じじぃの「科学・地球_362_気象の世界ハンドブック・気候温暖化の衝撃・陸の生物多様性が危機」

Biodiversity Crisis - Advocacy Video

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=x5Xs4DMqj44

Biodiversity loss breaching safe limits worldwide


熱帯雨林が伐採されアブラヤシ農園に


Biodiversity loss breaching safe limits worldwide

Natural History Museum
The loss of species diversity has reached unsafe levels across 58% of the world's land surface, according to a new assessment led by Museum scientists.
https://www.nhm.ac.uk/discover/news/2016/july/biodiversity-breaching-safe-limits-worldwide.html

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン, ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

気候温暖化の衝撃 より

2℃、3℃、4℃…、と予想される平均気温の上昇温度は、一般の目にはささやかに見えるのかもしれない。とくに、冬の北半球から夏の南半球に行く機会があり、30℃から40℃の高温差を実感できる人にとってはそうだろう。しかし、平均気温が2℃上昇――今世紀末に人類を待ち受けるもっとも楽観的な予想値――すれば、人間活動全体に大きな打撃をあたえるだろう。すでに記録された平均気温の上昇[IPCCの報告では1800-2012期で0.85℃上昇]でさえ、異常気象、氷の融解、海水面の上昇、人口移動、動・植物の消滅、病気の蔓延…などが起きている。

大気は確実に温暖化しており、この傾向が今後も長期にわたって継続するのは避けられないだろう。仮に、排出される二酸化炭素(わたしたちがますます多く排出しつづけている)の一部が、比較的速く大洋に吸収されるとしても、排出量の25パーセントは何千年にもわたって大気中に残るだろう。そうなるとわたしたちは、温暖化して、平均降雨量が変化する地球に住むすべを学ばなければならないだろう。

陸地の生物多様性が危機に瀕している?

気候変動は、あらゆる生物の生活リズム、繁殖、成長、生息環境、食糧資源に影響をおよぼしている。一部の種はそれで得をし、ほかは損し、なかには消滅いたるものもいる。しかし、生物種のすばやい環境適応能力についてはよく知られておらず、これもまた予測はむずかしいのである。

全体に加速する無秩序

気候変動は、生物多様性の浸食が急激に進むおもな原因ではないが、しかしその影響で人為的圧力が高まり、それがすでに生物種とそれぞれの生息環境におよんでいることが知られている。
猛暑や、長期にわたる厳しい干ばつ、そして気温上昇で、水辺の環境は大きく変わり、とくに気温上昇による酸素不足に適応できない種が被害を受けている。気温上昇はまた、生物季節学上の変化もひき起こしている。つまり気候の変化が、一部の動植物の周期的な生命現象に影響をあたえているのである。
植物では、発芽や開花の時期が以前より早まり、したがって植生のシーズンが長くなる。昆虫や鳥類でも、孵化が早くなり、渡り鳥が移動する日にちにもズレが出て、相互依存関係にある生物種にとって、時期が合わない大問題を引き起こす。

それにくわえて、人為的な圧力が生態系を苦しめている。これらすべてが種の適応能力をむしばむのである。というのもその土台となる2つの要因、遺伝子の多様性と、活発な遺伝子流動[ある集団の中または外への遺伝子の移動]が、生息環境の分断で不可能になるからだ。こうした個体群の出生率の低下と、死亡率が高まることが予想される。

多くの種の分布圏はすでに変わってしまった。鳥類では500種近くのケースがそうだ。たとえばフランスでは、もともと地中海地方にいる鳥類が近年に移動している。南フランスにいたアマサギはいまや北のピカルディー地方で巣をつくり、南ヨーロッパで繁殖していたヨーロッパハチクイはベルギーの国境まで北上した。また、さまざまな種(昆虫、植物、一部の鳥類)が、平原では北上し、山では標高を上げていっているのが確認されている。
将来的には、新しい環境に適応できない種は、移動するか消滅していくのだろう。そうして、ある地域の生物多様性は衰退し、ほかが豊かになって、生態系の豊かさと構成が変わっていき、食糧チェーンとしての被食者と捕食者、寄生者の分布を乱していくのだろう。
残念ながら現在の知識では、これらの変化の大きさを正確に見とおすことはまだ不可能である。

じじぃの「中国軍の新たな行動指針・台湾侵攻・ウクライナと類似?ワイドスクランブル」

【経済】「プーチン政権が崩壊すると困る」習近平はロシアを斬る?支える?中国はウクライナとも友好関係?新たな構想「発展途上国外交」を解説|#アベプラ《アベマで放送中》

