じじぃの「2009年宇宙の旅」

産経新聞 2/14(土) 日々是宇宙 ISS長期滞在 (一部抜粋しています)
「マラソンのような非常に長丁場のフライト。体調をしっかり整え、宇宙で良い仕事ができるように頑張りたい」
宇宙飛行士の若田光一さん(45)が近く米スペースシャトルディスカバリー」に搭乗し国際宇宙ステーション(ISS)で約三ヵ月間の長期滞在を始める。日本人飛行士が宇宙で暮らす時代の幕開けだ。
高度約400キロを周回するISS。人類が宇宙に建設した最大の建造物だ。長期滞在は地上の暮らしを宇宙にどこまで持ち込めるかを検証する試みでもある。無重力の閉ざされた空間での生活には、どんな工夫や苦労が伴うのか。若田さんが過ごす「宇宙での日常」をのぞいてみよう。

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米露の大型衛星同士が宇宙で衝突…大量の宇宙ごみ発生 2月12日 YOMIURI ONLINE
日本時間11日未明、シベリア(ロシア)の上空約800キロ・メートルで、米露の人工衛星が衝突し、多数の破片が宇宙ごみとして散らばった。
米航空宇宙局(NASA)によると、衛星同士の衝突事故は、50年以上にわたる宇宙開発の歴史上初めて。NASAは、高度約400キロ・メートルを周回する国際宇宙ステーション(ISS)や、様々な衛星などへの影響を分析している。
衝突したのは、米イリジウム社が1997年に打ち上げて運用中だった衛星電話用の通信衛星と、ロシアが93年に打ち上げて運用を停止していた通信衛星イリジウム社は、人工衛星66基を運用して、世界デジタル衛星携帯電話サービスを展開している。AP通信によると、イ社衛星は560キロ・グラム、露衛星は1トン近い重さだった。
NASAジョンソン宇宙センター(テキサス州)で軌道上の破片監視を担当するニコラス・ジョンソン氏は、「過去の経験からして、大きな破片だけでも数百個、小さな破片はもっとあるだろう」と推測する。
宇宙ごみとなった破片の大半は、衝突した2衛星の軌道で雲のように集まって動いているが、一部はより高い軌道や低い軌道へも飛散しているとみられる。
ただ、若田光一飛行士が間もなく長期滞在に入るISSへの影響について、ジョンソン氏は「真っ先に分析したが、極端な危険はない。(若田飛行士をISSへ運ぶ)次のシャトルにも影響はないだろう」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090212-OYT1T00314.htm
どうでもいい、じじぃの日記。
2月12日に打ち上げ予定だった若田光一さん搭乗のディスカバリーがエンジントラブル等で、2月22日に打ち上げられることになった。
日本人としては初めての国際宇宙ステーション(ISS)への滞在になる。
若田さんはISSの日本実験棟「きぼう」の中で3ヵ月間ほど滞在し、滞在中は自らも実験台となり、無重力などの宇宙環境が心身に与える影響を調べる。また、尿を飲料水に再生する装置なども試し、将来の月や火星の有人探査に向けた検証を行う。
じじぃの年代は団塊世代と呼ばれ、定年退職で年金生活に入った世代だ。
子供の頃に手塚治の「鉄腕アトム」を読んで育った。鉄腕アトムには今の世界がほとんど描かれており、宇宙は身近な世界であった。
とはいえ、現実には宇宙は厳しい世界だ。先日、アメリカとロシアの衛星同士が宇宙で衝突し、大量の宇宙ごみ発生の記事があった。
小さな破片でも、秒速5キロ以上の超高速で周回しており、直径1センチのゴミでも人工衛星を貫通してしまうらしい。
若田さんが滞在するISSは地球の上空約400キロ・メートルで、この宇宙ごみは地球の上空約800キロ・メートルにあるのでISSとの衝突の可能性は低いらしいが・・・
宇宙から地球を見ると、人間自身が宇宙の中でちっぽけな存在に気がついて人生観が変わると言われている。地球そのものが一つの生命体に見えるらしい。
立花隆『宇宙からの帰還』に宇宙飛行士の中の何人か、宇宙から帰った後で宗教家になった人のことが書かれている。
Q.宇宙環境が人体や精神に与える影響にはどんな物がありますか。 出典:宇宙医学 (一部抜粋しています)
http://iss.jaxa.jp/med/index.html#2.
宇宙で安全に生活できるようになるまでには解決しなければならない問題がたくさんあります。それを医学的に可能にする学問が宇宙医学です。
宇宙における代表的な生体変化には以下のものがあります。
・心循環器への影響
・骨カルシウムへの影響
・筋肉への影響
宇宙酔い
・血液・免疫への影響
・宇宙放射線による影響
・閉鎖環境による精神心理面への影響
若田さんが自ら実験台になって、宇宙における人体の影響を調べてくれる。
この実験結果は日本人にとって貴重な財産になることだろう。
追記。
燃料系の弁の安全性を確認するのに時間をかけるため、打ち上げ予定が3月11日になったとのことです。