じじぃの「バイオミミクリー・トンボ型ロボット!未来への提言」

Festo - BionicOpter 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nj1yhz5io20
ジャニン・ベニュス:行動するバイオミミクリー Video on TED.com
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/janine_benyus_biomimicry_in_action.html
トンボ型ロボット

TreeHugger
http://www.treehugger.com/tag/biomimicry
Ask Nature
http://www.asknature.org/
トンボ型ロボット、面ファスナー、撥水性塗料…未来の先端技術、ヒントは生物の中に (追加) 2013.12.6 MSN産経ニュース
この春、注目を集めた一台のロボットがある。独フェスト社が開発した「BioniCopter」だ。その外観をひと目見ればわかるとおり、BioniCopterはトンボを模倣して開発された飛行ロボット。トンボは、羽ばたいて飛行することも、羽を止めて滑空することもできる。あるときは高速で移動、あるときは空中でホバリングし、瞬時にスピードや方向を変えられる。飛行時の騒音もほとんどなく、驚くほどの省エネ飛行を実現している。トンボのように自由自在に空を飛ぶ機械は、残念ながらまだ存在しない。人類の英知を集めて開発した最先端の航空機も、目の前を飛んでいるトンボには、かなわないのだ。
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/131206/wir13120616010000-n1.htm
サイエンスZERO 「バイオミメティクス 生物が秘める超絶能力をいかせ!」 2012年11月11日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】石田秀輝(東北大学大学院教授)
トンボの飛翔能力が、世界が直面するエネルギー問題を解決する! 蚊の吸血メカニズムが、何千万もの糖尿病患者の希望の光となる! さらには、アワビがスペースシャトルに! こんな一見、突飛な、しかし夢のある「バイオミメティクス(生物模倣)」の研究が進んでいます。生き物たちが、過酷な生存競争と進化の果てに獲得した能力は、私たちの想像をはるかに超えます。今、彼らの特殊な能力が、新しいテクノロジーを次々と生み出しているのです。身近な生き物に隠された「自然の神秘」を徹底的にクローズアップ、その無限の可能性に迫ります!
東晦大学の槌屋和義准教授は、「自然界で無痛吸血をしている蚊に学ぶ」というユニークな考えの持ち主で、薄膜をつくる微細加工技術を応用し、蚊の口のサイズと同等の直径0.05ミリという超微細の針をつくることに成功した。
アワビは海中のカルシウムイオンを吸収して、1晩にだいたい1層の割合で殻に新しい層を作る。1年なら約400層、5年で2000層にも達し、構造はきわめて強くなる。宇宙開発でも注目されている。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp406.html
視点・論点 「バイオミミクリーと昆虫」 2012年08月16日 解説委員室ブログ:NHK
【解説委員】日本昆虫科学連合代表 藤崎憲治
近年、バイオミミクリーあるいはバイオミメティクスという言葉を見聞きすることが増えています。バイオは生物のこと、そしてミミクリーあるいはミメティクスとは模倣とか擬態という意味ですから、それは「生物模倣」と訳されたりしています。それはいったいどのようなものであり、どのようなことを意図したものであるかについてお話してみたいと思います。
私の専門は昆虫生態学ということもあって、よく野山に昆虫観察にでかけます。日本の自然は生き物たちに満ち溢れていて、飽きることがありません。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/129249.html
『未来への提言』 サイエンスライター ジャニン・ベニュス 〜自然に学ぶ驚異のテクノロジー 2010年9月9日 NHK HI
【インタビュアー】ノンフィクション作家 最相葉月
今年は国連が制定した“生物多様性年”。10月に名古屋で開催されるCOP10(第10回生物多様性条約締約国会議)を前に、この分野への関心が高まりつつある。
こうした中、急速に失われつつある生物多様性を守り、人類と生物によりよい未来を切り開こうと活動している米国人女性がいる。「バイオミミクリー(自然を模倣する)」というコンセプトを提唱する、科学作家ジャニン・ベニュスさんだ。