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nHAnM9b-Ue0&t=17s

中国がカンボジアに海軍施設を密かに建設中


中国がカンボジアに海軍施設を密かに建設中 米メディア

2022年6月7日 Yahoo!ニュース
ワシントンポストは複数の西側政府関係者の話として、中国がカンボジア南部に密かに建設していた海軍施設がまもなく完成すると報じました。
この海軍施設はタイ湾に面したカンボジア軍のリアム海軍基地の隣に建設中で、大型艦艇の寄港が可能とみられています。
中国海軍にとってはアフリカのジブチに続く2つ目の海外の軍事拠点となります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d0979a5b847252090d14161ab1fb3d74216d9d9

プーチンの「特別軍事作戦」に倣い「非戦争軍事行動」を言いだした習近平主席

2022.6.15 近藤大介
中国共産党が言ういわゆる『非戦争軍事行動』はおそらく、『戦争前段階準備』もしくは『平時から戦時への転換』という中間の段階だ。もしも戦争を発動する時には、その行動をカバーするものとなり、続けて不可解な衝突を起こすだろう。
台湾は必ず警戒しないといけない。中国共産党は将来、おそらくは海上の船舶の衝突を利用して、『戦争前段階の準備』に入るだろう。台湾はこうした状況を、単純な漁業の事件と見てはならないのだ」
いずれにしても、ウクライナ危機が台湾危機にどう影響していくのか、注視していく必要がある。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70577?page=4

大下容子ワイド!スクランブル

2022年6月20日 テレビ朝日
【司会】大下容子佐々木亮太 【コメンテーター】増田ユリヤ(ジャーナリスト)、瀬尾傑(スローニュース株式会社代表取締役) 【解説】近藤大介(評論家)

NEWSドリル ウクライナ侵攻と類似? 中国軍の新たな行動指針

●支援・経済強化へ建設ラッシュ・カンボジアで進む“中国化”
東南アジアでも中国の影響は大きくなっている。
特に注目されているのが、一帯一路の重要国であるカンボジア
今国全体で「中国化」ともいえる現象が加速しているという。

中国が東南アジアに新たな拠点を作ろうとしているのではないかと言われている。
カンボジア親中派とも呼ばれるほど中国とも関係が深い。カンボジアの外国からの直接投資を見てみると、全体の約9割が中国企業からの投資で、日本の約14倍になる。
シアヌークビル経済特区は一帯一路構想のモデル事業に認定されている。
ワシントン・ポストは6日、中国がひそかに自国軍専用の海軍施設をカンボジアに建設していると西側当局が証言していると報じた。
カンボジアのフン・セン首相は、カンボジアは自国の領土に外国軍の存在を必要としないと演説した。
近藤大介、「フン・セン首相は父が中国から来て、自分は中国と一体なのだと話したことがある。カンボジアの発展も中国のおかげだと考えている。有事の際に中国軍がカンボジアに出てくる可能性は十分にある」

中国は安全保障上マラッカ海峡が重要な拠点だと考えていて、ASEANおよび南シナ海を中国の経済的・軍事的な勢力圏内に置きたい野心がある。ASEANのうち中国の味方をする国は、カンボジアラオスミャンマーの3ヵ国があり、いろいろな国が問題を抱えていて民主化している国はあまりないため、中国が入っていく余地を残している。

先月から王毅外相は南太平洋の国々を歴訪した。こうした中国の動きに対して、西側諸国は新たな枠組みを作るのではとみられる。
国家安全保障会議NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は日本やオーストラリア、イギリス、フランスなどとともに新たな枠組みを立ち上げると明言した。
これとは別に、NATO首脳会議の際に、NATOのアジア太平洋パートナーである日本やオーストラリアなど4ヵ国首脳会議の開催が検討されている。中国では解放軍の発言権が強くなってくるため、ますます軍事拡張につながる動きを見せてくるとみられる。
近藤大介、「日本は防衛費を倍増すると言われているが、それによってますます中国の反発を招いて摩擦が生じてしまうため、メリットとデメリットを考えながら動くべきだ。日本は安全保障と経済をできるだけ切り離してずるく立ち回ることも必要」

ウクライナ侵攻と類似? 中国軍の新たな行動指針
新華社通信によると習近平国家主席が「軍隊非戦争軍事行動綱要」に署名。
15日から施行されている。
6章59条からなるもので、詳細は公開されていない。

中国は台湾にいつ侵攻するか?

