じじぃの「先生もワーキングプア!週刊N新書」

シリーズ アメリカ 「カリフォルニア ピンクスリップの恐怖」 2010年1月27日 NHK BS1
今カリフォルニアの公立学校の教師たちは、ピンクスリップの恐怖におびえている。ピンクスリップとは、解雇通知のこと。去年カリフォルニアでは3万人の教師が受け取った。実に10人に1人の割合である。教師の大量解雇は、州の財政危機が原因である。黄金州と呼ばれていたカリフォルニアは、ITバブル、住宅バブルの崩壊とともに、税収は激減、去年の財政赤字は260億ドルを超え、教育費が実に75億ドルも削減されたのである。
ピンクスリップの対象となったのは、勤続2年未満の教師や小学校などに多い専門科目を持たない教師、さらには音楽や美術など芸術関係の教師たち。若い教師の多い治安の悪い中心部の学校などでは、60人中50人にピンクスリップが発行されたところもある。
こうした事態にシュワルツェネッガー知事は増税案を提出するが、富裕層などに住民投票で否決され、解決策は見えない。危機的な状況にある公立学校とは対照的に、富裕層の子弟が通う私立学校は盛況で、富の格差がそのまま教育の格差をもたらしている。
番組では、若い女性教師、全米最優秀教師にも選ばれたベテラン教師、ピンクスリップを受け取った2人の教師のその後を通して、荒廃の危機にあるカリフォルニアの公教育の現場を見つめる。
制作:NHKテレビマンユニオン(2010年)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100127.html
田勢康弘週刊ニュース新書 6月12日放送 テレビ東京
【番組ホスト】客員コラムニスト 田勢康弘 【テレビ東京大江麻理子 【ペット】ま〜ご(ねこ)
菅内閣民主党が目指すもの】
今週発足した菅内閣。「脱小沢」路線が評価され、支持率は「Ⅴ字回復」。果たして「死角」はないのか?民主党枝野幸男幹事長に迫る。
ゲスト:民主党幹事長 枝野幸男
【先生もワーキングプア!?】
公立学校の教員でありながら生活保護を受ける人がいるという。その背景にあるものは?「非正規教員」の増加で揺れる教育現場を取材した。
http://www.tv-tokyo.co.jp/shinsho/
どうでもいい、じじぃの日記。
6/12、テレビ東京田勢康弘週刊ニュース新書』で「先生もワーキングプア!?」を観た。
大体、こんな内容だった。
山田さん(女性・50歳)の場合。生活費を切りつめるためにスーパーで買うのは納豆、モヤシだ。家賃月4万4000円のアパートに一人暮らし。生活保護を受けながら、さいたま市で小学校の臨時教員をしている。「生活保護を受けることで、学校の先生という夢が持ち続けられる」。時給は1,210円、月収は98,770円だ。
正規と非正規(臨時)の先生がいる。生徒が少なくなることで非正規教員が増えている。
宮野さん(男性・50代)の場合。キャリア30年のベテラン教員。埼玉県の県立高校で非正規教員として働いている。
非正規教員の契約は1年ごとだ。
群馬県高崎市で非正規教員の会合があり、山田さんも出席した。非正規教員の場合は正規教員と比べて勤務時間が短いとか、待遇面で差別されている。非正規教員の給料はほとんど10万円台だ。参加した先生の言葉、「子どもにとっては正規も非正規も同じ先生だ」
大阪の小学校では先生が足りず、担任の先生を発表できないでいる。教員が足りないので生徒に自習させることが多くなった。団塊世代の教員の大量退職、少人数による教育で教員の数が減少しているのを非正規教員で補おうとしている。採用時に正規教員を非正規教員が上回る「倒錯した」状態が続いている。
谷口さん(女性・51歳)の場合。非正規教員として働いている。子ども2人(姉妹)は親を見て育った。自分たちも教員を目指して勉強している。姉は正規教員の採用試験に合格した。
キャスターの田勢さん、「国の教育は一番大切だ。借金しても教育を立て直す必要がある」
じじぃの感想
1月にNHK BS 『シリーズ アメリカ』で先生の大量解雇をテーマにした「カリフォルニア ピンクスリップの恐怖」をやっていた。
日本で起きている教育現場の貧困はアメリカの教育現場の貧困と同じような現象のように見えた。
ネットで「先生 ワーキングプア」をキーにして検索してみた。
東京新聞 2010年5月24日 【こちら特報部】」で同じような特集をやっている。
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/14778621.html