因とは一体何なのか、考えて見ます。パッと浮かんだ根本原因は何なんでしょうか。そちらの黒い帽子の方」
男性1、「環境破壊の原因はまず、産業革命が起きて、その後の資本主義の構造。しいて言えば人間が本来持っている自己利益の追求にあると思います」
上村さん、「資本主義そのもの、あるいは人間が根本的に持っている本質的なところにあるということですね。人間が持っているような本質的こととは、もう一度言ってもらっていいですか」
男性1、「資本主義自体が自分の利益追求になっていると思うので、その全部の利益をみんなの利益に求めていくと、必然的にこういう形になるんじゃないかと思う」
上村さん、「つまり、人間の本質として利益を求めるということですか」
男性1、「そうです」
男性2、「環境破壊は自分本位の考えからきていると思います」
上村さん、「紛争とか食料問題とは違うということですか」
男性2、「アフリカなどで食料は深刻ですが、大国がからんでくる問題は大国が管理しようとして、その国の情勢をある程度コントロールできる。食料などは本当に突き詰めて考えれば、日本が食べている分をまわせばアフリカなどが食べれるようになるんですから」
上村さん、「力のある国がどんどん食料を集めてきて、無くなるところはどんどん無くなるということでしょうか」
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レイチェル・カーソン著『沈黙の春』は1962年に出版された。
有吉佐和子著『複合汚染』は1975年に出版された。
レオ・ベークランドは1907年にアスベスト、ベークライトを発明した。その後ベークライトはプラスチックとして姿を変えて出てきた。
「環境破壊の原因はまず、産業革命が起きて、その後の資本主義の構造。しいて言えば人間が本来持っている自己利益の追求にあると思います」
人間の文明社会は我々に快適な生活をもたらした。
朝、歯を磨くのも、延びた爪を爪切りで切るのも、なくてはならない習慣になっている。
昔の人は遠くまで行く時、わらじをはいて出かけていたのだ。
イギリスの産業革命は我々の生活スタイルをがらりと変えた。
そして、失ったものも多かった。
レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を出してからもうすぐ、50年になろうとしている。
レオ・ベークランドが発明したプラスチック類は川や海にあふれている。
人間は失ったものを果たして、どこまで取り戻せるのだろうか。
もうすぐ、死にゆくじじぃ。少しは気になる。