じじぃの「反捕鯨」考

映画『ザ・コーヴ』予告編 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=k-g7WWYDJtQ&NR=1
世界からこんなに非難されてるんだからもう捕鯨ヤメろよ 2013年07月23日 ソニック速報
http://sonicch.com/archives/29841940.html
“ミスター捕鯨”嘆き節「政府の対応が甘かった」 (追加) 2014年4月4日 東スポ
日本が南極海で行っている調査捕鯨が、国際捕鯨取締条約に違反しているとした国際司法裁判所(ICJ)の判決を受けて、安倍晋三首相(59)は2日「非常に残念。しかしながら判決に従う」と述べた。水産庁も同日、2014年度の実施が困難だとの見方を明らかにし、事実上断念した。日本の完全敗北に等しい結末。世界的な捕鯨スペシャリストは本紙に、調査捕鯨について日本政府の「対応が甘かった」と指摘した。
国際捕鯨委員会IWC)日本代表代理で、捕鯨問題の第一人者“ミスター捕鯨”として知られる「国際東アジア研究センター」客員主席研究員の小松正之氏(60)は「大変に厳しく、商業捕鯨モラトリアム(一時停止)を支持した不適切な内容を含む判決だ」と語る。
判決で指摘された趣旨は「調査捕鯨を計画通りにやっていない。調査になっていない」「調査捕鯨と言いつつ、実際は在庫調整の商業捕鯨だ」の2点。小松氏は「日本は甘かった」と嘆く。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/252165/
プライムニュース 「イルカ漁・捕鯨と外交 米大使ツイートの波紋」 2014年2月5日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理 【ゲスト】鶴保庸介自由民主党参議院議員)、藤崎一郎(前駐米大使 日米協会長)、小松正之(国際東アジア研究センター客員主席研究員)、ロバート キャンベル(東京大学大学院教授)
「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」。
1月18日にケネディ駐日大使がツイッターに書き込んだこの内容が波紋を広げている。菅官房長官はすぐに反論。ところが米国務省副報道官がイルカ追い込み漁に対して改めて懸念を示し、日米双方が譲らない展開となっている。
そもそも捕鯨大国であったアメリカがなぜ反捕鯨に転じたのか、同じく捕鯨国であるノルウェーアイスランドよりも、なぜ日本への風当たりが強いのか。
専門家を迎え、文化や価値観、外交問題まで幅広く議論する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140205_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140205_1
週刊現代 4/10号
今週の遺言 大橋巨泉 (一部抜粋しています)
鯨より厄介なマグロ問題、世界中がマグロを食べるようになったのだ
つまり今後、マグロの需要は増えることがあっても、減ることは絶対にないと断言できる。もともと生魚は食べなかった中国人も、近年は食べているそうだ。だから今回は勝ったが、マグロ問題は国際的アジェンダとして、すぐにでも議題に上る。これからが赤松農相の腕のみせ所なのだ。資源保護のためにすべき事は多い。密漁、乱獲の厳格な監視をはじめ、もっと積極的なマグロの増殖を助ける環境の整備など、日本が先頭に立ってやらなければならない。
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鯨の場合は事情が違う。シー・シュパードは無法者の集団で、一種の「事件屋」である。まともに相手にすべきではないと考える。むしろ問題の核心に触れるべきだ。それは世界のもっとも冷静で良識のある人々が問題にしている点だ。それは日本が「調査捕鯨」の名のもとに、実は鯨肉をマーケットで売っているという"まやかし"に対する非難の眼である。
