じじぃの「医療の現場で使う・職人!クエスタ」

サイエンスZERO 「バイオミメティクス 生物が秘める超絶能力をいかせ!」 (追加) 2012年11月11日 NHK Eテレ
【司会】南沢奈央竹内薫中村慶子 【ゲスト】石田秀輝(東北大学大学院教授)
トンボの飛翔能力が、世界が直面するエネルギー問題を解決する! 蚊の吸血メカニズムが、何千万もの糖尿病患者の希望の光となる! こんな一見、突飛な、しかし夢のある「バイオミメティクス(生物模倣)」の研究が進んでいます。生き物たちが、過酷な生存競争と進化の果てに獲得した能力は、私たちの想像をはるかに超えます。今、彼らの特殊な能力が、新しいテクノロジーを次々と生み出しているのです。身近な生き物に隠された「自然の神秘」を徹底的にクローズアップ、その無限の可能性に迫ります!
東晦大学の槌屋和義准教授は、「自然界で無痛吸血をしている蚊に学ぶ」というユニークな考えの持ち主で、薄膜をつくる微細加工技術を応用し、蚊の口のサイズと同等の直径0.05ミリという超微細の針をつくることに成功した。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp406.html
プランニング倶楽部:「水族館の水槽」をエンターテイメントに変えた「技術力+α」の「α」って何? 2010.8.22 livedoor Blog
この大きな水槽を作っている会社は、香川県にある「日プラ」というアクリル素材を加工成型する会社で、現在では、大型水槽の世界シェアで70%を誇る世界最大の水槽製作会社です。
このアクリル水槽の歴史は、以外に古く、第一号の納品は1970年で、世界初のアクリル製回遊水槽として、屋島山上水族館(香川県)に納入したそうです。
http://blog.livedoor.jp/planning_club/archives/51570675.html
息止め 手先に集中 医療機器用に高精度な電球づくり 小川愛明さん 2009年11月30日 東京新聞
丸い電球の材料は、意外にも細くて真っすぐなガラス管だった。小川愛明(よしあき)さん(69)=葛飾区亀有=は、ガラス管をバーナーで熱して電球の形を作り、フィラメントの付いた線を封じ込める「封止(ふうじ)」と呼ばれる技術のスペシャリストだ。
小川さんが勤める荒川区西日暮里の「細渕電球」は医療・光学機器用のオーダーメード電球を中心に作っている。従業員25人の中小企業だが、2000品種にも上る高精度な電球を手作りできる世界屈指の電球メーカーでもある。
http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2010/tatsujin/list/CK2009113002000053.html
『新感覚ゲーム クエスタ』 2010/9/2 NHK
【司会】名倉潤ネプチューン)、橋本奈穂子アナウンサー 【ゲスト】パパイヤ鈴木、倉科カナはしのえみゴルゴ松本的場浩司、レッド吉田、東貴博八田亜矢子里田まい石田純一
Q1.この工場で作られている大きなもの 何? 正解は「水槽」です。
Q2.この工場で作られている直径7mmのもの 何? 正解は「電球」です。
Q3.深澤さんが作っている道具 何? 正解は「やすり」です。
Q4.この先には○○があります 何? 正解は「駅」です。
Q5.あるものに向かってお願い事をします 何? 正解は「トイレ」です。
http://www.nhk.or.jp/questa/back_number/20100902.html
Q1の答え。
こちらは、沖縄美ら海水族館にある日本一大きな“水槽”です。
なんと7500トンもの水が使われています。
この大きな“水槽”を作っているのが香川県にあるプラスチック工場です。
こちらの会社、元々は生簀(いけす)を作っていました。
さて、“水槽”の材料となるのは、プラスチックの一種であるアクリル板です。
厚さ4センチのアクリル板の表面を削り板どうしをくっつけます。
削ると曇りガラスのようになりますが、特殊な接着剤をアクリル板の間に流し込むと徐々に透明になっていきます。
16枚のアクリル板を横からみると繋(つな)ぎ目がみえますが、正面からみると完全に透明です。
こうして分厚いアクリル板を繋(つな)ぎ合わせて巨大な“水槽”を完成させます。
なんと、今では50ヵ国以上に“水槽”を輸出しており、世界シェア率は70パーセントを超えました。
2年前には中東ドバイに高さ8メートル、幅32メートルの世界で一番大きな“水槽”を完成させました。
大きな“水槽”だけにこだわっているわけではありません。
トンネル型の“水槽”やドーナツ型の“水槽”などといったお客さんにも楽しんでもらえるユニークな“水槽”も作っています。

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Q2の答え。
東京西日暮里に従業員25人の小さな町工場があります。
この町工場では世界中から注文を受けて“電球”を作っています。
大きさは、なんと直径7ミリ! 医療の現場で使う、特殊な“電球”を手作業で作っていきます。
使用するのは、細いガラス管です。
ガラス管を溶かしながら“電球”1個ぶんの大きさに分けていきます。
厚みを一定にするために、余分なガラスを取り除きます。少しだけ息を吹き込み職人の感覚だけを頼りにカーブを微調整していきます。
この工場でも、この作業ができる職人はわずか3人しかいないそうです。
こちらは、目の検査に使う“電球”です。
光量が均等でないと正確な診断はできないため“電球”の先端部分の厚みが均一になっています。