近藤大介、「中国では今年の秋、5年に一度の中国共産党大会が開かれる。習近平は台湾侵攻を掲げて1、2期を務めたが、まだ成し遂げていない。3期目に念願の台湾侵攻をやるつもりだ。そのためロシアのウクライナ侵攻の行方を注視している。初めは直接台湾本土を攻めるのではなく、台湾領土の小島を狙いにくるのではないか」
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/

じじぃの「科学・地球_361_気象の世界ハンドブック・気候温暖化の衝撃・暴風雨・熱波」

Aerial view shows damage caused by tornadoes, severe storms that killed dozens in multiple US states

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_KIK36lX8eA

2050年までに洪水に襲われやすい主な都市


MAP: Global Flood Damage Could Exceed $1 Trillion Annually by 2050

AUGUST 18, 2013 Mother Jones
As climate change intensifies, one of the most surefire threats we’re bound to face is increased flooding of coastal cities brought on by sea level rise.
https://www.motherjones.com/environment/2013/08/map-top-cities-billion-dollar-floods/

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン, ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

気候温暖化の衝撃 より

2℃、3℃、4℃…、と予想される平均気温の上昇温度は、一般の目にはささやかに見えるのかもしれない。とくに、冬の北半球から夏の南半球に行く機会があり、30℃から40℃の高温差を実感できる人にとってはそうだろう。しかし、平均気温が2℃上昇――今世紀末に人類を待ち受けるもっとも楽観的な予想値――すれば、人間活動全体に大きな打撃をあたえるだろう。すでに記録された平均気温の上昇[IPCCの報告では1800-2012期で0.85℃上昇]でさえ、異常気象、氷の融解、海水面の上昇、人口移動、動・植物の消滅、病気の蔓延…などが起きている。

大気は確実に温暖化しており、この傾向が今後も長期にわたって継続するのは避けられないだろう。仮に、排出される二酸化炭素(わたしたちがますます多く排出しつづけている)の一部が、比較的速く大洋に吸収されるとしても、排出量の25パーセントは何千年にもわたって大気中に残るだろう。そうなるとわたしたちは、温暖化して、平均降雨量が変化する地球に住むすべを学ばなければならないだろう。

暴風雨・熱波、その他の異常気象

どの大陸も、増加するいっぽうの異常気象からまぬがれてはいない。ヨーロッパの大西洋沿岸を襲う暴風雨、カリブ海やインド洋、太平洋のサイクロン、中国やブラジル、アメリカ、アフリカでの想定外の干ばつ、ロシアの猛暑、バングラデシュの記録的な暴雨…。ここ20年間の気候の変化は、異常気象がかつてなく持続し、広範囲に、激しさを増して、頻発することで特徴づけられている。

地理的なかたより

暴風雨や干ばつは自然現象なのだが、それが人為的な圧力の強い状況で発生し、くりかえされとなると問題である。
樹木の年輪や堆積物(海底、氷河、大陸)の分析でわかるのは、現在のような厳しい悪天候は過去にもあったということだ。地球の歴史には、沿岸一帯を水没させたハリケーン・シンシア[2010年3月]なみの暴風雨や、地域全体を餓死させた干ばつは何度もあった。
たとえば、2万年前にはじまった最終退氷期では、地球の平均気温は5℃上昇し、海水面は120メートルも上昇した。しかし、この気候変動は1万年という長期にわたるものだった。ところが現在、わたしたちはわずか1世紀で平均気温が0.74℃上昇したのを確認している。心配なのは、この短い時間的スパンでの急激な変化だ。わたしたちの気候はより暑くなり、それとともに大気中の水分が増える方向へと向かっている。この水分は、いわゆる異常気象のもととなるものだ。異常に高い気温が維持されると、人類の大量殺人がひき起こされる可能性がある。
2003年8月のフランスの猛暑では、3週間で予想を超える1万5000人が亡くなった。想定死亡率を55パーセントも超過するものだった。それ以上暑くなると犠牲者が出る気温の上限閾は、地域の気候に人がどこまで順応できるかに左右される。たとえばベルギーでは気温が27.5℃以上になると死者の数が一挙に増えるのに対し、スペインのアンダルシア地方では警戒気温が41℃に設定されている。ちなみに、体力が回復できるかどうかは、夜間の最低気温が決め手となる。

じじぃの「トランプ信者・神によって選ばれた大統領?トランプ信者 潜入一年」

Does Jesus love Donald Trump?


Does Jesus love Donald Trump? Bizarre vision goes viral

01/23/17
"My prayer is that Jesus Christ will guide Mr Donald J. Trump as President and that he teaches him about the Armor of God and what it means because he is going to need it," said Facebook user Viva President Trump, who appears to be the source of the image posted on 20 January.
https://www.ibtimes.co.uk/does-jesus-love-donald-trump-bizarre-vision-goes-viral-1602597

