じじぃの「中国撤退か?グーグル!プライム」

グーグル会社情報
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「統制に立ち向かった初の大企業」フィナンシャル・タイムズ・アジア版(英国) 1月18日 産経新聞
14日付の英紙フィナンシャル・タイムズ・アジア版は、「中国の検閲に立ち向かうグーグル」という見出しの社説を掲載し、この中で、グーグルが中国からの全面撤退も辞さない姿勢を示したことを「勇敢だ」と称賛しエールを送った。
社説によると、13億人の人口を擁し新興富裕層が台頭する中国は検索サイトにとっても魅力的な市場であり、グーグルは2006年以来、マイクロソフトやヤフーと同様、中国が求める検閲基準に配慮したサイト運営をしてきたという。
社説は、それがしかし、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスでき使えるようにする」というグーグルの使命を傷つけていると指摘、創業の理念に立ち戻り、情報統制と闘うと決めたからこそ、「今日、グーグルは再び格好良く見える」と称賛した。
社説は、今回の決定により、すでに3億人のネット人口を持つ国で市場を失いかねないというリスクにも言及し、「グーグルは、プロパガンダの統制に対する挑戦を許さない、抜け目ない中国に対応しているのだ」と覚悟も促している。
社説は最後に、会員制交流サイトの「フェースブック」やミニブログツイッター」へのアクセスの制限▽風刺やジョークさえも抑圧の対象とする当局の姿勢▽相次ぐサイバー攻撃−などと、中国による情報統制の具体例を列挙したうえで、たとえグーグルが中国からの撤退を余儀なくされても、中国政府に立ち向かう行為自体に重要な意義がある、と強調している。
そして、「グーグルは中国の統制要求を断固として拒否した最初の大企業である。これが最後とならないことを願おう」と、毅然(きぜん)とした態度を取る企業が後に続くことに期待を寄せつつ締めくくりとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000024-san-int
『プライムニュース』「ネットの未来とその課題とは? Googleの日本戦略」 2010年1月18日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理、安倍宏行解説委員 【ゲスト】グーグル株式会社名誉会長 村上憲郎慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授 金正勲
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d100118_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d100118_1
どうでもいい、じじぃの日記。
1/18、BSフジ 「プライムニュース ネットの未来とその課題とは? Googleの日本戦略」を観た。
産経新聞に「中国撤退か?グーグル」の記事が載っていたので、興味深く観た。
番組の中での中国関連の話題のみ書いた。大体こんなことを話していた。
阿部 無料電子メール(Gmail)を通じて人権活動家にサイバー攻撃があった。グーグルは中国政府に抗議を行い、中国からの撤退を辞さないことを表明した。グーグルは中国から本当に撤退するのか。
村上 中国に進出するとき中国政府から言葉の制約を受けた。グーグルは制約を受けても、それ以上の情報がアクセスできるほうがいいという判断で中国に進出した。批判は覚悟の上だった。
反町 中国からの撤退は損害が大きいのではないか。
村上 グーグルのミッション・ステートメント、リーゾン・ディティールがある。財務的にどうのこうのは2の次だ。
八木 国によって規制の難しさをどう考えているのか。
村上 ヨーロッパのある国では「ナチス」という言葉が検閲の対象になっている。中国に対しても同様の考えだった。
反町 中国政府のやりかたに耐えきれなかったということか。
村上 Gmailへの攻撃が大きかった。
  中国からのサイバー攻撃が20〜30社あった。今まで中国との対決を避けてきた。グーグルが財務的に不利益になることを分かっていて行動したのなら偉い。
反町 利益を確保するという線引きが働かないのか。
村上 ミッション・ステートメントを守れないなら、辞めてしまおうと決断した。
グーグルが中国から撤退するというニュースでグーグル株が急落している。逆に「百度」(バイドウ)株が上昇した。
反町 (グーグル株が急落しているパネルを見て)グーグル株が急落していますよ。
村上 短期的な利益は追求しない。