じじぃの「山場CM」考

山場CMと一段落CMに対する視聴者の評価 Yahoo!ブログ、その他 (一部抜粋しています)
この論文では、日本と欧米各国のニュース、ドキュメンタリー、ドラマ、クイズなどの番組での「山場CM」の比較もされており、日本の「山場CM」の割合が 40%なのに対し、米国では14%、英国では6%、フランスでは0%だった。調査では、「クイズ番組に正解を言う前にCMを出したら皆怒ってリモコンをテレビに投げつけるだろう」という英国人の声も紹介された。
                   そう思う
山場CMは不愉快         86%
山場CM商品は買いたくない   34%
一段落CM商品は買いたくない  9%
http://blogs.yahoo.co.jp/kou_koumuranaka/18494928.html
『グーグルが日本を破壊する』 竹内一正著 PHP新書 (一部抜粋しています)
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番組のヤマ場がCMで中断される「ヤマ場CM」が、日本は欧米より格段に多い。日本は40%もあるが、米国14%、英国6%、フランスはゼロである。日本の視聴者は、ヤマ場CMに対して、70%以上が「イライラする」といったマイナス評価をしており、ヤマ場CMの商品は買いたくないと思っている。番組が一段落したときに放送する「一段落CM」の商品より3.8倍も「買いたくない」と答えている。
この調査では「クイズ番組の正解が出る前にCMが出たら、みんな怒ってリモコンをテレビに投げつける」という英国人や「CMが出てきて番組が中断されたら、みんな怒りだす」といったフランス人のコメントも紹介されていた。それに比べて自分の意見を言わない日本人はじつに辛抱強いといえよう。
調査を行なった榊氏は、「日本人は弱気の遺伝子を持っている」という表現を使って、興味深い分析を加えている。
「その弱気の遺伝子という表現は、民族の優劣を指しているのではなく、強い相手に対して弱気になりがちだということを意味している。大多数の日本人にとっては、強い相手に対して抵抗せず従うのが生きていく最善の方策であった」
「争い事を好まず、長いものには巻かれ、『和』を最も貴い価値とするこの文化は、この島が島国であり、この民族が農耕民族であるという地理的・経済的条件によるものである以前に、この民族の弱気の遺伝子がつくったと考えるのが妥当である」
話はさらに、現在のテレビに及ぶ。
「おとなしく文句を言わないのが日本人の姿。あり様である。支配者・政府・国家など強者、所謂『お上』に対して、『声を上げる』『抗議する』ことをせず、黙って従う方を選ぶ。テレビ局も『第4の権力』などと呼ばれ、一般の個々の日本人にとっては『お上』のようなもので、不快に思うことがあってもなかなか『声を上げる』ことをしない」
不満があっても、強いものに対しては声を上げない日本人の性質はインターネットの世界でも引き継がれている。匿名性を悪用し、ブログやSNSの場で不満を発散させようと、立場の弱い人に非難を浴びせてしまう態度がそうなのだろう。
考えてみると、江戸から明治、そして昭和の時代、お笑いや風刺は権力者を大いに批判し、大衆の不満を発散させるものだった。だが今日のお笑いは、批判の矛先を権力に向けない。弱い人たちを笑い物にするだけだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
山場CMで日本、アメリカ、イギリス、フランスとで随分差があるもんだ。
山場CMでじっと待つ日本人は辛抱強いということですか。
「辛抱強いXXXX人」をキーにして検索してみた。
●信号を待たないパリジャン
 日本人もドイツ人も似た感じがする
 ラテン系はあまり、辛抱強くないようだ。良し悪しは別にして。
●イギリス人と天気 英国ブリストル日記
 さすがにあのどしゃ降りの中を歩くとは。
●コラム>みんなのひろば>InfoRyoma レジは長蛇の列
 辛抱強いアメリカ人、自宅に帰らずにじっと耐えて待っている。
オバマ大統領の就任演説
 200万人もの人が集まり、寒い中何時間も立ってオバマ氏の希望に溢れる演説を期待していた人々。
●〜未来の幸せを祈りつつ〜 マナーの良い日本人
 香港のディズニーランドのマナーが悪いらしい。
辛抱強いというのも、物によりけりです。