鯨肉の需要は減っている。ボク自身、牛肉が食べられなかった時代に、鯨を食べていた。それが今や高級品になっているというカラクリをはっきりさせる事だ。欧米なみに牛も豚も鶏も、マグロも白身の魚も食べる世界第2の経済大国が、その上で「文化」と称して鯨までも欲するというのは、今や通らないのではないか。
固有の文化をもち出すのは、今では少数民族に限られる。イヌエットのアザラシ狩りや、モンゴルの少数民族による、イヌワシを使った兎狩りなどは、誰も文句は言わない。しかしEUが取引を禁止したように、先進国のアザラシ猟は歓迎されない。イギリスの貴族による狐狩りもほとんど行われなくなった。
赤松農相に直言したい。相手はシー・シュパードでもなく、国際捕鯨委員会でもない。日本国民である。金さえ出せば、力があれば何でも出来るという時代は去りつつある。どんどん少なくなる地球の資源を、どうやって持続的に維持してゆくかを、世界全体で考えてゆく時代が来た。譲るところは譲らなければならない。世論調査をはじめ、国民と対話して、本当に鯨肉は必要なのかを探ることだ。捕鯨の是非の結論は、是非内から出してほしい。
断っておくが、ボクは「優しい、可愛い、動物は殺すな」てきな論調には組しない。食料のためには、人間はかなり残酷なことをしてきている。太らせるだけ太らせたガチョウからフォアグラを取る。シー・シュパードのメンバーだって、ラムを食べる。子羊は生まれて数週間から数ヵ月で命を奪われる。だからこうした偽善はやめよう。人間は生きてゆくために動植物を犠牲にしている。それを踏まえた上での冷静な議論を希むのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
週刊現代』4/10号 「今週の遺言 大橋巨泉」に反捕鯨のエッセイが載っている。
じじぃが学生時代(約40年前)の学食はいつも鯨のトンカツだった。鯨と比べて豚肉はまだ2倍ぐらい高い時代だった。鯨のトンカツは本物のトンカツの代用品だった。
うまかった。魚と比べて歯ごたえがあった。それから、どれだけ鯨を食べたろう。鯨の大和煮、鯨のベーコン。
先日、近くの回転寿司店スシローに行ったら、鯨ベーコンのお寿司が回ってきた。
もう2、3年、鯨を食べていない。一瞬、反捕鯨のことが頭をよぎったが、反捕鯨で騒がれていたことでかえって食べてみようという気になって、さっと手がベーコンのお寿司に伸びた。
うまかった。昔食べた鯨の感触が戻った。口の中に鯨の脂身が残った。
日本もノルウェーアイスランドと同じ海洋民族だ。
ノルウェーアイスランドの人たちは鯨をどう思っているんだろう。
ネットで「残酷な料理 ノルウェー」をキーに検索してみた。
朝鮮人が犬を食べる以上に残酷な行為だと世界から見られているから、捕鯨は即刻やめるべきだ。調査捕鯨という名目で実際は食用捕鯨を行っているのも世界から見れば野蛮人の行為だ。
ノルウェーアイスランドも鯨肉の需要はほぼゼロらしいね。 だから日本に売り付けようとしたんだけど、日本も供給過多なのであきらめたらしい。
ついでに、ネットで「残酷な料理 子羊 フォアグラ」をキーに検索してみた。
●フォアグラはその飼育方法が「強制給飼」といういささか残酷な方法のため、フランス以外の国では法律で生産を禁止するという動きがあります。 子牛や子羊もこの頃は肉がやわらかくなり、あっさりとした繊細な味わいを楽しむことができます。生まれて数ヵ月の仔牛や子羊を食べるのは残酷じゃなくて、小鳥の姿焼きは残酷なんだとか。
●フランスやハンガリーアメリカでは、トウモロコシと脂肪、塩を混ぜた配合飼料をガチョウとアヒル(カモ)の食道にポンプで流し込んで、フォアグラを生産しています。
若い女性も若くない女性も、「あんな可愛い子羊を殺して食うなんて、残酷!」って反応だけだったんですが、今じゃその女性たちがジンギスカンに行列で貪り食ってるってんですから、隔世の感とはこのことですね。ま、美容やダイエットのためなら何でもありなんでしょうけど、やっぱり旨いから食うんでしょう。
「子羊は生まれて数週間から数ヵ月で命を奪われる」
これなんかも、言われてみれば残酷な話だ。
個人的には、もう、なんだかんだ言われて、鯨は食べなくてもいい。
じじぃの場合は「鯨は食べなくてもいい」じゃなくて、「鯨は食べられなくても我慢しなきゃ」だ。