じじぃの「次世代照明ウォーズ・青色LED開発!クローズ」

Nobel Prize Rewards Crucial Blue LED Invention 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=v-R6RaZPD8c
東京スカイツリー

赤崎、天野、中村氏にノーベル賞青色LED開発−物理学、日本人6年ぶり 2014年10月7日 時事ドットコム
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、実用的な青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇名城大教授(85)と天野浩名古屋大教授(54)、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)に授与すると発表した。
青色の登場でLEDは赤、緑とともに光の三原色がそろい用途が拡大。消費電力が少なく、耐久性が高い特長が注目され、白熱電球や蛍光灯に代わる白色照明のほか、携帯電話などのディスプレー、交通信号などに広く利用されている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014100700836
緒戦は韓サムスン電子に軍配 LEDテレビ新市場争奪戦 2009年08月26日 ダイヤモンド・オンライン
薄型テレビの覇権争いが新次元に突入した。火ぶたを切ったのは韓サムスン電子だ。今年3月、液晶パネルのバックライトに、CCFL(冷陰極管と呼ばれる蛍光ランプ)の代わりにLEDを採用した「LEDテレビ」を投入した。LEDの採用で、奥行き約1インチという薄型化と、従来比最大40%の低消費電力化を実現した。
価格は、たとえば40インチでは従来比約3割高い1500ドル弱にもかかわらず、「液晶の次はLEDテレビの時代」という積極的なマーケティング戦略と、折からのエコブームも追い風となり、テレビ全体のシェア拡大に貢献している。米ディスプレイサーチの調査では、2009年第2四半期のサムスンの薄型テレビの出荷金額シェアは、前四半期比1.2ポイント増の23.7%となり、12.8%で2位のソニーを大きく引き離している。
先行逃げ切りを目論むサムスンを、競合他社も必死で追う。シャープは、7月に北米でサムスンより約2割安い機種を発売。「サムスンがLEDテレビを前倒しで、しかも普及価格帯に投入したことで、各社はいっせいに開発の前倒しに動いている」(林秀介・テクノ・システム・リサーチ・マーケティングディレクター)。米ヴィジオは年末に20インチ台の機種を、ソニーも年明け早々に普及価格帯の機種を投入する模様だ。
各社がLEDテレビの投入を急ぐのは、「LEDテレビは薄型テレビ市場のブルー・オーシャン(競争のない未開拓市場)」(鳥居寿一・ディスプレイサーチバイスプレジデント)だからだ。5年以内に液晶パネルの過半をLEDテレビが占めるという予測もある。
新たな市場を制するのは誰か。カギとなるのは、供給が限られているLED素子の確保だ。サムスンはLEDを内製する新会社を設立している。日本勢にも決断の時が迫っている。
http://news.livedoor.com/article/detail/4316208/
動画:向こうが透き通って見える、サムスン有機ELノート
壁紙をうまく設定したトリックではなく本当に向こう側が透き通っています。サムスンが展示中のプロトタイプで、ディスプレイは14型の有機EL。他社類似品では透明度が25%以下に留まっているのに対し、こちらは電源オフ時に透明度40%まで達するとのこと。反対からも透き通って見えます。お子様向け、学校向け、そして企業向け製品に採用されてしまうのでしょうか。動画は続きに掲載。
http://japanese.engadget.com/2010/01/08/transparent/
クローズアップ現代 「次世代照明ウォーズ〜問われる日本の国際競争力〜」 2010.7.5 NHK 動画あり
【スタジオゲスト】東京大学特任教授 小川紘一 【キャスター】国谷裕子