『トランプ信者 潜入一年 私の目の前で民主主義が死んだ』

横田増生/著 小学館 2022年発行

第9章 勝利を信じて疑わない“トランプ信者”の誕生 より

防弾チョッキとガスマスク

バイデン当確を知るとすぐに私は、ミシガン州議会議事堂前に向かった。
選挙後のごたごたに備え、私は選挙前日までに、地元のガンショップで防弾チョッキを買い、アマゾンからヘルメットとガスマスクを手に入れていた。トランプが負けた場合、暴力的な事件が起こるのでは、という複数の記事を読んだからだ。また、6月にミネアポリスの街を、肝を冷やしながら歩いた経験から、備えあれば憂いなしということが身に染めて分かったからだ。
この日、生まれて初めて身につける防弾チョッキには、たしかな重みがあった。
州議会議事堂前に着くと、すでに数多くの星条旗や「トランプ 2020」の旗がはためき、「不正な郵便投票の集計をやめろ」や「合法的な投票だけを数えろ」などの手書きのポスターがあふれていた。
バイデンが当選確実になったという事実に納得しない”トランプ信者”が、約200人近く集まっていた。この日から数日、私は、”トランプ信者”が集う州議会議事堂前に通うことになる。
この集会の発起人の1人であるアダム・ハイロカー(39)は、選挙当夜の午後10時から翌朝午前5時まで、デトロイトの開票センターに選挙監視人として詰めていた。投票の違法性を指摘できる役割を持っていた。
ミシガン州で3日の夜、開票が始まった時、トランプが圧倒的に有利だっただろう。それが、午前3時前後に、投票所のガラスに板を張り付けて内部を見られないようにしたんだ。その直後、出所不明の多数の投票箱が運び込まれた。箱に入っていた13万票のすべてがバイデンへの投票だったんだ。この選挙が盗まれたことは確かなんだ」

神によって選ばれた大統領

すでに開場時間をすぎているため、入場する人びとは、どんどん前に進んでいく。それを追いかけるように取材していた私は、列の最後の方に並んでいる人に声をかけ、入場のためのセキュリティーチェックの門の前まで来ると、また最後まで引き返して話を聞くという作業を続けていた。
前章で触れたエポック・タイムズ紙を配る中国系の人たちに出くわしたのはこの時のことだ。
歩きながらノートを取るのはつらい。歩いていない人から話を聞きたいものだ、と思って周りを見渡すと、
「神はわれわれとともにいる」
「不正のない選挙は重要だ」
と書いたプラカードを掲げている男性を見つけた。彼が立っている後ろの金網には、「銃+トランプ」と書かれた星条旗が括り付けてあった。
エド・ウィルソン(61)は、フロリダ州から車で2時間かけてやってきた。地元で建築の請負業を営んでいる。
「トランプの再選を認めないということは、神に背くことになる。トランプを支えることは、聖書の教えを支持しているということだ」
のっけから神が出てきたよ。大仰だな、と思っていると、
「神は何でもお見通しだ。旧約聖書エレミヤ書に、神は、われわれを子宮の中で作る前から、われわれのことを知っている、という言葉があるように、人間は全知全能の神の前にひれ伏すことが必要なんだ」

――それは、トランプを支持することは、神を信じることと同じだ、という意味ですか。

「そうじゃないよ。神はトランプとは別次元の崇高な存在だ。ただ、トランプは神によって、聖油を注がれたんだ」

――聖油とは?

「神が聖なる人を選ぶために、聖なる油を頭から注ぐことさ。トランプは、神によって選ばれた大統領なんだよ」

――それは、どういう宗派の教えなのですか。

「私はプロテスタントだけれど、どこの宗派にも属していない教会に通っている」
私の頭の中に疑問符が飛んでいることを感じ取ったウィルソンは、携帯電話を取り出し、1枚の画像を見せてくれた。
そこには、星条旗を背景にして、椅子に座ったトランプの後ろに、キリストらしき男性が立ち、トランプの両肩に手を乗せていた。初めて見るコラージュのような画面に一層戸惑っていると、ウィルソンはこう言った。
「今話したことを画像にすると、こういうことになる。アメリカという国で、神の御子(みこ)であるイエス・キリストが、トランプの後ろ盾になっている。アメリカは神のよって成り立っているのあって、政府によって成り立っているわけじゃないんだ」

――あなたの後ろに掲げている「銃+トランプ」という旗にはどのような意味があるのですか。

「不正選挙を覆す権限は、連邦最高裁判所や州の州務長官、連邦議会などにある。けれど、どこもその役割を果たさないとなれば、銃を取って立ち上がるしかないという意味だ。内戦も辞さない覚悟がある」
ミシガン州議会議事堂前でも聞いた内戦論は理解できたが、キリスト教絡みの話は、キツネにつまされた感じで、正直、よく分からなかった。

