じじぃの「EV、スモール・ハンドレッド」

NHK特集 自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち 2009年10月25日
シリーズ2回目は、世界各地で同時多発的に勃興する電気自動車メーカーの動きと、電気自動車に社運をかける日本メーカー日産の最前線の動きに密着する。中国の農村部で「電気自動車ブーム」が起きている。町工場が雨後のタケノコのように生まれ、今まで自動車と縁のなかった層が新たな市場として活気づいている。新興メーカー中には、ヨーロッパに進出するなど、自動車メーカーと市場争いを繰り広げるところも出てきた。一方アメリカでは「グリーンニューディール」を推進するオバマ政権のもと、グーグルなどシリコンバレーのIT企業を中心に「21世紀の産業革命」を起こし、世界のイニシアティブを握ろうという動きが進んでいる。これに対し、世界の自動車メーカーで初めて本格的な電気自動車の量産化を打ち出した日産は、ガソリン車の購買層をターゲットに市場の開拓を推し進めている。市民の意識改革の難しさ、充電インフラ整備など様々な課題をかかえながら、新時代を切り開こうとしている。国益も交錯する競争の現場、情熱を傾ける人々の姿を追いながら、世界を覆いつつある「革命」の現実を提示していく。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091025.html
<EV>充電せずに東京−大阪走破…世界新、ギネス認定へ 11月17日 BIGLOBEニュース
市販車を改造した電気自動車(EV)が17日、東京−大阪間555.6キロを途中で充電することなく走破した。EV普及を目指す市民団体「日本EVクラブ」(東京)の試みで、無充電EVの走行距離で米国企業の車両が持つ世界記録501キロを更新し、ギネスブックに認定される見込み。
 EVはダイハツ工業の軽自動車「ミラ」を改造し、三洋電機リチウムイオン電池360キロ(8320個)を搭載。約9時間20分かけてフル充電し、17日午前3時に東京・日本橋をスタートした。渋滞に巻き込まれ、雨でワイパーを動かすなどしたため電力を消耗したが、大きなトラブルはなかったという。2回の休憩を挟み、午後4時26分に大阪・日本橋にゴールした。
 運転した同クラブ代表で自動車評論家の舘内端(たてうち・ただし)さんは「走り終えてドキドキしている」と語った。
http://news.biglobe.ne.jp/social/606/mai_091117_6062318012.html
どうでもいい、じじぃの日記。
11/15、再放送であったが「NHK特集 自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」を観た。
オープニングに中国山東省の町で小さな電気自動車が走っている映像が出てくる。この車の価格は13万円だ。
電動2輪車メーカーの社員だった張海波氏が設立した電気自動車会社、山東宝雅、従業員は20人。
電気自動車はガソリン車に比べて、部品は10分の1で済む。エンジンが無いため高温にならないので、車体自体は軽くて済む。
「モーターに車輪をつければ自動車になる」
今、中国の農村部で車の免許がいらない、ナンバープレートのない車が走っている。ただし、中国政府はこの車を正式な電気自動車と認定していない。
山東宝雅で指導している日本人技術者が出てきた。
後藤正徳氏70歳。ホンダとヤマハで35年技術管理や設計に従事してきた。車体の軽量化を目指し、強度の高いプラスチックを使った精密加工技術を教えている。
後藤氏は静岡県浜松市出身。戦後ホンダやヤマハなどのバイクのメーカーが生まれたころに青春時代を送ってきた。
この山東省には電気自動車メーカーが成長する条件がすべてそろっている。
張社長は高速道路は走らない街乗りの車としてヨーロッパに認可を申請した。そして、性能や安全基準で審査に合格したという通知が届いた。
番組の最後に、山東宝雅がイタリアのミラノで展示することになった電気自動車が出てきた。
張社長の言葉。「ヨーロッパの人に認められたい」
後藤氏の言葉。「かっての自分たちの姿を見ているようだ」 「10、20年後に、ここからホンダのような会社が誕生するかもしれない」
11/19、NHK 朝のニュースを観た。
アナウンサーがこんなことを言っていた。
「日本の電気自動車、おととい世界記録に挑戦。東京→大阪を完走し、現在アメリカが持っていた記録を抜きました!」
三洋電機リチウムイオン電池を8000個余りを搭載しての挑戦だった。
そこには、世界記録を達成した日本のドライバーが嬉しそうに車のそばで微笑んでいる映像があった。