ハチドリのくちばしの形状をまね、空気抵抗を少なくすることで騒音を軽減した新幹線、蝶の羽の表面組織をまねて作られた超省エネディスプレイ、魚の群れの動きに学んで開発が進むぶつからない車など、バイオミミクリーから多くの最先端技術が生れている。
38億年の進化を経てきた「自然」を師とすることで、持続可能な社会を作れると提言を続ける彼女に、自然との共存が人類にもたらす恩恵について伺う。
http://www.nhk-g.co.jp/program/news_documentary/2010/111/index.html
どうでもいい、じじぃの日記。
9/9、再放送であったがNHK HI 未来への提言「サイエンスライター ジャニン・ベニュス 〜自然に学ぶ驚異のテクノロジー〜」を観た。
ノンフィクション作家の最相葉月さんがアメリカのモンタナ州ミズーリに住んでいるサイエンスライター ジャニン・ベニュスさんにインタビューする。
実は、人間は昔から自然をまねてきました。レオナルド・ダ・ヴィンチが鳥をまねて飛行機の原型を作りました。
バイオミミクリー」とは生物・生命を意味する「バイオ(Bio)」と、まねを意味する「ミミクリー(Mimicry)」の2つの単語をあわせた造語だ。
バイオミミクリーの例としていくつかの映像が流れた。
生物が長い進化の過程で獲得してきた驚異的な能力をまねることで、これまでにも多くの先端技術が生み出されてきた。
例えば、しぶきを上げずに水に潜るカワセミのくちばしの形状や、空気抵抗を少なくすることが新幹線に生かされた。海中を猛スピードで泳ぐサメの肌からヒントを得て作られた競泳用の水着が生まれた。蝶の羽の表面組織をまねて作られた超省エネディスプレイが生まれた。
ジャニン・ベニュスさんは『自然と生体に学ぶバイオミミクリー』という本を1997年に出した。
この本は話題を呼び、その活動が評価され、2007年にはタイム誌の「環境のヒーロー」、2009年には国連環境計画「地球大賞」に選ばれた。
ジャニン・ベニュスさんの家はロッキー山脈の自然に囲まれた環境にある。
葉月さんを家の外に連れ出す。
蓮(はす)は泥の多い沼地で育ちます。しかし、その葉はいつも乾いて、汚れておらず、きれいです。顕微鏡でのぞくと、蓮の葉は、表面が信じられないほど山のようになっていて、高い所と低い所があるので、泥の小さなかけらは、山の高いところでふわふわ動いていて、一滴の雨粒がそこにあたると、雨粒は球状のまま、泥のかけらを持ち上げて、葉をきれいにします。
最先端のバイオミミクリー技術として、シリコンバレーにあるクアルコム社が映像に出てきた。
クアルコム社の新型ディスプレイ「mirasol」はバックモルフォ蝶からヒントを得ています。ブルーのきれいなモルフォ蝶のリン粉には青い波長に同期する間隔を持っているため、青を反射します。このミクロな技術のおかげで、3原色RGBを表現できます。バックライトが必要なく、消費電力が半分以下で済みます。
カーペットの会社、ジョージア州にあるインターフェイスフロア社が映像に出てきた。
2020年までに「環境負荷」ゼロを実現する「ミッション・ゼロ」を掲げている。バイオミミクリによるカーペットの製造、販売、製品リサイクルシステムの確立などを取り組んでいる。「自社の地球環境にもたらす影響を0にする」というグリーンビジネスの実践だ。
ベニュスさんは「バイオミミクリー研究所」を立ち上げた。バイオミミクリー研究所で「Ask Nature」というサイトを立ち上げている。
今年10月名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)開催される。
COP10では、バイオミミクリーで得た収益を、自然保全に還元しようとシステムを提案する。
開発を続けながら、なおかつ自然を守るという仕組みも始められている。
米国の一部では、開発した土地で失われた自然体系を復元する法律ができた。
自然を復元して販売するというワイルドランド社が映像に出てきた。
番組の最後、ジャニン・ベニュスさんの「未来への提言」は「eco nature」(自然はこだまを返す)だった。
ジャニン・ベニュスさん、「自然に生きる動物や植物は自然を破壊することはしません。しかし人間は莫大なエネルギーと資源を食いつぶしてきた」 「これまで人間がやってきたことは自分たち種のためだった。これからは自然から受けた恩恵を自然に返す時代です」 「地球こそが私たちの家です。地球以外は生きていけないのです」
じじぃの感想
昔、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読んだ。
この番組は、それ以来の衝撃だった。
図書館の図書をネットで「バイオミミクリー」をキーに検索したが、1件もヒットしなかった。