妄想と事実の区別

大統領専用機が空港に到着したのは、7時過ぎのこと。タラップからトランプが降りてくるのが見えた。
    ・
たしかに、トランプが16年を上回る得票をするとは、トランプ陣営の選挙参謀でも予想しなかっただろう。しかし選挙には相手がある。ジョー・バイデンが8100万票以上を獲得しているので、トランプは選挙で負けたのだ。
なぜトランプがこの簡単で明白な事実を理解できないのかは、だれにも分からない。
自分が勝ったはずなのに負けたのはなぜだ、とトランプが考えた時、その理由として不正選挙があったという陰謀論がしっくりきた。それで、陰謀論にのめり込み、妄想と事実との区別がつかなくなったというのが私の読みである。
各州が選挙人を集め投票するまでに、時間がないと悟ったトランプは、照準を次に移しながら、ワシントンDCへの帰途についた。
最終章では、アメリカの民主主義を危機に陥れた1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件から、厳戒態勢の中で行われたジョー・バイデンの就任式までを描く。

じじぃの「科学・地球_360_気象の世界ハンドブック・人間による要因・化石燃料(CO2)」

CO2 Emissions by Country - 1850/2020

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YUi31_ZrHTE

国別でみる住民1人あたりの二酸化炭素排出量


Where in the world do people emit the most CO2?

October 04, 2019 Our World in Data
The world’s largest per capita CO2 emitters are the major oil producing countries; this is particularly true for those with relatively low population size. Most are in the Middle East: In 2017 Qatar had the highest emissions at 49 tonnes (t) per person, followed by Trinidad and Tobago (30t); Kuwait (25t); United Arab Emirates (25t); Brunei (24t); Bahrain (23t) and Saudi Arabia (19t).
However, many of the major oil producers have a relatively small population meaning their total annual emissions are low. More populous countries with some of the highest per capita emissions - and therefore high total emissions - are the United States, Australia, and Canada. Australia has an average per capita footprint of 17 tonnes, followed by the US at 16.2 tonnes, and Canada at 15.6 tonnes.
https://ourworldindata.org/per-capita-co2

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン, ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

人間が気候を妨害するとき より

1979年、気候にかんする初の国際会議で開かれて以降、世界中の気候学者が地球の気候の安定のために動員されている。1990年と1995年、2001年、2007年、2014年までの5回、気候変動に関する政府間パネルIPCC)によって発表された気候の評価報告書作成には、国際的な科学者3000人近くが参加、つねにより正確に事実を確認している。気候システムへの人間の影響は明確だ。2021年に予定されている第6次評価報告者でも、それが再評価されるだけだろう。

いっぽう、1000年単位の気候のゆれや変動を口実に反論している気候温暖化の懐疑派は、その言説を引っこめるしかなさそうだ。IPCCの第5次評価報告者では、大洋や大気が受けとって保存したエネルギーの増加において、自然の要因がほとんどかかわっていないことが明らかになっている。現在の地球のエネルギー均衡の変化は、人的活動の結果であり、おもに、二酸化炭素を排出する化石エネルギーが原因なのである。

わたしたちの知的レベルはいま、その原因を特定し、解決法を策定するまでに達している。あとは知性と意志を結集し、状況からいって避けて通れない、環境を配慮したエネルギーの移行を働きかけるだけなのである。

化石燃料に由来する二酸化炭素の放出

産業革命以降、人間はいわゆる化石燃料(石炭と、つづいて石油、天然ガス)を使用する活動によって、大気中の二酸化炭素放出を継続して高めてきた。これら人的活動による放出は自然の温室効果を高め、その影響が追加されて気候を変えるまでになっている。

二酸化炭素が記録的に上昇

化石燃料は、光合成によってつくられた有機物が何億年ものあいだに蓄積してきた炭素を主要構成物としている。炭素は生物や土壌有機物[動植物の残留物や微生物細胞、その分解物など]に貯蔵されているのだが、しかし海洋にも溶解しており、もちろん化石燃料の鉱脈にも貯蔵されている。そして化石資源を燃焼すると、この炭素は二酸化炭素に変わる。
極地の氷に閉じ込められた気泡のおかげで、科学者たちは大気中の二酸化炭素濃度を、1750年から現在まで比較することができた。それによると濃度は1750年(産業革命のはじまり)の280ppmから、2015年には400ppmとなり、40パーセント以上も増大していた。この変化の時間的な範囲を見定めるために、IPCCの専門家が強調するのは、最後の氷期の終わりに二酸化炭素濃度が80ppm上昇するのに、5000年以上の期間が必要だったことだ。産業革命以前の100万年間は、二酸化炭素濃度は270ppmかそれ以下だった。

最大の放出国――数字の問題

人的活動による二酸化炭素の排出量を国別にならべると、トップが中国(年に約100億トン)で、ついでアメリカ(52億トン)、欧州連合(46億トン)、インド(24億トン)、ロシア(18億トン)、そして日本(12億トン)と続く。

