じじぃの「ウサギの耳とハトの夢」ぱーと4

【主張】オバマ歴訪 中国の軍拡容認は残念だ 2009.11.19 MSN産経ニュース
オバマ米大統領は19日、韓国を最後に1週間のアジア歴訪を終える。その焦点になった中国では、胡錦濤国家主席との首脳会談で、戦略的関係を強め、世界規模の問題で協調することなどで合意した。
 米国がアジアを重視し、巨大パワーに成長した中国との協力関係を促進すること自体は自然の成り行きである。ただし、「G2」と呼ばれるまでになった両国が実利追求に走り、地域や世界の安寧を損なう恐れがないとはいえない。
 というのも米中会談が中国ペースで進み、世界が懸念する問題で米側は踏み込むのを控えた気配が濃厚だからだ。発表された共同声明では、中国の人民元レート操作や知的財産権侵害、人権や民主化抑圧にも触れていない。チベットウイグルなど中国の少数民族問題も同様だ。
 注目された環境問題でも、二酸化炭素排出量が世界のトップ2を占める両国は、削減目標を打ち出さなかった。中国は自国を含む途上国の経済発展を阻害すべきではない、と目標値設定に反対してきており、米側はそれを容認する結果になったとみられる。
 われわれが懸念するのは、軍備増強を続ける中国に対し、オバマ大統領が自制も軍事費の透明化も求めなかったことだ。共同声明は、中国中央軍事委の徐才厚副主席の訪米(10月)を高く評価、来年の両軍首脳の相互訪問や各クラスの交流頻繁化で、協力関係を強化するとうたい、信頼醸成の柱の一つにされた。
 オバマ訪中に先立ち、米国は「戦略的保証」という、中国に責任分担させる新戦略を打ち出した。大統領の「中国を封じ込める意図はない」との東京演説もその新戦略に沿っていた。
 アフガニスタンパキスタン問題から海賊対策まで、中国の役割への期待が背景にあるが、中国側は中国の軍備増強や海洋進出の容認と受け止めよう。その結果、中国との領土、領海紛争を抱えるインドや東南アジアの軍拡競争に拍車をかける危険性が高まる。
 これは日本にとって重大な問題だ。米国は日米安保体制をアジア戦略の基軸にしてきたが、世界規模の問題に対処するため、中国との提携に重心を移したともいえるからだ。日本としては、日米同盟を堅固にし、「米中G2」の独走に歯止めをかけるべきだ。迷走しているひまはない。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091119/amr0911190350000-n1.htm
米大統領訪中で、人権活動家らを当局が拘束 2009年11月17日 日テレNEWS24
中国では、アメリカ・オバマ大統領の訪中に合わせ、政府に抗議する人権活動家らが当局に拘束されるなど、緊張が高まっている。
 関係者によると、身柄を拘束されたのは趙連海さん。趙さんは、有害物質「メラミン」が混入した粉ミルクによる健康被害をめぐり、去年から政府への抗議を続けており、オバマ大統領の訪中前日の14日未明、北京の自宅で警察官にパソコンやカメラなどを押収され、連行された。警察は連行の理由を「騒ぎを起こすからだ」と説明したという。
 香港メディアによると、このほかにも中国各地で人権活動家らが当局に軟禁されるなどの措置を受けているという。
 北京市内は、オバマ大統領の宿泊しているホテルを中心に厳重な警備が敷かれており、オバマ大統領の訪中に合わせた活動家らの動きに対する当局の警戒が強まっている。
http://news24.jp/articles/2009/11/17/10147988.html
オバマ「検閲」発言を検閲…中国 2009年11月17日 MSN産経ニュース
【北京=有元隆志】中国国営新華社通信が16日に上海で開かれた対話集会でのオバマ米大統領の発言の中国語訳を掲載した際、検閲のない自由なインターネット接続への支持を強調した部分を削除していたことが17日分かった。大統領の発言は中国政府によるネット規制を念頭に置いたものだが、その発言自体が中国の“検閲”に引っかかったようだ。
 米国の大統領が中国国内で対話形式の集会を行ったのは今回が初めてだった。質疑の中で大統領は、「ツイッター」と呼ばれるインターネットの投稿サイトに関し、「自由にインターネットを利用できることを強く支持してきた。自分は“検閲なし”の強い支持者だ。それぞれの国に異なる伝統があるが、米国では自由に制限なくインターネットに接続できる。このことは強さの源だ」と強調した。しかし、新華社の翻訳ではこの部分が削除されたほか、ホワイトハウスが作成した対話集会の全文記録も、本紙記者の電子メールで受信できなかった。
