円高で見えてきたもの

9月15日にサブプライムローン問題などの影響で経営破たんしたリーマン・ブラザーズの事件から2ヵ月が経った。
世界的な金融危機で1929年来の大恐慌が再現しようとしている。
アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)などビッグ3が倒産の危機に直面している。
日本だけが一人勝ちの円高になっている。
円高で何が見えてきたか。
本物と偽物が見えてきたのでないか。
一人当たりGDPの高い北欧諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどが対ドル下落率が大きい。
日本は付加価値の高い製品を作っている。
スウェーデンなども同じようなイメージを持つが、それほど付加価値が無いのではないか。
オーストラリアなど農業だけでやって高い一人当たりGDPを維持するのも無理がある。
アメリカなどは工業製品などをほとんど中国などに作らせ、国内は空洞化している。
日本は資源がほとんど無い。
以前、テレビのNHKスペシャル東芝がウエスチングハウスを買収した後の現場を放送していた。
ある意味で小が大を呑み込むような合併のように見えた。
ローカルな会社がグローバルな会社を呑み込むような感じだった。
日本語というハンディがあっても、成し遂げたのだ。
今がチャンスなのだ。
未来を見据えた国家戦略、経営戦略が今ほど必要としている時はない。
と先の短いじじぃが言ってました。


【為替】対ドル主要16通貨の騰落率
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=a0PFwci4gZNI&refer=jp_us
対ドル騰落率
アメリカドルを0.0としたときの対ドル騰落率
通貨        2007/09/24  2008/11/01

                                                                      • -

日本円       0.59 →   1.65
メキシコペソ     0.34 →    0.60
ブラジルレアル    0.00 →    0.38
アメリカドル     0.00     0.00

                                                                      • -

台湾ドル      -0.01 →   -0.51
シンガポールドル  0.48 →   -1.41
韓国ウォン     0.33 →   -1.71
スイスフラン    0.41 →   -2.14
ノルウェークローネ 0.64 →  -2.55
イギリスポンド   0.62 →   -2.68
カナダドル     0.12 →   -2.76
南アフリカランド  0.81 →   -3.13
ニュージーランドドル 0.42 → -3.30
デンマーククローネ 0.48 →  -3.36
ユーロ        0.48 →   -3.37
スウェーデンクロナ 0.76 →  -3.52
オーストラリアドル  0.39 →  -3.74