じじぃの「中国から見た民主党政権」

中国は世界最強国になりうるか、鍵を握るのは日本の民主党政権 2009/09/07 サーチナ
知り合いの韓国メディアの北京特派員から、中国建国60周年の企画用のアンケートに答えてくれと頼まれた。最初の質問は「中国は将来、世界最強国になると思うか」。
 昨年あたりから、米中の2大国首脳が定期会談を行い国際社会をしきっていこうという「G2論」が一部米国の専門家の間で話題になり、チャイナメリカという言葉もできた。辛亥革命から約100年、新中国建国から60年。中国の大国崛起物語は最終章に入ったという見方は国内外で広がっている。
 しかし、私はこの質問に「思わない」と答えた。理由は人口が多すぎる。国家の繁栄の定義はいろいろあろうが、国民の生活レベルや社会の安定という点に注目すれば、これだけの人口を満足させるだけの国力など想像もできない。それが実現するときは、資源的にも環境的にも地球滅亡寸前のときだろう。
 中国で民主主義が実現するか、という第2問も人口がネックとなる。民主主義とは血を流さずに政権を交代させる平和的政治システムである。失政によって国民の不満が最大限に高じたとき、独裁政権では暴動、あるいは革命による政権転覆が起き、過去の為政者はギロチンにかけられる。しかし、これだけ人口が多ければ民主化しても国民の利益が二大政党程度くらいでは集約できない。国はいくつかに分裂しなければ落ち着かないだろうが、それまでの過程は想像するだに恐ろしい。
 中国が世界最強国となるには、国内で著しい格差や非人道があっても国民の不満を完全に封じ込めることができる強固な独裁体制と、そういう体制を維持しても、海外の民主主義国家から非人道と非難されないだけの国際世論操作能力、この二つが備わったときだけである。しかし、インターネットなどによる情報のグローバリゼーションをみれば、そんなことはあり得ない。
 だが、今少しだけ、中国が世界最強国なる可能性は残されている。鍵は日本の民主党政権の誕生だ。
 次期外相の岡田克也氏は「中国重視でいく」と言明している。アメリカと距離をはかり、米軍の太平洋におけるフォーメーションの要である沖縄の普天間基地を県外移設したい考えも持っている。これに加えて中国が着々とすすめている「真珠の首飾り」戦略(インド洋をめぐる港建設・増築計画、中国海軍の制海権強化が目的とされる)が完成した暁には、中国も米国と肩を並べる軍事的影響力をもつかもしれない。
  かりに日本が中国の同盟国にでもなれば、今のアメリカの地位に中国を押し上げることは可能かもしれない。鳩山由紀夫氏が月刊誌に書いた“反米論文”に対して米国側が示した過剰なまでの反応は、日本人に自分たちがキャスティングボートを握りうる立場にあることに気付かせた、かもしれない。
 問題は、独裁国家・中国がそういう形で世界最強国になったとしても、世界中の誰ひとり、日本人はもちろん中国人ですら、おそらく喜ばないだろうということだ。民主党政権はくれぐれも血迷わないでほしい。(執筆者:中国ウォッチャー 三河さつき  編集担当:水野陽子)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0907&f=column_0907_005.shtml
どうでもいい、じじぃの日記。
9月17日、NHK BS 香港PHX:時事弁論会 民主党政権下で中国との関係は大きく変わるか」を観た。
民主党政権下で中国との関係は大きく変わるか」がテーマである。
印象に残った言葉をピックアップしてみた。
・見通しは明るい。中国人と韓国人の靖国問題靖国神社に替わる国立墓地を建てるといっている。
靖国問題はそんなに簡単ではない。鳩山氏は元々自民党にいた人間だ。鳩山氏が強いリーダーシップを取れるかも疑問だ。
民主党の中には旧社会党の人間が多い。前の首相3人は自民党だったが靖国に参拝しなかった。
・問題は日本と中国の力が拮抗していることだ。ライバル同士が協力できるわけがない。どっちがアジアで主導権を取るかだ。
・鳩山氏はアジアを重視している。しかし、東シナ海での天然ガスで何かいってくるかもしれない。
・日本と中国で問題となるのは貿易、台湾、東シナ海天然ガスだ。鳩山氏は天然ガスに対して敵対している。
民主党政権が誕生したのは自民党があまりにも、ひどかったから民主党を選んだだけだ。
・鳩山氏がアメリカに対して「ノー」といっているのはアメリカと対等関係にしたいためだ。
胡錦濤主席が日本を訪問し、日中関係は良い方向にあるが、民主党が親米路線を取ることは間違いがない。
・鳩山氏の出かたを見極める必要がある。中国の内政に口を出してくる可能性がある。
民主党は政権を取ったことがないので、内政でいっぱいで中国に人権や民族問題をいう段階でない。
・インターネットによるアンケート結果
 中国との関係が進展する  ・・・・ 12%
 中国との関係が進展しない ・・・ 87%
・メールの内容
 民主党内部の右派が強いと中国関係は悪くなり、左派が強くなると中国関係は良くなる。
じじぃの印象。
ずっと、香港PHX:時事弁論会を観ているが環境とか、地球温暖化とかいうのを聞いたことがない。
中国共産党を信じているせいか、政府を悪くいっているのも聞いたことがない。
インターネットによるアンケート結果を見ても、日本を好意的に見ているとは思えない。
中国人にとって、日本人などどうでもいいのだろう。もしかしたら中国人さえよければ・・・。
中国は10月1日、国慶節を迎える。ほとんどの中国人は中国共産党を誇りに思い、期待しているのである。