じじぃの「ぼけっと、Eモニ_100930」

納豆菌(バチルス菌) - 微生物防除剤・土壌改良資材 出光興産
http://www.idemitsu.co.jp/agri/biseibutsu/natto/index.html
ALA(5-アミノレブリン酸) コスモ石油
http://www.cosmo-oil.co.jp/ala/index.html
菌根・菌根菌とは何か
http://www.agr.hokudai.ac.jp/fres/fbio/field%20kinkon.htm
菌根菌を活用した新技術の開発について 関西電力
http://www.kepco.co.jp/pressre/2010/0430-1_1j.html
サイエンスZERO 「つながる生物の謎 土の中の小宇宙」 2010年4月17日 NHK
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp302.html
E morning 2010.09.30 テレビ東京
【司会】水原恵理 【スタジオゲスト】カブドットコム証券 マーケットストラテジスト 河合達憲
農薬や化学肥料の代わりに「微生物」を使う動きが注目されている。しかも開発しているのは石油会社や電力会社。微生物ビジネスはどこまで伸びるのか。
http://www.tv-tokyo.co.jp/emorning/
どうでもいい、じじぃの日記。
9/30、テレビ東京 朝のニュース番組『Eモニ』をいつものように、ぼけっと観た。
大体、こんな内容だった。
今日の注目
●為替、再び83円台に
新日鉄、インドに高炉 車向け鋼材で
任天堂、最終赤字
特集 「バイオ技術で異業種が参入"微生物"農業」
来月名古屋でCOP10生物多様性会議(10月11日〜29日)が開かれます。人間が自然と共に生きる環境への関心が高まっています。そんな中、農業も転機を迎えています。農薬や化学肥料の代わりに微生物を使おうという動きです。ここで技術力を持った意外な企業の参入が相次いでいます。
千葉県袖ケ浦市にある石橋農園が映像に出てきた。
収穫の時期を迎えたトマト、食の安全志向から化学薬品を使わない農作物の需要が増えています。
農家の女性、「安全なものを作らないとねえ〜 今は」
農薬を使わないこのトマト、実は菌によって守られているのです。葉の表面を顕微鏡で見るとバチルス菌(納豆菌の一種)がびっしりと覆っています。この菌が病原菌をブロックする働きをします。植物や体に害のない菌をわざと繁殖させ、病気を防ぐのです。こうした菌類を農薬のかわりとして販売しているのが石油の元売りの出光です。今、エネルギー関連企業の農業分野への進出が盛んになってきています。
「出光 先進技術研究所」が映像に出てきた。
出光社員、「実は1960〜70年代、石油を食べさせた微生物を家畜の飼料にしようとしたが、社会的な反発でプロジェクトがつぶれてしまったのですが、その技術を利用して微生物そのものを使うことができないか」
出光では石油の次の事業として80年代から微生物を使った農業に注目してきました。そして今から11年前、環境の変化に強く、発光しやすい微生物で納豆菌の仲間のバチルス菌を使った製品に成功しました。
出光社員、「さらに今後は、害虫を駆除する微生物農薬を開発します。売り上げは2012年に50億円程度、さらにどんどん広げていきたい」
同じ石油元売りのコスモ石油でも、微生物を農業製品に利用しています。それがこちらのアミノレブリン酸を使った栄養剤です。
コスモ石油常務、「アミノレブリン酸は、当時金やプラチナよりも高い1グラム数万円でしたが、数千円程度から、もう少し安いレベルに下げることに成功した」
アミノレブリン酸 植物の成長促進 → 農業分野で利用期待
微生物を使った低コスト技術 → 世界で初めて製品化
コスモ石油常務、「新規マーケットである中国やアメリカ、一部は東南アジアにも、今後5年間で20億円程度に伸ばしていきたい」
一方、電力会社の関西電力では、木の根に生きるきのこの仲間、菌根菌の研究を進めています。
関西電力 環境技術研究センター」が映像に出てきた。
関西電力社員、「(苗木が入ったポットを開けて)白くびっしりついているのが菌根菌から出た菌糸です」
根と土をびっしり覆うクモの巣のような菌根菌です。
関西電力社員、「電力会社の社会的取り組みのひとつとして温暖化対策技術というのがあり、その中で植林技術の開発があります、水をしっかり植える技術として菌根菌を全国から集めました」
もともと、菌根菌は木を根づかせるものとして研究されてきましたが、弱った樹木を蘇らせることに利用できないかと、関西電力では菌根菌を樹勢回復にと考えてきました。きのこなど菌類は樹木の養分を吸い取ってしまうイメージがありますが、
関西電力社員、「植物は菌根の菌糸を介して必要なリン酸やカリウムを土壌から集めます。一方、菌根は植物が光合成してつくる炭水化物・糖分をもらい共生している」
弱った樹木に土から養分を集める働きをする菌根菌を多く根づかせれば、化学肥料を使わずに樹木の勢いを回復できるといいます。20年かけてようやく製品化にこぎつけたのが、来月発売予定の菌根菌を使った農業用資材です。炭(すみ)についた白いものが菌根菌です。
関西電力社員、「この(苗木が入ったポット)土の上に資材を投入してやれば、だいたいポット内の重量(土)に対して3〜5%ぐらい資材を入れます」
資材投入前と資材投入後の植物の映像が出てきた。その差は歴然としています。
関西電力社員、「今はクロマツソメイヨシノ用で、その次はアカマツケヤキ。困っている方は個人でも地方自治体でも多い。十分ビジネスとして成立する」
カブドットコム証券の河合達憲氏が解説する。
水原 異業種がこんな違った分野に力を入れるというのは。
河合 まずはマーケットですが、マーケットは非常に大きいんですよ。今農薬市場が3500億円で、このVTRにあった微生物がまだ僅か20億円なので、伸びる余地が高いということと、海外となるとその約30倍になります。なぜ異業種かというと、石油業界では石油の分解率、電力業界では植林技術。今までくすぶっていたバイオの技術を生かせるのではないかと。新たな分野というより、今までの研究成果を活用できるというのがポイントです。
じじぃの感想
石油業界が微生物のバイオに進出というのは分かるが、電力会社が菌根菌の研究とは驚いた。
21世紀は菌を使ったバイオの時代とも言われる。
光合成も、人間の手で可能になるのではないでしょうか。