白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が少なく、寿命が長いことから、CO2削減の切り札とされ、次世代照明の主役となることが確実視されている「LED」と「有機EL」。エジソン以来の大発明とも言われるが、その開発には、日本の技術者たちが大きく貢献している。将来有望なこの市場には、照明メーカー以外の異業種からの新規参入も相次ぎ、業界の地殻変動が起こりつつある。さらに海外でも、日本勢に追いつき追い越せと、韓国や中国、ヨーロッパなどのメーカーが、開発競争と市場獲得に向けて動き始めている。次世代照明は私たちの暮らしをどう変えるのか。技術立国をめざしながら、外国勢の攻勢に苦戦を強いられ続けてきた日本は、はたして市場獲得競争に勝てるのか。次世代照明ウォーズの最前線を追い、その行方をさぐる。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2909
どうでもいい、じじぃの日記。
7/5、NHK クローズアップ現代 「次世代照明ウォーズ〜問われる日本の国際競争力〜」を観た。
こんなことを言っていた。
白熱電球や蛍光灯より省エネで、寿命も長いと期待が高まるLEDなどの次世代照明。日本企業は、追い上げる韓国・中国企業とどう闘えばいいのか。激しい競争の行方を追います。
次世代のLED照明は世界市場で、2020年では2兆円規模に達すると見られています。
液晶パネル、DVDプレイヤー、カーナビなど、すべて日本で開発されたものですが、台湾・韓国にシェアを奪われています。開発の最前線を見てみましよう。LED照明は3000円とまだ高価ですが、売れ行きは好調です。
映像に日本マクドナルド店が出てきた。このハンバーガーチェーンはすべての照明をLED照明にすることに決めました。
今までLEDを全く扱っていなかった企業がLED照明の販売に乗り出してきました。LED照明は部品を集めて照明装置化することが簡単にできます。こうした新規参入メーカーと既存のメーカーとで烈しい競争が起きています。
日本国内での烈しい競争のなか、韓国のサムスンが日本に参入してきました。日本の価格の2分の1の価格で、さらに驚くべきことは性能の良さです。サムスンは利益の上がる分野に的を絞り、集中的に攻めてきています。この新しい分野に10年間で日本よりはるかに多い設備投資を7000億円に拡大することに決めました。国が後押しし、国とサムスンが共同で開発・販売を進めています。
さらに、日本にとって韓国以上に驚異になるとみられているのが中国です。中国はLEDを国家最重点課題として国家プロジェクトを立ち上げました。中国の企業がLEDの製造機械を買うと国から1億円の援助が受けることができます。
東京大学特任教授の小川紘一氏が解説する。
国谷 なぜ、中国政府がこれほど後押しするのか。
小川 これから伸びる分野だからです。
国谷 競争の烈しい現状をどう見るか。
小川 日本は少し、楽観視しているのではないか。国レベルの競争になっている。
国谷 日本の競争力は。
小川 信頼性をきちんとやる。必要な人材を投入すれば、まだまだ勝てる。
国谷 将来に対して、どう思うか。
小川 韓国、中国、ヨーロッパと、かなり烈しい。
国谷 液晶パネル、DVDプレイヤー、カーナビなど、なぜ、負けてしまうのか。
小川 液晶パネルなどは大規模な設備投資が必要だったのに政府のサポートが無かったこと、DVDプレイヤー、カーナビなどは世界的な分業構造になっているのに日本企業はそのことを理解していなかった。日本のシステムでは勝てなくなっているのです。
国谷 有機ELを見てみましょう。
有機EL照明は、LED照明以上に低電力で高い輝度が得られる。最大の特徴は薄いので曲げることができる。携帯からテレビディスプレー、電子ペーパーと応用範囲が広い。
山形大学の城戸淳二教授は、1993年に世界で初めて白色有機ELの開発に成功した。山形県では今年2月に、この有機ELの研究を民間に移すべきだと発表した。城戸先生、「このままでは韓国、中国の追い抜かれてしまうのではないか」
ドイツのドレスデン有機ELが開発されている映像が出てきた。ドイツでは有機ELの開発で数社が企業の枠を超えて、共同で研究に取り込むことになった。城戸先生、「日本でもメーカーが一緒になって無駄を無くしていかないと勝てない」
国谷 どうしたらいいのか。
小川 化学メーカーのシェアは低くなっているが、有機ELを開発しているのは化学メーカーだ。これらの企業が付加価値を高めていくことが極めて重要だ。
国谷 今後は。
小川 日本以外、すべての国が強力に後押ししている。国が製造段階でも支援する体制にしないと負けるかもしれない。
じじぃの感想
日本半導体メーカーは1987年に世界シェアの50%を占めていた。
今、韓国が同じ立場にいる。
そのうちに、中国になるのだろうか。