しかし、排出量を住民数、つまり1人あたりのトンで見てみると、もっとも排出しているのはカタールの40.4トンで、アメリカ(16.5トン)とともに意識が非常に低く、ヨーロッパ(9.1トン)や、中国(6.2トン)、フランス(5.7トン)、チリ(4.2トン)、アフガニスタン(0.2トン)、そしてレソト(0.01トン)を大きく引き離している[なお、日本は約9.2トンである]。

最初の国別アプローチは、温室効果ガス排出削減の国際的議論の基盤となっている。2番目の1人あたりの排出量で明らかなのは、人が生活様式を変える覚悟をすれば、気候温暖化を抑制できるということだ。
ところで19世紀の終わり、大気中の二酸化炭素は約8600億トンだった。1950年、化石エネルギーの燃焼によって追加で排出された二酸化炭素は年に55億トン、1970年は165億トン、1990年は234億トン、そして現在は290億トン以上になっている。排出される炭素の約半分は海洋(4分の1)と、植物や大地(4分の1)といった自然の井戸に吸収され、残りの半分は大気中に蓄積される。
現在、この追加の排出量をすくなくとも半分に削減することが必要不可欠とされている。それが今世紀末までにゼロに向かわせるための最初の段階だろう。

じじぃの「バイデンがアリゾナで勝利・ウソだろう!トランプ信者 潜入一年」

How Trump Reacted to Fox News Calling Arizona for Biden

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=AqP4223ArZg


Joe Biden projected to win Arizona, first time Democrat has won state in decades

Nov 13, 2020 WGN-TV
With 99% of the expected vote reporting, Biden has 1,668,684 and President Donald Trump has 1,657,250. That’s a big shift for the state which has long been a Republican stronghold.
It is the first time a Democrat has won Arizona in decades.
https://wgntv.com/news/joe-biden-projected-to-win-arizona-first-time-democrat-has-won-state-in-decades/

『トランプ信者 潜入一年 私の目の前で民主主義が死んだ』

横田増生/著 小学館 2022年発行

第8章 「共和党選挙ボランティア」 潜入記(後編) より

ミシガン共和党での戸別訪問が再開されるのは6月中旬のことだった。
私は戸別訪問を再開した初日、再びトランプの赤い帽子を被り、選挙用アプリが入ったスマートフォンを片手に歩き始めた。
季節はすっかり夏となり、気温も20℃を超え、強い日差しがミシガン州都ランシングの郊外の路面に反射していた。
トランプ大統領新型コロナウイルスへの対応で)国家非常事態宣言が出てから3ヵ月近くたつと、戸別訪問で聞く有権者の声に変化が表れ始めた。一定数の熱狂的なトランプ支持者は依然として残っている。しかし、共和党支持者だがトランプには投票しない、という声が目立つようになってきた。

ことごとく論破してくる

多くの民主党支持者は、ミシガン共和党のボランティアを無視するか、軽くあしらうかに終わるのだが、中には本気で議論を仕掛けてくる人たちもいる。
ある人は、どうしてトランプなんかを支援できるのかと訝(いぶか)り、またある人は、私がトランプを支持する理由をことごとく論破しようとしてくる。
赤字で米陸軍士官学校の通称である「ウエストポイント」の文字が入ったTシャツを着ていたニコラス(43)は4、5歳の娘と庭で遊んでいた。陸軍の退役軍人で、アフガニスタンでの戦争に1年間従軍した経験があるという。
「投票するのはバイデンだけれど、民主党ではなく無党派だよ。どうしてトランプに投票しないかだって? それはこっちが訊きたいよ。なんで、あんたはトランプなんかを応援しているんだい。新型コロナ以前の経済の状況がよかったって? そんなの新型コロナで全部吹っ飛んだじゃないか。社会主義を掲げる政党では、アメリカのためにならないって? バイデンは社会主義者なんかじゃないよ。民主党じゃないか。
 だいたい、トランプには、大統領に必要な社会的弱者に対する共感が欠落しているんだ。ジョージ・フロイドが殺された時だって、悔やみの言葉を述べるでもなく、デモ隊に対して軍隊を送り込もうとしただろう。退役軍人のオレからすると、本当に心が痛むよ。軍人が忠誠を誓うのは合衆国憲法に対してであって、大統領個人じゃない。それをトランプは履き違えて、大統領なら自分の好きなように軍隊を動かせると思っているのさ。
 トランプが、退役軍人の病院の仕組みを立て直しただって? そんなのウソだよ。退役軍人の病院運営を立て直したのはオバマで、トランプがやろうとしているのは、その病院経営を営利企業に丸投げしようとしているだけだ。公共性の高い病院経営でさえ民間企業に委託しようとする。共和党新自由主義的な路線を踏襲しているだけさ。
 それはそうと、トランプが、ロシアがアフガニスタンに駐留するアメリカ兵の首に懸賞金を掛けたのを見過ごした件について、あんたはどう思うんだ。ニューヨーク・タイムズ紙が書いただけで、まだ証明されていないって言うのかい。いいや、そんな戯言(たわごと)はオレには通用しない。オレの仲間は、まだアフガニスタンに残って戦っているんだ。仲間を見殺しにするヤツに投票なんてできないな」
何時間でも話に付き合ってやるかたまた来いよ、というニコラスの名前を検索すると、娘と一緒に写った写真をアイコンにしたツイッターのアカウントが出てきた。自己紹介欄に、退役軍人、エンジニア、パートタイムの政治オタクと書いてあった。