これも、職人が息を吹いて感覚で作っています。
手術で患部を照らすための“電球”は先端がレンズ状になっていて光の量が2倍になっています。
なんと、バッテリーで使うことができるので電気のないところでも手術ができます。
電気がない場所用なのでソーラーパネルで充電できるようになっています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
9/2、NHK 『新感覚ゲーム クエスタ』を観た。
新聞のテレビ欄に「世界シェア80%の巨大○○とは? 医療現場を救う直径7ミリ?」が出ていたので興味を持って観た。
NHKだから、作っている会社名は出てこないが、ネットで調べればすぐ分かる。
香川県にあるプラスチック工場とは「日プラ」の工場だった。
東京西日暮里に従業員25人の小さな町工場とは「細渕電球」という会社だった。
どちらも職人の会社だ。こんな小さな会社が世界トップレベルの製品を作っている。
小さな町工場でも世界シェアxxというのがまだありそうなので調べてみた。
ネットで「職人 均一 世界シェア」をキーにして検索してみた。
●世界50ヵ国以上で愛されているブランド「MAC」。コンピュータやハンバーガーではない。プロのメイクアップアーティストから一般ユーザーまで、幅広いファンを持つカナダの化粧品会社・MAC (メイクアップアートコスメティックス)のことである。このMAC をはじめ、世界の有名化粧品会社約70社に、化粧筆をOEM供給しているのが、1974年に高本和男さんが創業した白鳳堂だ。現在、広島県熊野町にある自社工場だけで月産約50万本。実に、世界シェアの約60%を占める化粧筆を生産している。
 http://202.214.174.98/article/tech/20070510/124462/
●ナカン株式会社 独自印刷技術を応用し、液晶パネル用配向膜塗布装置を製造。同社は、長年培った印刷技術のノウハウを応用することにより、液晶分子の配列を制御する配向膜塗布装置の開発に成功。これにより、吸湿性が高く白濁するなど「気難しい膜」として各メーカーが扱いに苦慮していたポリイミド樹脂もガラス基板にむらなく均一に塗布することが可能となった。現在、この配向膜塗布装置において、他社の追随を許さず、世界シェア90%を獲得している。
 http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha19fy/3kantou/12chiba_04.html
●刺しても痛くない」という注射針があるのをご存知ですか? ある企業が開発したその針の細さは蚊の針と同じ。なんとその世界シェアは100%なんです。これを開発したのが「岡野工業株式会社」という東京・墨田区にある、社員6人という小さな町工場なのです。「不可能にチャレンジする」精神をモットーに、世界を席巻している今注目の金属加工工場です。小泉総理や奥田前経団連会長なども視察に訪れ、話題を呼びました。
 http://www.tbs.co.jp/newsbird/newsbird_archive/globe/060731.html
新潟市にある、「ナミックス株式会社」は抜群の研究開発力で、世界の主要電子部品メーカーに、エレクトロケミカル材料を供給しています。「エレクトロケミカル材料」とは、各種電子部品に使用される化学材料のことです。なんと、作っているそのエレクトロケミカル材料の中で世界シェアNO1を誇っているのが5品種もあります。同じように世界に通じる中小企業、「根本特殊化学株式会社」は東京都杉並区にあります。このように光を蓄え、暗いところでそのエネルギーを発散する材料メーカーとして世界シェアでトップを走ります。この技術はアメリ国防総省総司令部の庁舎にも使用されています。
 http://www.tbs.co.jp/newsbird/newsbird_archive/globe/060731.html
●カメラの世界でも日本の細かな技術が生きています。「ワテック株式会社」という山形県鶴岡市にある会社は、世界で知る人ぞ知る、超小型カメラのパイオニアです。 CCDをいち早く電子回路設計と組合せ、感度増幅特殊回路技術により超小型カメラの商品化に成功、肉眼では見えない暗闇の中でも線香の光程度での撮影も可能にしました。この特殊技術への信頼性は、スペースシャトルルーブル美術館国立天文台などをはじめとして世界60ヵ国にも及ぶ納入実績が物語っています。小型監視用カメラの世界ブランドとしてトップシェアを誇るワテックですが、「小型化」をテーマに海外市場に狙いを絞ったのが成功したポイントだそうです。
 http://www.tbs.co.jp/newsbird/newsbird_archive/globe/060731.html
●岡本硝子は、独立系の硝子メーカーとしては、特殊硝子にこだわり続けた稀有な存在である。たとえば、歯科治療の際に口内を照らす「デンタルミラー」は、世界シェアの80%を握る。熱を背面に透過させ、光だけを前方に反射させるため、患部の温度上昇を抑えられる。歯科医が治療中に手をかざしても影が映らない。ほかにも、「プロジェクター用反射鏡」では、世界シェア1位の51%を誇る。
 http://www.arukikata.ne.jp/daigaku-net/news_204.html
歯医者なんかで患者の患部を見るとき使う頭に乗っかってる電球や反射鏡、あれ、ほとんど日本製なんだ。
化粧品の化粧筆、これもほとんど日本製なのだそうだ。
すばる望遠鏡」の鏡面の加工も最終工程は精度を上げるために職人さんが磨いたという。
「匠の技」は日本を救っているのだ。