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「ほとんどの中国人が(自由なインターネット接続に関する)大統領の発言を聞いたり、読んだりする機会はなかった」と中国側の対応を批判した。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/e20091117065.html
中国、露骨な野心 「太平洋分割管理」提案 2008.3.12
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080312/amr0803122304014-n1.htm
中国空母、全長300メートル 武漢に実物大の模型 2009年11月17日 asahi.com
http://www.asahi.com/international/update/1117/TKY200911160383.html
どうでもいい、じじぃの日記。
アメリカ・オバマ大統領の訪中で中国政府、国民がどんな反応を示すのか興味があって訪中の報道を見ていた。
まず、最初に上海で開かれたオバマと学生との対話。学生が「ノーベル賞を取るのにはどうすればいいんですか」と質問した。
オバマは「ノーベル賞を取るための方法というのは聞いたことがないが、広い視野で物事を考える・・・」とか答えていた。
中国では外国籍の中国人を除いて、まだ1人もノーベル賞を出していないのだ。中国人がノーベル賞にいかにコンプレックスを持っているかが分かる。
産経新聞やテレビによると、この学生との対話集会でも中国政府の“検閲”が行われていたようだ。英語での対話の音声をほとんど聞こえない状態にし、中国語の音声を重ねて都合の悪いことはカットした。世界報道自由ランキング2009年で168位の実態である。
オバマと中国首脳会談で「軍備増強を続ける中国に対し、オバマ大統領が自制も軍事費の透明化も求めなかった」がある。
11月8日、テレビ東京日高義樹のワシントン・レポート』「米中同盟・日本はアメリカの核に頼れるか ハードリー前大統領安全保障補佐官」を観た。
番組の最後にハードリーはこんなことを言っていた。
アメリカと日本」、「アメリカと韓国」、「アメリカとオーストラリア」、「アメリカとインド」、これらの国と同様に「アメリカと中国」があるのです。
アメリカと日本」とか「アメリカと韓国」とかを優先させて対、中国ではないのだ。アメリカにとって「アメリカと日本」と「アメリカと中国」は同じ次元の関係なのだ。
中国国防費は1989年から20年連続、2ケタの伸びである。中国はなぜ、こんなに軍拡をするのだろうか。
1999年5月、アメリカがユーゴ空爆の時、中国大使館を爆撃した。アメリカは中国大使館の爆撃は誤爆だったと報じた。果たして誤爆だったのだろうか。一説によると、アメリカは中国がスパイ活動の拠点として中国大使館を利用していたのを察知して爆撃したのだという。2009年11月17日付、英日曜紙「オブザーバー」による。
この時から中国はアメリカと対等になるために、さらに軍事力を増強し始めた可能性がある。
そして、去年3月の「中国、露骨な野心 太平洋分割管理 提案」である。
中国が建造している空母は2015年、完成予定だという。中国は空母を持つことによって、アメリカと軍事力で対等な関係になろうとしている。
アメリカは日本をどう見ているか。単なるパワーバランスの下の1国にしか過ぎないのである。
日本の中で基地をアメリカに提供しているではないか。
今までアメリカに都合が良かったから、利用していただけで日本のために基地を使っていたわけではない。
アメリカにしても、中国でも自国に都合がいいだけの話だ。沖縄に基地があっても沖縄の人のためにあるわけではないのである。
沖縄の人たちは日本国民である。毎日、アメリカの飛行機の轟音のもとに何十年間も置かれてきたのだ。あなたが沖縄県の人間だったらと考えてみればいい。
自国民を犠牲にしてまで、アメリカのいいなりになる神経がおかしいのである。
と、どっかのじじぃが言ってました。