じじぃの「人間の言葉はいつ生まれたのか」考

十姉妹のさえずり 動画 YouTube
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人類進化の謎 Google 検索
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竹内薫の科学・時事放談】 ジュウシマツのさえずり MSN産経ニュース 2008年12月06日
■派手な歌は“女”にモテる
今週、雑誌の連載の仕事で理化学研究所岡ノ谷一夫さんのもとを訪れた。ほぼ同い年で、以前、岡ノ谷さんが属していた大学に非常勤講師で呼んでもらったことがある。取材して記事を書く場合、初対面だと切り込み具合に遠慮が出ることがあるし、親友や同級生だと馴れ合いになる恐れがあるので「面識がある」くらいが一番やりやすい。
岡ノ谷さんの専門は鳥のさえずりの文法だとばかり思っていたら、最新刊の共著『ハダカデバネズミ』(岩波書店)という本を手渡されて、研究のスピードに付いていっていない自分が少々恥ずかしかった。
研究者の肉声が聞かれる取材では、素朴な疑問をぶつけることができるのが嬉(うれ)しい。例えば、もう20年ほど前から鳥の脳は、人間の脳から大脳皮質を取り去った「原始的」な脳ではないという仮説があり、ここ数年のミクロの解剖学の進歩により、その仮説はほぼ実証されているという。鳥の脳の表面はツルツルなので、そういった誤解がまかりとおっていたらしい。要するに、人間の脳のように表面に大脳という名の「皮」がついていないだけで、鳥の脳にも大脳の機能は立派に存在するわけだ。
鳥のさえずりにも文法が存在するが「私は『彼女がイエスと答えた』のを聞いた」というような入れ子の構造は扱えないという。それでも鳥のさえずりは、人間の言語の起原(きげん)を考えるうえで大いに参考になる。ジュウシマツはコシジロキンパラという原種がもとだが、進化の過程でさえずりが複雑になった。
その理由が面白い。本来、複雑な歌を歌うオスの方がメスにモテるのである。派手に歌うと天敵に見つかって喰(く)われてしまうリスクがあるが、あえてその危険を冒す行為は、「この人、馬鹿みたいだけれど、余裕があるのねぇ」とメスに評価されるらしい(人間でも歌やダンスがうまいとモテるではないか!)。
もっとも、野生の状態では、あまり派手すぎると実際に天敵の餌食になる恐れがあるが、ジュウシマツのように人に飼われる環境では、そういった心配なしに、伸び伸びと派手に歌えるので、歌がどんどん複雑になっていく。
このジュウシマツの例は、人間の言葉の起原のヒントになる。人間が動物界の生存競争から一歩抜け出して、天敵に喰われる危険が減ったとき、歌やダンスといった派手なディスプレー行為が、一気に花開いた。源氏物語の世界では、歌を詠むことは恋愛技巧そのものだが、科学的な見地からも、人間の言葉の本質を表している。人はなぜ言葉をしゃべるのか? それは、セックスアピールのためである。そして、その言葉は歌から始まった。
私はいつも「3つの起原の謎」に深い興味を抱いている。それは、宇宙の起原、言葉の起原、そして意識の起原の3つだ。この3つは科学のフロンティアの名にふさわしい。岡ノ谷さんは今、言葉の起原から意識の起原へと研究の範囲を広げつつある。次回の取材では、是非、意識の起原に関する岡ノ谷仮説に迫ってみたいものだ。(たけうち・かおる=サイエンスライター)
http://sankei.jp.msn.com/science/science/081206/scn0812061040000-n1.htm
NHK 教育テレビ サイエンスZERO 「ヒトの謎に迫る」(5)
【ゲスト】理化学研究所脳科学総合研究センター・岡ノ谷一夫 【コメンテーター】東京大学大学院教授…佐倉統 【司会】安めぐみ、山田賢治
ヒトの大きな特徴が言葉をしゃべること。言葉の起源については主に、身振りから生まれた「身振り起源説」と、歌から生まれた「歌起源説」の二説がある。歌起源説を唱える研究者は、鳥の鳴き声を分析し、歌起源説の実証に挑む。一方、身振り起源説を唱える研究者らは、右手の身振りから実証しようとしている。両研究の最前線を紹介。さらに、言葉には「親和性と排他性」の二面性がある。現代のネット世界から、その二面性に迫る。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp246.html
どうでもいい、じじぃの日記。
「人間の言葉はいつ生まれたのか」をキーにして検索してみた。(google検索)
このキーで検索すると、「ヒトとサルのあいだ―精神はいつ生まれたのか 」(吉田脩二著)という本が上位にヒットする。
本当は、ヒットした、この本の内容も見てみたいのだが、ここらへんがじじぃの限界なのだろう。
●直立歩行が言葉を話せる要因に、足や手の進化の後に脳が進化 出典:第8話 人が猿と分かれた日 (一部抜粋しています)
 草原の生活の中で人類は、さらに洗練された歩き方を身に付けていきました。器用な手を持つロブストス猿人から100万年ほど後のさらに進化した人類の化石が、ケニア北部の湖のほとりから発見されました。この頃の人類は、現代人とほぼ同じ様な姿勢で歩いていたと考えられています。アファール猿人が現れてから200万年以上経って、やっと現代人の直立2足歩行が完成したのです。そして、体をまっすぐに立てる事によって画期的な進化が起こっていました。言葉を話すことが出来る喉の構造です。まだ少し前かがみになって歩いていたアファール猿人の喉は、声帯で作った音を反響させる喉の奥の部分が狭くなっています。これでは様々な音を出せず言葉を話すことはできません。しかし、体をまっすぐに立てると、音を反響させる空間が広くなります。言葉を話すことが出来る喉の構造は、体をまっすぐに立てることによってはじめて可能になったのです。この頃の人類の脳の重さは、およそ900グラムと推定されています。現代人には及ばないもののアファール猿人の2倍に増えていました。私達と同じ現代人が現れるのは、それからさらに100万年以上後のことです。 人間の象徴とも言える大きな脳、それは足や手などが大きな進化を遂げ、体が完成した後で最後にもたらされたものだったのです