落胆の声

ダグ(細身の20代後半の男性)を相手にボランティアの苦労話などをしていると、ミシガン共和党の共同議長を務めるテリー・ボウマンという50代後半の男性が私たちのテーブルに来て、こう語った。
「うちのオヤジは南部の出身で、中学を卒業するとすぐに、ミシガンの自動車工場で働きだしたんだよ。もちろん組合員で、民主党員だった。そのオヤジが16年になって初めて、共和党の大統領候補に投票したのがトランプだったんだ。それを見て、トランプはうちのオヤジを宗旨替えさせるぐらいすごいんだ、と実感したんだ」
なるほど、ミシガン共和党のお偉いさんか。
ならば、戸別訪問をしている時、最も多かった有権者の声を伝えてみようと思った。
それはトランプにツイッターを止めさせるべきだ、というものだった。民主党支持者はもちろんのこと、共和党支持者の多くもトランプのツイッターでの個人攻撃や放言三昧にうんざりしていた。
私の発言に対し、ボウマンはこう答えた。
「トランプ陣営の最大の作戦は、トランプに自由に伸び伸びやらせることだったんだよ。ツイッターだって、反発する人もいるかもしれないけれど、トランプの強みは、だれからも何の制限も受けないときに発揮されるんだ。なんせ、トランプは自分を売り込む天才なんだから、それを殺してしまっては意味がないだろう」
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事態が大きく動いたのは11時20分。バイデンがアリゾナを取る見込みだ、とFOXニュースが速報を打ったときだ。
男性のキャスターは、「これは大きなできごとです。FOXニュースの(選挙結果を判定する)ディシジョン・デスクがジョー・バイデンアリゾナで勝利したと判定を下しました。バイデンのアリゾナ勝利は、大統領選における勝ち負けの計算を大きく変えることになります」と興奮を抑えて語った。
その瞬間、会場からは大きな落胆の声が上がった。
「ウソだろう!」
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3日深夜の時点では、激戦州のミシガン州でもペンシルベニア州でもウィスコンシン州でも、トランプの得票数が、バイデンを上回っていた。開票当夜はトランプが優勢に見えた。バイデンの猛追が始まるのは翌朝以降のこと。
私は、バイデンがアリゾナを取るだろうとFOXが伝えた時点で、長丁場の開票速報に気くたびれがして、会場を後にした。

じじぃの「科学・地球_359_気象の世界ハンドブック・人間による要因・温室効果」

What Is the Greenhouse Effect?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SN5-DnOHQmE


Balloon Or Bust Exploring Climate Change and Greenhouse Gas.

ppt download
https://slideplayer.com/slide/4286773/

『地図とデータで見る気象の世界ハンドブック』

フランソワ=マリー・ブレオン, ジル・リュノー/著、鳥取絹子/訳 原書房 2019年発行

人間が気候を妨害するとき より

1979年、気候にかんする初の国際会議で開かれて以降、世界中の気候学者が地球の気候の安定のために動員されている。1990年と1995年、2001年、2007年、2014年までの5回、気候変動に関する政府間パネルIPCC)によって発表された気候の評価報告書作成には、国際的な科学者3000人近くが参加、つねにより正確に事実を確認している。気候システムへの人間の影響は明確だ。2021年に予定されている第6次評価報告者でも、それが再評価されるだけだろう。

いっぽう、1000年単位の気候のゆれや変動を口実に反論している気候温暖化の懐疑派は、その言説を引っこめるしかなさそうだ。IPCCの第5次評価報告者では、大洋や大気が受けとって保存したエネルギーの増加において、自然の要因がほとんどかかわっていないことが明らかになっている。現在の地球のエネルギー均衡の変化は、人的活動の結果であり、おもに、二酸化炭素を排出する化石エネルギーが原因なのである。

わたしたちの知的レベルはいま、その原因を特定し、解決法を策定するまでに達している。あとは知性と意志を結集し、状況からいって避けて通れない、環境を配慮したエネルギーの移行を働きかけるだけなのである。

地球上の生命が進化し、現在のように維持されているのは、大気のおかげせある。さまざまな気体で構成される大気は、温室のような働きをしており、その温度は内部と外部のエネルギー交換で決まってくる。

温室効果ガスとはなにか?

