じじぃの「記憶の棘」観

映画 『記憶の棘

2004年制作 アメリカ映画 【記憶の棘 Yahoo!映画
解説: 10年前に愛する夫を亡くした美ぼうの未亡人と、彼の生まれ変わりを自称する10歳の少年の愛を描いたラブ・ミステリー。主演は『ムーラン・ルージュ 』のニコール・キッドマン。少年を『X-MEN:ファイナル ディシジョン』や『ウルトラヴァイオレット』に出演する天才子役キャメロン・ブライトが演じる。監督はミュージックビデオ界気鋭のクリエイター、ジョナサン・グレイザー。、美しくスタイリッシュな映像美のほか、ヴェネチア国際映画祭でブーイングを受けた衝撃の入浴シーンは必見。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 10年前に夫のショーンを心臓発作で失った未亡人アナ(ニコール・キッドマン)は、長年自分を思い続けてくれたジョゼフ(ダニー・ヒューストン)と再婚することを決意する。しかし、そんな彼女の前に見知らぬ10歳の少年(キャメロン・ブライト)が現れ、「僕はショーン。君の夫だ」と名乗る。
記憶の棘」オカルト性と扇情性がミステリアスに絡み合う。
ニコール・キッドマンはハリウッドのトップ女優に違いないが、外国の鬼才や無名の新進と平然と組んだり、折々見せる「蛮勇」はどこか反ハリウッド的でもある。彼女自身オージーだが、この「記憶の棘」も監督はイギリスの新進グレイザー、脚本にはフランスの大御所カリエールが加わり、演奏会で流れる曲はワグナーと、マンハッタンの話ながら、何やら「異人」風味たっぷり。  10年前、夫を亡くした女性がようやく再婚を決めた矢先、10歳の少年が現れる。夫と同じ名を名乗り、夫婦しか知らない秘め事を口にするこの少年は、果たして夫の生まれ変わりなのか……。  輪廻をめぐるオカルト性と、10歳の少年に心を乱されるという扇情性。この2つがミステリアスに絡み合い、不穏なムードをかき立てる。実は一応、合理的な落ちがあるのだが、それでも謎めいた余韻が消えないのは、キャメロン・ブライト演じる少年の不可思議さ。一見、普通の子供に潜む成熟した男のような色気には、ヒロインならずとも引きつけられる。マンハッタンの上流家庭に場違いに紛れ込み、人間関係をかき乱す彼もまた、年齢やアイデンティティの境を超えた「異人」なのだ。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325267/
どうでもいい、じじぃの日記。
毎日が日曜日のじじぃ。テレビ東京、映画 記憶の棘を観た。
「xxxの棘」とか、スリラーぽい題名に引かれて観たのだが、結構、面白かった。
オープニングでランニングシーンが延々と続くところが、たけし氏の映画「その男、凶暴につき」のオープニングのシーンに似ている。
スリラーものではない。殺人も出てこないが、スリラーっぽい映画だった。
ショーンの生まれ変わりだという10歳の少年が出てくる。
未亡人アナは、ショーンが死んだ場所に、生まれ変わりだという少年に呼び出される。
どうして、この少年はショーンの死んだ場所を知っているのだろう。
アナは少年に言う。
「あなたは私を本当に養っていけると思っているの・・・」
「女の子とセックスしたことがあるの・・・」
少年とアナの入浴シーン。
少年はやはり子どもなので、セックスシーンは無いのだが、アナは何か期待していたのであろうか。
少年はアナと別れることになる。
アナが別の男性と結婚するためのウエディング姿で海の波打ちぎわにたたずむところで終わっている。
ラストシーンをどう捉えたらいいのか。
昔、ヒッチコックの映画「サイコ」を観たときのような、ラストシーンを期待したのだが。
日常の世界に、ある日、非日常のことが身に降りかかった場合、それが良いことであるかもしれない。悪いことかもしれない。悪いことかもしれないが怖いもの見たさに非日常の世界に入ってみたい。
まぁ。じじぃの場合は、へたをするとあの世行きだったりして。