じじぃの「住宅ローン、問題」

7月16日 産経新聞 漫画 『サラリ君』 西村宗
コマ1目
 サラリ君の奥さんが家計簿をつけている。
コマ2目 (サラリ君が帰宅し、家計簿を覗き)
 サラリ君:住宅ローンはあとどれくらい残っているんだい。
コマ3目
 奥さん:20年です。
コマ4目
 サラリ君が後ろにバタンとひっくり返る。
コマ5目
 奥さんが水の入ったコップをもってサラリ君に言う。
 奥さん:失神したいのは私のほうよ。

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【09衆院選暮らしと選択(1)】「生活第一」と「安心社会」違いは? 2009.7.25 MSN産経ニュース
埼玉県戸田市に住む45歳の会社員が神妙な顔をして不動産の競売や任意売却を扱うレフォルマ(東京都港区)を訪れた。
「不況で給与が減り、ボーナスもゼロになってしまった。住宅ローンが払えないので自宅を売りたい」
男性は平成5年、駅から徒歩15分の3DKのマンションを約4600万円で購入した。頭金を約1000万円用意し、35年ローンを組んだ。月々の返済額は19万円程度(ボーナス払いはなし)。手取りで約40万円の給与と年間200万円程度のボーナスを得ており、余裕で返済できるはずだった。
しかし、給与カットに義父の入院が重なり、住宅ローンを半年滞納した。これからは9歳の娘の教育費もかかってくる。やむを得ず売却することを決めた。
底打ちの実感なし
世界同時不況による失業や給与の減少で、マイホームを手放す人が急増している。レフォルマの伊藤光記社長は「住宅ローン返済額が月々10万円程度と比較的堅実な計画を立てていても、思わぬ失業や給与減少に見舞われ、支払いに窮するサラリーマンが増えている」と語る。
不動産競売流通協会によると、リーマン・ショックが襲った昨年9月以降、全国の裁判所を通じた競売件数は前年比2倍の水準で推移。6月の競売物件数は5月よりも400件近く多い3768件にのぼり、今後、一段の増加が見込まれている。
こうした中で政府は6月中旬、自民、公明の与党幹部も参加した月例経済報告関係閣僚会議で景気の基調判断を上方修正し、「景気の底打ち」を事実上宣言した。輸出の落ち込みが多少回復したためだが、その景気認識は、不況に直撃されて生活防衛を強める庶民の実感とはかけ離れている。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090725/biz0907252323024-n1.htm
どうでもいい。じじぃの日記。
7/16の産経新聞 『サラリ君』にサラリ君が奥さんから住宅ローンの残が20年と言われてバタンとひっくり返る漫画が載っている。
7/26の産経新聞の一面に住宅ローンが払えなくなってしまい、家を売却した話が載っている。
ネットで「自殺者」をキーにして検索してみたら、2009年3月の自殺者が前月比23%増え全国で3060人になっている。1日で100人以上の人が自殺で亡くなっている。
派遣切りや、倒産などで住宅ローンを払えなくなって自殺した人はどれぐらいいるのだろう。
じじぃも住宅ローンの返済があるので人ごとではない。
家の不動産の価格を近くの不動産屋で聞いてみた。じじぃの場合は東金市の市内から離れていることもあって水道は浄化水道、ガスはプロパンだ。
これが下水道で、都市ガスであれば評価額が2倍位になるのだったのだが。15年前、住宅ローンを組んだときの金額の約2分の1の評価額である。
つまり、頭金300万円、借りたお金が2000万円として(ちょっとミエをはっている)評価額は1000万円にしかならない。
銀行から住宅ローンを組んで返済した場合、最終的に返済する金額は2000X2=4000万円にもなる。金利分の支払いが半分だ。
また、ネットで「住宅ローン 家を売却」をキーにして検索してみた。住宅ローンの残を全部払い切らないと、家を売ることもできないのだ。
検索したときの情報。
 今度買う家は別物として新規のローンになります
 順番を勘違いされています
 ・売ったお金で何かを...間違い
 ・住宅ローンを精算しなければ
  ・売ることは出来ない
  ・他人に貸すことも出来ない
  ・自分が勝手にそこから引っ越す事も出来ない
  ・住民票の移動すらも出来ない
 ローンが終わるまでは「自分の自由に出来ない」のが基本です
である。
新聞に載っていた例「やむを得ず売却することを決めた」は売却できただけでもよかったのかもしれない。
うちのばばぁ(女房)がうつになった本当の原因は「住宅ローン」なのかもしれない。