じじぃの「どうする日・米・中関係!朝まで生テレビ」

朝まで生テレビ 「〜第三次世界大戦!? 緊迫する米・中関係!〜ドーなる?日・米・中」 2010年3月26日 テレビ朝日
【司会】田原総一朗長野智子渡辺宜嗣テレビ朝日
【パネリスト】民主党・外務副大臣 福山哲郎自民党 山本一太日本共産党 笠井亮社民党 保坂展人、ノンフィクション作家 河添恵子、在日米国商工会議所副会頭 ジェイムズ・フォスター、軍事ジャーナリスト 田岡俊次、ジャーナリスト 高野孟、外交ジャーナリスト・作家 手嶋龍一、拓殖大学海外事情研究所所長 森本敏、作家・米国在住 冷泉彰彦、ジャーナリスト・東海大学教授 葉千栄(中国人)
日本とアメリカと中国の3国の関係がそれぞれにギグジャグしている。そして日本はどんな国を目指すべきかについて討論する。
http://www.tvais.jp/html/2010_03_26/it_2751620/
どうでもいい、じじぃの日記。
3/26、新聞のテレビ欄に『朝まで生テレビ』が載っている。
真夜中の番組なので、ばばぁ(女房)に録画してもらって、朝、ゆっくり観た。
約3時間のトーク番組である。印象に残ったことをメモに書いた。
自由トークのようではあるが司会の田原さんが、ほとんど仕切っていて、話し手を指名するような形で進行する。
番組の開始直後、テレビ朝日の渡辺さんから中国の毒入りギョウザ事件で犯人が捕まったニュースの報道があった。
最初、沖縄の普天間基地問題から話が始まった。
田原 キャンプ・シュワブの沖合に普天間基地代替施設の建設案が持ち上がっているが。
田岡 キャンプ・シュワブはワーストの選択だ。
手嶋 日本が普天間基地問題でやっていることは世界の笑いものだ。
山本 基地機能を徳之島に分散移設する案など、民主党は政権前に何も調査をせず、メドもないのに言っている。
高野 はっきりした戦術もなしに、移せばいいといっている。そもそも、沖縄に海兵隊など必要ない。
田原 トヨタ問題に話を変えます。
冷泉 オバマアメリカの製造業の雇用を増やしたい。全米自動車労組が彼を支持していることと、トヨタ問題は関係している。
フォスター トヨタの社長の対応が遅かった。だが、トヨタアメリカ国民の信頼は得られるだろう。
森本 日本とアメリカと今ギグジャグしているが、そのことがトヨタ問題にも関係している。
手嶋 アメリカで自動車が一番ということは政治力でも一番ということになる。トヨタはあまり政治力で表に出たくないのではないか。
山本 もう一度、こんなことが起きたらトヨタはおしまいだ。
河添 リスクはチャンスでもある。安全性で評価が得られればトヨタブランドが再評価されるだろう。
田原 中国に話を変えます。(読売新聞を見ながら)軍事費が毎年2桁だが、この軍事費には研究開発費が入っていない。実際の軍事費は2倍だともいわれている。中国の狙いは何なのか。
森本 軍事の境界があって、はっきりしていない海域などを中国が狙っている。
田原 中国が空母を持つ意味は。
高野 1996年の台湾で李統輝の選挙のとき中国は台湾海峡で軍事演習を行い台湾を威嚇したが、そのときアメリカは2隻の空母を台湾海峡に回した。それで中国も空母を持とうとしたのだろう。
森本 中国は2012〜2013年頃には軍事力でアメリカを圧倒するだろう。
  現政権が軍事力を増強してきたことは事実だが、国内の格差問題に国家予算を回すようになった。
田原 Newsweek日本版に「中国ルール」が載っている。「中国ルール」が世界を支配するようなことが書かれている。
高野 「中国ルール」とはWTOなど国際機関に中国も世界のメンバーの一つとして入って行こうというものだ。
河添 中国は金主義の国だ。アフリカの資源外交をみても「金」でどうでもなると思っている。
  うまいことをいう。中国は「拝金主義」の国だ。
フォスター 中国がインターネットに規制をかけている。これからはインターネットの時代だというのに、時代に逆行するようなことをやっている。
森本 中国は13億の人口をかかえている。人々に言論の自由を与えたら、統制がとれなくなるということだろう。
山本 アジア、アフリカの人たちが「中国ルール」に付いていくということはあるだろう。
田原 (「18分野の報道を禁止」のパネルを出して)何で中国はこんなことをするのか。人民元の切り上げ、官僚の腐敗、食品の安全問題、貧富の格差・・・。
  報道は新華社を基にして報道しろということだろう。
森本 中国はイラン核開発問題、スーダン紛争など国際世論に反することをやっている。
  中国がアフリカや中東で原油を買いまくっている。原油を安く買うために、人民元の切り上げがあるかもしれない。
冷泉 クロマグロで中国が日本に同調した。中国人がこれからマグロを大量に食べだすだろう。
田原 ラオスでも中国の存在感は増している。日本が進めていたプロジェクトが中国と韓国に取られてしまった。
田岡 アメリカの世論調査で、アジアの重要な国をアンケート調査した結果は日本と中国はほとんど同じになっている。中国はシンガポールと同じ道をたどるだろう。
じじぃの感想
普天間基地の移転問題でなぜ、アメリカがこんなに難色をつけるのか。
田岡さんの「中国はシンガポールと同じ道をたどるだろう」。なるほどね。
朝まで生テレビ」は面白い。