じじぃの「未解決ファイル_49_地球に似た星」

Kepler-78b planet 'similar' to Earth discovered by astronomers 動画 YuTube
http://www.youtube.com/watch?v=euCq8RkYNA8
The Search for Earth like Planets (FULL VIDEO) 動画 YuTube
http://www.youtube.com/watch?v=IWdbjhXpdFY
地球と同サイズの天体 「ケプラー452b」

人類が居住可能な地球と同サイズの天体「ケプラー452b」を太陽っぽい恒星の近くに発見 (追加) 2015年7月24日 GIGAZINE
2009年に打ち上げられたケプラー探査機が、太陽系外を探査中に地球と「いとこ関係」の星を発見した、とNASAが発表しました。この星は「ケプラー452b」と名付けられ、太陽とよく似た恒星付近を周回していて、生命が生存可能な環境をもっているとのことです。
ケプラー452bは地球から1400光年離れた、はくちょう座の近くに位置していて、恒星とケプラー452bの距離は、地球と太陽の距離にほぼ等しい1.05AU(天文単位)で、385日で恒星の周りを1周する計算になります。軌道は地球とほぼ同じ形を描いていて、NASAワシントン本部のJohn Grundsfeld氏は「ケプラー探査機による太陽系外探査で見つかった天体の中で、ケプラー452bが最も地球に似ています。ケプラー452bの発見によって、我々は『第2の地球』の発見にまた一歩近づきました」と語っています。
http://gigazine.net/news/20150724-kepler-452b-earth-cousin/
サイエンスZERO 惑星発見 第2の地球を探せ 2005年4月9日 NHK
私たちが住む地球に似た惑星を太陽系の外に探すプロジェクトが本格化している。すでにアメリカやヨーロッパなど世界各地のチームが150個の太陽系外惑星を発見。日本の国立天文台のチームも4年前から探査を開始し成果をあげている。
 太陽系の外にある惑星は、恒星と比べて発する光が弱く、直接撮影することはこれまでできていない。しかし1980年代、公転する惑星の重力による恒星の軌道の揺らぎをとらえる方法が確立され、現在では次々に太陽系外の惑星を見つけることができるようになってきた。これまでに確認されている太陽系外惑星は、恒星のごく近くの軌道を猛スピードでまわる惑星や、長大な楕円軌道を持つ惑星など、想像を絶するものばかりだ。
 さらに、去年7月アメリカのチームが比較的質量が小さい地球のような岩石や氷で出来た惑星を発見。データを解析した結果、生命が誕生している可能性があることもわかってきた。
 地球に似た惑星を発見しその誕生の謎に迫ろうとする研究の最前線を追う。
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090504100030084/
異形の惑星―系外惑星形成理論から 井田茂/著 NHKブックス 2003年発行
第二章 プラネット・ハンターたちの苦闘と栄光 (一部抜粋しています)
惑星を直接みるのは難しい。惑星は核融合をおこしていないので、惑星の光は、中心星からの光を反射したり、吸収してから再放出したりと、中心星からの光のごくわずかの部分を使って光っているだけだ。
太陽系の木星の場合、目にみえる周波数の光(可視光)では、太陽の10億分の1の強さしかない。より周波数の低い赤外・電波では、多少差は縮まるが、それでも太陽とは10万〜100万倍の差がある。それだけの差がある明るい中心星がすぐそばにあると、惑星からの淡い光はかき消されてしまって、地球から直接とらえるのは難しい。
したがって、惑星の存在を間接的にみつける方法を考える必要がある。そこで採用されたのが、アストロメトリだ。基本とする原理は、ドップラー偏移法と同じだ。惑星がまわっていることによる恒星のふらつきを測って、それによって惑星の存在を間接的に見つけ出そうとするものだ。ドップラー偏移法では恒星のふらつきの速度を計ったのだが、アストロメトリでは恒星のふらつきの距離を測る。
太陽の場合、木星公転の影響で0.005天文単位程度(太陽の半径程度)という振幅でふらついている。木星は太陽の1000分の1質量なので、太陽と重心の距離は、木星と重心の距離(ほとんど木星と太陽の距離と同じ)、約5天文単位の1000分の1になる。
惑星が重いほうがみつけやすいのはドップラー偏移法と同じだが、惑星が同じ質量をもっているならば、和規制が中心星から遠いほうが、中心星の位置のずれ幅が大きくなるのでみつけやすくなる。この点では、惑星が中心星から近いほうが好都合なドップラー偏移法とは逆だ。また、中心星の位置のずれの変化をみる方法では、中心星が重心をまわる軌道面(ふらつきの軌道面)の傾きがわかる。中心星が重心をまわる軌道面と惑星の軌道面は一致するので、惑星の軌道面の傾きもわかる。つまり惑星の質量も真の値がわかる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
パスカルは「人間は考える葦である」と言った。
ガレリオは天動説に疑問をもち、自ら天体望遠鏡を作って、宇宙の真理を解き明かそうとした。
21世紀に入り、人びとは今われわれがいる地球が宇宙の中でかけがえのない宇宙生命体であることが知るようになりつつある。
果たして、地球外の宇宙にわれわれのような高度な生命体が存在するのであろうか。
地球に似た星はわれわれの銀河系にどれぐらい存在するのだろうか。銀河系の中の恒星の数は約1000〜2000億あるのだそうだ。
太陽系の中心である太陽と同じような星(恒星)が銀河系の中に1000億個はあるのだ。この中には、きっと地球に似た星(惑星)があるに違いない。
SETI(地球外文明探査)の産みの父であるドレイクは、この銀河系の中にわれわれが交信しうる知的文明がどれだけ存在するのかを算出する一つの方程式を考え出した。
この計算式には「文明の寿命」という因子が入っていて、われわれの時代とマッチさせると確率的には1〜2つしか存在しない計算になる。
地球に似た星をどうやって探したらいいのだろうか。
『異形の惑星―系外惑星形成理論から』の本には、太陽が木星との引力の関係でふらついているという。つまり、木星があるのと、ないのとでは太陽のふらつきかたが微妙に違うのだ。
今年の5月、NHKサイエンスZERO』「惑星発見 第2の地球を探せ」を観た。
恒星と惑星はハンマー投げにたとえる事ができる。(恒星=選手、惑星=ハンマー)重力による選手=恒星のふらつきを見つけることで惑星を発見する。と易しく解説していた。
それでは、ある恒星のまわりを回っている惑星が、地球に似た星であるのか、どうやって知ることができるのだろう。
2009年3月、NASA太陽系外惑星探査衛星ケプラーを打ち上げた。ケプラーによる観測で、天の川銀河内に地球のような大きさの惑星がどれくらい存在するのか初めて示されることになる。
来年(2010年)には、観測成果が発表される見込みだという。
果たしてどこまで分かるのだろうか。楽しみである。