じじぃの「オバマは生き残れるか!Newsweek日本語版」

ティーパーティー運動 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ティーパーティー運動(Tea Party movement)とは、2009年からアメリカ合衆国で始まった、バラク・オバマ政権の課税政策、あるいは「大きな政府」路線に対する抗議姿勢を中心とした保守的政治運動。
ティーパーティ」(Tea Party)という名称は、イギリスの茶法(課税)に対して反旗を翻した1773年のボストン茶会事件(Boston Tea Party)に由来しており、同時に、「もう税金はたくさんだ」(Tax Enough Already)の頭字語でもある。

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米下院が医療保険改革法案を可決、オバマ大統領の署名経て成立へ 2010年03月22日 IBTimes
米下院本会議は21日、医療保険改革法案を賛成219票、反対212票の僅差で可決した。米国民の大半が医療保険に加入することになり、同改革を最重要課題と位置付けて法案への支持を呼びかけてきたオバマ大統領にとって大きな勝利と言える。
同法案は上院ですでに可決されており、オバマ大統領の署名を経て成立することになる。
法案により、米国内で無保険者の数が3200万人減少して国民の95%が医療保険に加入するようになるほか、既往症のある人の保険加入が可能になる。低所得者層には保険料の支払いに充てる補助金を給付する。
補助金給付などの主要な条項は2014年まで実施されない見通しだが、既往症のある人の保険加入など多くの改革条項は初年から適用される。
法案をめぐっては、直前まで可決に必要な216票を確保できるか微妙な情勢だったが、オバマ大統領が妊娠中絶への連邦政府の資金拠出禁止を再確認する大統領令を出すとホワイトハウスが確約したことで、土壇場で中絶反対派議員の支持が得られた。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100322/52543.html
クローズアップ現代アメリカ揺るがす “反オバマ”の衝撃」 4月15日放送 NHK
アメリカで初めてとなる医療保険改革法案を成立させたオバマ大統領。選挙公約を実現した歴史的な勝利とたたえる声がある一方、個人の自由を尊重するアメリカの理念に反するとして、保守的な市民は反発を強めている。なかでも、「ティーパーティー」と呼ばれる草の根の保守運動は、一向によくならない経済に不満を抱く無党派層を吸収しながら、全米に「反オバマ」の勢力を拡大している。まもなく始まる中間選挙に向けても「ティーパーティー」は無視できない存在となりつつあり、オバマ大統領の民主党を窮地に追い込んでいる。一年前、絶大な人気とともに政権の座についたオバマ大統領のどこに人々の不満はあるのか。アメリカで台頭しつつある新たな「保守主義」の潮流を探る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2877
Newsweek日本語版 2010年4月21日号
アメリ中間選挙 「期待外れ」のオバマは生き残れるか (一部抜粋しています)
ティーパーティーの反乱
もともと、アメリカの国民は国民皆保険制度のような「大きな政府」を社会主義的としてアレルギー反応を起こす傾向がある。「小さな政府」志向の共和党はジョン・ベーナー下院院内総務などを中心に、オバマが提案した医療保険制度改革案(オバマケア)に猛反発。社会主義だ、増税だ、というネガティブキャンペーンを展開し、「生きるか死ぬかを政府が管理することになる」という風評で国民を震え上がらせてきた。
オバマはこの問題にかかりきりで移民や地球温暖化問題を棚上げにした上、法案可決に向けて共和党に譲歩を重ね、熱狂的支持層のリベラル派まで幻滅させた。下院の共和党議員が全員反対に回るなか、オバマが例外的な手続きを使って強行突破で可決させたことも国民の不信をあおった。最近は反対派が過激化し、法案可決の立役者であるナンシー・ペロシ下院議長とハリー・リード民主党上院院内総務という議会の民主党トップ2人から「国を取り返せ」とバッシングしている。
一方の共和党も、民主党の支持率低下を取り込めていない。民主党のやることすべてに反対するだけの「ノーの党」と皮肉られ、独自な要素を打ち出せずにいる。
中間選挙共和党の命運を決めるのが「ティーパーティー」の存在だ。この草の根の保守系ネットワークは今年1月、医療保険制度改革に反対する共和党議員がマサチューセッツ州の上院補欠選挙で、民主党の歴史ある議席を奪うという「マサチューセッツの奇跡」を起こした。「大きな政府」「増税」「支出拡大」そしてこの三拍子がそろった(と信じている)「オバマケア」を憎み、共和党保守派の代表格であるサラ・ペイリンアラスカ州知事を広告塔に立て、再選が危ぶまれるリードなどの民主党議員をひきずり降ろろうとしている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
4/15、NHK クローズアップ現代アメリカ揺るがす “反オバマ”の衝撃」を観た。
この番組で始めて「ティーパーティー」なるものを知った。
ティーパーティー」。それは「もう税金はたくさんだ」の意味だ。
日本のように国民皆保険制度が完備された国からみたら、アメリカこそ異常な国に見える。
アメリカで、「マサチューセッツの奇跡」で医療保険制度改革に反対する共和党議員が勝った。
世界中が高齢化社会に突入しようとしているときに、オバマケア(オバマの医療)は、ジョージ・オーウェル風の悪夢だという人たちがいるのだ。
アメリカでは、所得層の上位10%が富の70%を所有している。
オバマ医療保険改革法案が可決するまで、アメリカ人の実に15%(約4700万人)が医療を受けられずにいた。
国が貧しい者たちを助けるべきではない。我々は、政府の医療がなければ、貧しい者たちを助けることが出来る。
それも一つの道理だろう。しかし、大きな網で魚を捕ろうとしたとき、小さな魚(貧しい者)は網からこぼれ落ちてしまうのだ。
小さな政府、市場経済、自分で自分を守る、もう税金はたくさんだ。それは正しい選択だ。
だが、アメリカ人よ。銃のない国でも自分を守れる国があるということを知ってくれ!!