じじぃの「新しいお墓」考

『変わるお葬式、消えるお墓 最期まで自分らしく』 小谷みどり 岩波書店
2 新しいお墓 (一部抜粋しています)
このように、継承する人がいなくても、お参りが絶えないお墓であれば「無縁」にはならないだろう。どこの誰だかわからないけど、手をあわせてくれる人がいつまでもいるお墓は、さびしくなくていい、そうだとすれば、子孫がいなくても無縁にならないお墓が望まれるだろう。これには、2通りの方法が考えられる。
1つには、そもそも継承しなくてよいお墓のあり方を考えること、2つ目は、墓地使用権の起源を区切って更新するというシステムの転換だ。
合祀墓−−血縁を超えて
1つ目の具体策には「合祀(ごうし)」がある。現在ある合祀墓には、納骨時点から合祀するものもあるし、一定期間は家族や個人で墓地を使用し、契約期間が経過すれば合祀するものもある。お墓を取得しようとする人の価値観や家族環境に応じて選べばよい。
もっとも、知らない人どうしで1つのお墓に入る合祀に、抵抗を感じる人も多いだろう。
しかし、血縁を超えた人たちと大勢で同じお墓に入れば、絶えず誰かがお墓参りにやってくるから、お墓が荒れ果てる心配もない。自分がお墓に入った後のことはどうでもいいと考える人もいるが、自分の子孫だけでなく、後世の人たちのことを考えれば、合祀墓は誰にも心配もかけないお墓だといえよう。そこで、合祀墓についてもう少し詳しく説明しておきたい。
「合祀墓」は、血縁を超えた人たちをいっしょに葬るお墓だ。
大勢の遺骨が納められるよう、一般のお墓より大きいものが多い。モニュメントの下や納骨塔のなかに遺骨を納めるお墓もあるし、仏像の背中に納骨したり、遺骨を砕いて仏像を作ったりなど、合祀墓の形はさまざまだ。誰が納骨されているのかが一目瞭然にわかるよう、墓碑銘に1人ひとりの名前を刻むお墓もある。
いくつかの具体例を挙げてみよう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『変わるお葬式、消えるお墓 最期まで自分らしく』という本を東金図書館から借りてきた。
子供がいない夫婦。死んだ後のことも考えなければならない歳になった。
昔、産経新聞の『のんびりいこうよ』という赤羽みちえ氏のコラムマンガに 「オレが死んだら骨は海にまいてくれ」があった。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20090131/1233349386
死んだ後のことなど、「どうでもいい」とも思っていたが、本の中に「継承する人がいなくても、お参りが絶えないお墓であれば「無縁」にはならないだろう」がある。
と、少し気になるようなことが書かれている。
どこの誰だか分からない人が一緒になっている墓に、お参りしてくれる人がいるんだ。
「おおーい。こんなお墓があるよ 合祀だって」
女房。「ちゃんと調べておいてね」
ネットで「合祀墓 お寺」をキーにして検索してみた。
本の中にも具体例として載っているが、検索結果の一部を載せた。
どうするか、少し、参考になるかもしれない。

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東京都内のお墓・墓地・霊園 すがも平和霊苑 もやいの碑
もやいの会 趣意書
人生は縁に始まる。
すべてに人間は縁のなかに生き、生活を送る。その関係が、現世だけでなく、未来永劫につづく。地球上の文化はその現れであり、大都市の繁栄もその姿の一つである。
この碑は、その縁を永遠に語り合う「もやいの場」のしるしであり、同時に、大都市・東京が、平和と自由と友情の場であることの証でもある。
                  磯村英一 (もやいの碑文より)
http://www.haka.co.jp/HP/Haka/sugamo_info/moyai.html
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・永代供養墓の納骨方法は様々です
 a.骨壺のまま期限なしに安置(ごく少数)
 b.骨壺のまま一定期間(例えば:33回忌)安置後、遺骨を出して合祀
 c.分骨を永代安置し、残りの遺骨を合祀
 d.骨壺から出して合祀
・宗教の条件
 a.一切不問
 b.在来仏教であれば宗派不問
 c.当寺の宗派である(信仰している)
 d.当寺の檀家になる
http://www.koueisha.co.jp/houzi/houzi6.html