大気とは、地球をとり囲む気体と水(水蒸気)をふくむ雲の薄い層のことである。生命に必要な酸素と水をもたらしてくれるうえ、地球上の許容可能な温度を維持しているのも大気である。実際、もし大気がなければ、地球の気温は現実の温度よりかなり低く(平均でマイナス18℃ぐらい)なるだろう。
わたしたちにとって適度な気温は、温室効果の成果である。晴れた空気(雲がない)は、太陽光線をほぼそのまま透過させ、地表は温まる。いっぽう、地表と雲は、この太陽光線の一部を宇宙に送り返し、残りは吸収されて、地面と大洋を温める。地表から放出される赤外線も、一部は大気に吸収され、大気はその赤外線を地面と宇宙に送り返している。したがって、大気は地球のカバー役をになっていることになる。しかし、大気の99パーセント――酸素と窒素で構成――はじつは温室効果とは関係なく、おもにこの効果を生み出すのは、自然または人的に発生するごく少量の気体なのである。

温室効果ガス

自然由来の温室効果ガスガス(GHG)でおもなものは、水蒸気(H2O)と、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、オゾン(O3)などである。これらのGHGは、地球上に人間が出現する前から存在していたのだが、しかしその濃度は、人的活動によって根底から変化した(水H2Oを除く)。
水蒸気。
GHGのなかで、もっとも大気中に拡散しているのは水蒸気(H2O)である。対流圏(高度0から約10キロメートルのあいだ)全体の約2パーセントにあたり、自然の温室効果の約60パーセントをになっている。その次が雲で、地表の熱を引き止め、温室効果では17パーセント、残りはほかのGHGの作用だ。水蒸気で重要な特徴は、濃度が気温に左右されることで、放出される水蒸気量とほぼ関係がないということだ。追加で増えた水蒸気はすべて、液化または降雨によって排出されるからだ。したがって、人間が放出する水蒸気は、その濃度にさしたる影響をあたえず、つまり、温室効果にも関係がないということになる。
対して、気温が上昇すると水蒸気の濃度が高くなり、温室効果も高まって、気温はさらに高くなる。一般にいわれているのは、水蒸気は気候に正のフィードバック[温室効果を増幅する]をもたらすということだ。
二酸化炭素
一般に炭酸ガスと呼ばれる二酸化炭素(CO2)は、もう1つの重要な自然由来のGHGである。大気と大洋、植物は毎年、数千億トンという、きわめて大量の二酸化炭素を交換している。これらの交換の原動力となっているのが植物の光合成で、大気中の二酸化炭素を回収し、いっぽう植物体の分解過程では二酸化炭素を大気中に放出している。過去100万年間、そして産業革命前までの二酸化炭素濃度は、170から270ppm(百万分率=空気中の100万個の分子に対するガスの分子数)のあいだで変化していた。ところが二酸化炭素を人間が放出するようになったことで現在、その濃度は400ppm近くになっている。この上昇こそが、人的活動によって追加された温室効果のおもな原因だ。それが理由で、科学者は温室効果ガスの「地球温暖化係数」(GWP)の基準値に二酸化炭素(係数1)を選んでいる。たとえば、このガスのGWPは二酸化炭素のGWPのX倍という言い方である。GWPがあらわすのは、あるガスの赤外線の吸収能力と、大気中に残る時間を、二酸化炭素と比べた数字である。
メタン。
自然由来でメタン(CH4)がもっとも多く存在するのは沼地である(78パーセント)。水に浸ったこの区域は、有機物質の分解によって、嫌気性のメタン生成菌やメタンを分解する微生物が増殖しやすい。その代表ともいえるのが白アリ[体内にメタン菌を共生させる]で、セルロースを消化して、自然のメタンの12パーセントも発生させている!さらに、沿岸部の海底にある体積層もまたメタンを放出している。このガスは、大気中での寿命が約12年で、そのあと化学反応によって…二酸化炭素に変化する。また、とくに赤外線を吸収する力では、100年間の計算で二酸化炭素の23倍もあり、気候変動に拍車をかける一因となっている。農業(稲作、牛の飼育など)は大量のメタンを放出する活動で、また化石燃料の採掘のさいもメタンは流出する。これら人的活動による追加放出により、大気中のメタン濃度は200年でほぼ3倍になっている。