じじぃの「バイオ燃料・藻!クローズ」

ワールドビジネスサテライト 「エネルギー再興 第8夜 日本 バイオ燃料の可能性」 (追加) 2011年8月12日 テレビ東京 動画あり
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_5624/
石油をつくる奇跡の藻 (追加) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ns6Mg1yN0So
筑波大学 環境・生物多様性研究室 (追加)
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~makoto/
生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 (追加) 2010年12月15日 asahi.com
藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。
筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾ベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。
http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html
【知の先端】筑波大大学院教授・渡邉信さん 緑藻からバイオ燃料 2010.4.19 MSN産経ニュース
光合成で“重油”を生産 温暖化・エネ問題の切り札に
石油に替わるバイオ燃料の原料として、湖や沼などに生息する微細な藻類が世界的に注目されている。筑波大大学院の渡邉信教授は、光合成重油とほぼ同じ性質の炭化水素をつくる「ボトリオコッカス」という緑藻に着目し、燃料量産技術の実用化を目指す。課題は生産性の向上による低コスト化だが、「将来、日本が産油国になることも可能だ」という。地球温暖化やエネルギー問題を解決に導く切り札として、藻類への期待は高まるばかりだ。
◆天然の製油装置
藻類には、光合成炭化水素や脂肪を大量に産生する種が多い。炭化水素は石油や天然ガスの主成分で、1、2億年前に浅い海に生息していた藻類が石油の起源だとする説が有力。二酸化炭素を吸収し、炭化水素を生産する藻類は「天然の製油装置」ともいえる。
ボトリオコッカスがつくる高分子の炭化水素は、性質が重油とほぼ同じで、抽出方法は培養した藻を搾るだけ。渡邉教授は「重油に相当する炭化水素からは、石油化学工業で利用するナフサや軽油、ガソリンが簡単につくれる。既存の施設は、そのまま使える」と利点を挙げる。
トウモロコシやサトウキビを原料とするバイオエタノールは、食糧需要と競合し、耕作地を拡大すれば森林破壊などの新たな問題が生じる。こうした問題がない藻類のバイオ燃料化は海外での研究も進み、米国では一昨年、藻類から作った燃料でジェット機を飛ばすことに成功した。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100419/scn1004190843002-n1.htm
クローズアップ現代 「夢の植物で新エネルギーを作れ」 2010.04.20 NHK 動画あり
【スタジオゲスト】環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也 【キャスター】森本健成
環境に優しい一方で、深刻な穀物不足を引き起こしたバイオ燃料。いま、食料と競合しない次世代バイオ燃料の開発が加速している。日本では、収量を1.5倍に品種改良したサトウキビを使い、その増収分を利用する方法や、“石油”を生産する特殊な「藻」を使う方法など、これまでになかったバイオ燃料が次々と開発されている。穀物不足の震源となった米国も次世代バイオ燃料の実用化を急いでいる。中でも注目されているのが「藻」。ビル・ゲイツら著名な投資家や政府の支援を受けたベンチャー企業が続々とプラントを建設。航空業界も試験利用に乗り出した。官民が一体となって取り組む米国に対し、日本では、大学と民間企業による「藻」の実用化プロジェクトが、先月、ようやく立ち上がった。次世代バイオ燃料開発の最前線を追い、その課題と可能性を探る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2879
どうでもいい、じじぃの日記。
4月19日の産経新聞の【知の先端】に「緑藻からバイオ燃料」が載っている。
去年の4月に"「世にも不思議な物語」ぱーと2"をブログに書いた。
「石油はどうやってできたのか」は遠浅の海に「藻」や、「プランクトン」などが堆積して出来たとする説が有力だ。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20090424/1240521000
4月20日NHK クローズアップ現代 「夢の植物で新エネルギーを作れ」を観た。
番組の初めに巨大なサトウキビが現われた。アサヒビール農業・食品産業技術総合研究機構が開発した新種のサトウキビだ。サトウキビの「茎」が従来の1.5倍になる。
この新技術はサトウキビを食糧として使った残りの搾りカスを利用して、従来比で5倍以上のバイオエタノールを製造できる。
この技術は戦時中に開発されていた酵母菌をさらに発展させたものだそうだ。
1リットル当たりの製造コストでガソリンと同等の30円を目標にしているが、現状では50円とまだ割高だ。
映像にハワイにある巨大なバイオ燃料を生産する施設が現われた。東京ドームの8倍の広さ。「藻」からバイオ燃料サプリメントや健康食品など作り出している。
「藻」から光合成二酸化炭素+光)で油を生成させる。
バイオエタノールはそのままでは自動車の燃料として使えない。ガソリンと混ぜて使う。
しかし、この「藻」から生成したのは、純度が高く、そのまま自動車の燃料、ジェット機の燃料になる。
日本の筑波大大学院教授の渡邉信さんが「藻」から油を効率よく抽出・精製できる「藻」の有望株を発見し、世界中から注目されている。
しかし、「藻」から抽出した油は原油価格の10倍以上かかる。
環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんが解説する。
2009年2月、オバマ大統領は初の施政方針で風力や太陽光、バイオ燃料などの再生可能エネルギーの開発に今後10年間で1500億ドル(約13兆6000億円)を投資する考えを発表した。
アメリカでは国立再生可能エネルギー研究所と多くの民間のベンチャー企業が協力してバイオ燃料を研究している。
日本のバイオ燃料の研究費はアメリカと比べて10分の1だ。日本の立ち遅れが指摘されている。
渡邉先生の言葉。「海外から共同研究を持ちかけられた。しかし、日本が自前でやらないと大変なことになる」
今年から、国からの研究費が付くことになった。
追加しました。(2011-05-31)
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20110531/1306789658