 http://www.wink.ac/~ogaoga/seimei8.html
●歌うネアンデルタール人:ソプラノ歌手のように 出典:saruとhitoの進化論
 ジェニファー・ヴィーガス 2005年3月 (一部抜粋しています)
 誰もが納得しているわけではないが、ある研究者によると、ネアンデルタール人は、高い声で話をし、そして歌を歌う。
 英国の研究者によると、ネアンデルタールは強靱だが、高い音によって歌ったり会話するためのこと声を持っていたのではないか、ということだ。
 この理論は、ネアンデルタール人(紀元前20万年から3万5千年前にかけてヨーロッパに広く分布していた)が、知的で複雑な社会を構成していた、ということを示唆している。 そうした事実はネアンデルタールが特別の種であることを表してもいる。そして、今まで考えられていたよりもずっと現代の人間との共通点が多かったことを示してもいる。
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 ラティマンは、彼も、他の研究者も、ネアンデルタールの既存の部分および喉頭部を構築する他の初期の類人猿をしばしば使用すると言う。 そうした仕事を通じ、彼は、ネアンデルタールアウストラロピテクスおよび他の有史以前の類人猿が喉の中における喉頭の位置が高い場所にあったことを発見した。
 「この構造は、私たちが今日、猿と類人猿で見ることができるものと同様です。」とラティマンは言う。「類人猿は言語と文化を持っています。しかし、それらが出す音は人間によって作られたものよりもっと制限されていますが。」
 ネアンデルタールの特徴的な脳サイズ(それは現代人の灰色の脳細胞より大きかった)から考えて、ラティマンは、それらが言語能力を持っていたと断言する。 「彼らは、私たちと外見が同じでなかったというだけで、無音の野獣ではありませんでした」と彼は言います。「私たちが発することのできる母音の一部を使うことはできなかったと考えると、ネアンデルタールは恐らく異なる発音をしたでしょう。例えば、彼らは「オゥ」という叫び、「アァ」「イィ」と発音することはできなかった思います。」
 ネアンデルタールで見られる特殊な鼻音、耳および鼻腔解剖学的特徴は、呼吸のために特定化されたが、鼻音による発音が可能であったと考えている。 なぜ現代の人間の喉頭が50万〜100万年前、咽喉部において低く位置するようになったかは解っていない。ラティマンは、破裂音の使用によって空気摂取が容易になったことと関係があるかも知れない、と考えている。
 http://saru-hito.blog.drecom.jp/m/archive/36
●人類進化の謎のひとつに、「おばあさん仮説」というものがあります。 出典:Hatena::Question (一部抜粋しています)
 これは、人類だけが、閉経後のメスが生き残って、「自らの繁殖から解放されたあと、その知恵と経験を生かして自分の娘や血縁者の子育てを援助することにより、結局は繁殖成功度を上昇させることができた」(長谷川真理子「ヒトという不思議な生物」、長谷川編「ヒト、この不思議な生き物はどこから来たのか」(ウェッジ選書、2002年) 所収)というものです。
 1)これは、ヒトの幼児が晩成化し(無力な赤ちゃん時代が長くなり)、四六時中その面倒をみることが必要となり、同時にいろいろなお話を聞かせてあげて言葉のトレーニングをする「孫の世話」の役割が、閉経後のメスに求められたためではないか。どう思いますか。
 http://q.hatena.ne.jp/1234102045
●生後2〜3ヵ月 出典:助産師のあかね (一部抜粋しています)
喃語(なんご)が始まります。
赤ちゃんの話しかけが始まります。「ウックン」だったり「アー」「ウー」や 「アブアブ」など様々に聞こえるでしょう。これが言葉の原型となる喃語(なんご)です。お母さんも赤ちゃんの話しかけに答えてあげましょう。 意味はわからなくても、お母さんの語りかけは赤ちゃんの心の発達にとって とても大切なことです。
 http://www.jyosansi.com/toshokan/kosodate/2-3.html
2月27日、再放送であったが、サイエンスZERO 「ヒトの謎に迫る」(5)を見た。
理化学研究所の岡ノ谷さんの説明ではジュウシマツのオスが求愛の為にさえずるのは、言葉をしゃべっているのだそうだ。
オームに「これなんだ」と聞くと、「鉛筆」と答え、「この鉛筆何本だ」と聞くと「3本」と答えている。
ゴリラが口笛を吹いていた。勝手にそばにいる人間のマネをして覚えたらしい。
言葉をしゃべるというのは人間の特権ではないような気がする。
イルカ、クジラも仲間どうしで会話しているようだし。
人間が言葉をしゃべるのに「おばあさん仮説」がある。
寿命が長くなった人間「ばばぁ」が赤ん坊をあやす。「よし、よし」とあやしたら、「うんばばぁ」と返したか、のかは知らない。
単純なじじぃ。「おばあさん仮説」が一番、気にいった。